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Channel: ワインは素敵な恋の道しるべ
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オーベルジュ・オー・ミラドー、元箱根 5

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箱根の『オーベルジュ・オー・ミラドー』で彼女と過ごす楽しい一日の続き。

素敵なフレンチの夕食を終えパヴィヨン・ミラドーの部屋に戻ると、休む暇もなく温泉へ出かける。

温泉があるのはお隣のコロニアル・ミラドー。

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昼間はエキゾチックな雰囲気だと思った場所が、夜になるとインディアナ・ジョーンズの世界に早変わり。

門は魔宮の入り口に見えるし、門をくぐると妖しげな像たちが暗闇に潜む。

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この暗い道を歩かないと、温泉に辿り着けないのだ。

考えてみると、今夜はレストランもホテルも温泉も私たちの貸し切り状態。

ということは、夜になってしまうと私たち以外に人は居ないということ。

温泉のあるコロニアル・ミラドーは温泉を除き今日は閉館しているので、人は全く居ないはずだ。

「ね、怖いでしょ。僕から離れないで」と私。

「うぅん、とっても素敵でワクワクしちゃう」と彼女。

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仏頭には微かに照明が当てられ、暗闇に仏陀の顔が妖しく浮かぶ。

彼女を少し怖がらせようと思ったが、全く意に介していないようだ。

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ようやく温泉の入り口に着く。

ここは昼も夜も薄暗く、香の香りが漂う。

一番奥の部屋では、バリ島風のスパを楽しむこともできる。

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この部屋には、いくつかの石像が置かれている。

インド中東部、オディッシャ州のブバネーシュワル辺りでよく見かけた石像とそっくりだ。

ブバネーシュワルの石像も、豊かな肉体を持つ女性の像で、水瓶や楽器を持っているものが多い。










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子供を抱いた像も多かった。

水瓶は豊かな実りを表し、豊満な肉体や子供、そして楽器は国の繁栄を表しているのだろう。

こちらの像はよくわからないが、楽器をもっているのではないかと思う。









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おや、この像はガネーシャのようだ。

像の頭を持つヒンドゥーの商業の神様である。

でもよく見るとちょっと違っている。

ガネーシャはほとんどが座像だが、これは立像。

手が4本あり片方の牙が折れているが、これは手が2本で牙もあるのかないのかよくわからない。




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広い湯船を独り占めできるのは気持ちが良い。

でも、外は暗くて何も見えない。

外からは明るい室内は良く見えるのだと思うと、あまり気持ちは良くない。

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一夜明けた翌日の朝。

雨が降っているが、芦ノ湖は見える。

朝食前にひと風呂浴びることにする。

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朝の温泉。

朝はあまり強くない彼女も早起きし、温泉に付き合ってくれる。

外が良く見えるので、やはり明るい時間に入る方が気持ちが良い。

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部屋に戻ると、ルーム・サービスで朝食を楽しむ。

バルコニーで食べたかったが、今朝は雨。

籠いっぱいに盛られたパンは、パティシエが早起きして作ってくれた焼き立て。

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温かい蕪のスープが美味い。

フレッシュ・グレープフルーツ・ジュースに舌も胃も喜ぶ。

キウイも好物。

実家の庭にはキウイの樹があり、毎年何百個もキウイが採れたことを想い出す。

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まずはサラダから。

普段から、朝食には大きなボウルいっぱいのサラダを食べるようにしている。




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たんぱく質が少ないのに気が付いた。

温泉卵にはキャビア添え。

ムースは濃厚なビスク味。



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手作りジャムが絶品。

梅、林檎、オレンジ、苺のジャムをたっぷりつけてパンを食べる。

今日だけは自分を甘やかしてしまう。

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プレーン・ヨーグルトには、グラノーラを入れて味わう。

ひとつひとつの量は少ないのだが、色々な種類があるのでお腹はいっぱい。


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コーヒーポットとミルクポットにはティー・コージーがかぶせられている。

熱々のコーヒーに、熱々のミルクを入れて楽しむ。

彼女と一緒にのんびりゆっくり朝食を食べるのは楽しい。

食事を済ませたら、帰途につくことにしよう。

箱根の『オーベルジュ・オー・ミラドー』で彼女と過ごす、素敵で美味しい一泊の旅でした。





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