モンスティエール、カベルネ・ソーヴィニヨン、2014年。
サクラ・アワード2015の金賞受賞と言うことで買ってみたワインだ。
正式な名称は、”サクラ・ジャパン・ウイメンズ・ワイン・アワーズ、2015”。
女性が選んだ優良ワインなのだ。
調べてみると2015年は29ヶ国、2,904アイテムがブラインド・テイスティングで審査され、ダブル・ゴールド165、ゴールド577、シルバー481が選ばれている。
全体の42%が受賞しており、特にゴールドの受賞率は20%。
普通は金、銀、銅だが、ここでは特金、金、銀と称されているので、普通のコンクールで言えばこの金賞は銀賞に相当するのだろう。
初めてのワインなので、サクラ・アワードのH.P.で調べてみると、産地はシャンパーニュとなっている。
そんなはずはないとエントリー・リストで調べると、このワインだけ産地が空欄になっている。
そこで輸入元の㈱オーバーシーズのH.P.で調べようとしたが、何とモンスティエールは掲載されていない。
恐らくラングドック・ルーションのワインだと思うのだが、何とも不思議なワインである。
エチケットの上のシールには、英語で”プレミアム・セレクション”、”ゴールド・セレクション”と書かれている。
そしてネックには、サクラ・アワード2015の金賞受賞のシールが貼られている。
このサクラ・マークのシールは目立つので、私のようにこれに釣られて購入する人も多いのだろう。
色合いは薄めのガーネット。
ミディアム・ボディのカベルネといった色合いだ。
プラム、カシス、ブラックベリー等の黒い果実のニュアンス。
チャコールも感じる。
酸味があり、タンニンも充分に強い。
熟成感は強く無く、余韻も短い。
サクラ・アワードで金賞を付けるだけあって、この価格帯にしてはしっかりした出来だ。
不思議で美味しい、今夜も楽しいお家ワインでした。