
今夜は何を飲もうか。
デイリー・ワイン用のセラーから取りだしたのは、イタリアのウマニ・ロンキの赤。
ビアンキ、モンテプルチアーノ・ダブルッツォ、2014年。
ウマニ・ロンキのワインは、高品質でコストパフォーマンスが抜群に良い。
そしてアブルッツォ州では、ピエモンテ州やトスカーナ州、ヴェネト州やカンパーニャ州に較べれば、同レベルのワインがより安く手に入る。
そして、モンテプルチアーノは美味い赤を生み出すぶどう品種である。

とうことは、帰納法的にこのボトルは、とてもコスパの良い美味いワインであるということになる。
モンテプルチアーノで造られるワインのDOCは、アブルッツォ州の他、マルケ州、ラツィオ州、モリーゼ州、プーリア州、ウンブリア州にある。
この中で一番美味しいのが、アブルッツォ州のモンテプルチアーノ・ダブルッツォだと思っている。

エチケットやコルクに使われているトレードマークは、星。
オーナー家の紋章にある彗星を採用している。

色合いは、濃い目のルビー色。
2014年と若いものの、充分な果実味を持ち、チェリー、ナツメグ、プラム、そしてアーモンドのニュアンスを持つ。
タンニンはとても滑らかで、ボディのバランスがとても良い。
熟成はオークの大樽で3か月間。
これだから、ウマニ・ロンキのワインは、デイリー・ワイン用のセラーには欠かせない。
イタリアの良質の赤を楽しんだ、今夜のお家ワインでした。