シチリアのドゥーカ・ディ・サラパルータが造る、コルヴォ・ロッソ、ヴェンデミア2012年。
ヴェンデミアはぶどうの収穫年を現すイタリア語。
つまり2012年ヴィンテージである。
ドゥーカ・ディ・サラパルータは、1824年にサラパルータ公爵(ドゥーカ)によって設立され、シチリアの土着ぶどう品種を用いてワイン造りを行っている。
そのワイン・シリーズのブランドがコルヴォで、イタリア国内販売第二位の売上を誇っている。(第一位が先日飲んだタベルネッロ)
コルヴォはシチリアの昔話から取られた名前。
ぶどう畑にやって来た一羽のカラスが毎日うるさく鳴いて人々が困っていた時、動物と話が出来る修道僧が静かにしてくれと頼んだところ、コルヴォ(カラス)の名前を忘れず大切にするなら二度と邪魔をしないと約束したとのこと。
色合いは、濃い目のルビー色。
ストロベリーの香り。
しっかりしたぶどうの果実味を持ち、タンニンも豊か。
セパージュは、ネロ・ダーヴォラ70%、ピニャテッロ15%、ネレッロ・マスカレーゼ15%。
コルクは長さこそ短いが、このクラスのワインにしてはしっかりしている。
トレードマークとコルヴォの名前、そして創立年が刻印されている。
シチリアの豊かな太陽の恵みをを味わった、今夜も楽しいお家ワインでした。