今夜は、 ちょっとヴィンテージの古いスペイン・ワインを抜栓。
セニョリオ・デ・グァディアネハ、グラン・レゼルヴァ、テンプラニーリョ、コセチャ1996年、20th・アニヴァーサリー・エディション。
ラ・マンチャのヴィニコラ・デ・カスティーリャ社の製品である。
同社は1976年設立。
高品質のワイン造りで定評があり、コンテストで多くの受賞歴を持つ。
1996年に収穫したぶどうで造られている。
スペインのグラン・レゼルヴァは5年以上の熟成が必要であるが、このワインはもっと長い間熟成されている。
タンク内で10年間、樽内で5年間、そしてボトリング後も4年間熟成させ、リリースされている。
ヴィンテージは古いが、瓶詰後4年余りなので、コルクはまだ痛んでいない。
濡れ具合は良く、香りも素晴らしい。
この濃い色を見ると、ワインへの期待感が膨らむ。
豊かな果実香を持ち、樽香も心地よい。
口に含むと、プラム、ブラックベリー、ダークチェリーのニュアンス。
炒ったコーヒーやチャコールのニュアンスも感じる。
ヴァニラは、アメリカン・オークの樽由来か。
タンニンは強いが、20年の時を経て円やか。
テンプラニーリョと言えばリオハを思い出すが、ラ・マンチャも美味い。
スペインの素敵なグラン・レゼルヴァを味わった、今夜も楽しいお家ワインでした。