浅草の『ザ・ゲート・ホテル雷門』で開かれた、「英語でワインを楽しもう♪」の会の続き。
彼女も私も、普段はリースリングは選ばない。
でも、辛口の美味いリースリングが増えていることは知っているので、今回の会で試してみることにしたのだ。
三本目のリースリングは、オーストラリアのジム・バリーが造る、ザ・フロリタ、リースリング、ウォーターヴェール、2004年。
ごく少量しか生産されない、プレミアム・リースリングなのだ。
しかも、2004年。
期待が膨らむ。
口に含むと、重厚感、質感のある素晴らしいボディ。
香りには柑橘系の甘みを持ち、フレッシュ感もある。
でも、この深みは只者ではない。
ジム・バリーはワイン・メーカーとして長年活躍したあと、1973年に自身のワイナリーを設立し、ファースト・ヴィンテージは1974年。
今は三人の息子が、父親の高品質ワインへの拘りを引き継いでいる。
メイン料理は、平田牧場の三元豚。
この豚肉もコクがあって美味い。
バッサーマン・ヨルダン、エィズイーテンガルテン・リースリング、2008年。
ヨルダン家がファルツにワイナリーを創設したのは1718年のこと。
国際的に高い評価を受けている、辛口のリースリングの造り手である。
色合いは淡いが、とても滑らかでしっかりとした味わい。
フルーツの香りを持ち、ミネラル感も豊富。
ファルツ地方最高の畑の一つと言われる、エイズイーテンガルテンの畑で栽培されたリースリングが用いられている。
こんな素晴らしい、リッチで辛口のリースリングに出会ったのは初めて。
グラスの中に、ジュリアを閉じ込めてしまったが、こんなに美味しいリースリングなら許してくれるだろう。
そんな後のデザートは、また格別。
彼女も最初は、リースリングということで参加をためらったが、今日のワイン達には満足の様子。
久し振りに会う参加者たちとの英語の会話も楽しかったようだ。
浅草の『ザ・ゲート・ホテル雷門』で開催された、楽しく素敵なワイン会でした。