今夜は彼女と六本木で待ち合わせ、車で『キャーヴ・ド・ひらまつ』に向かう。
それにしても、このお店に行く頻度はかなり高い。
彼女が大好きな、そして私も大好きな白亜の一軒家フレンチ・レストランなのだ。
エントランスから緩やかな螺旋階段を上り、2階のドアをくぐりレセプションに進む。
更に館内の螺旋階段を上り、3階のメインダイニングルームに至る。
ダイニングルームの左右には、ウイングになったスペースがあり、人数がまとまった時には半個室状態で使うことができる。
ウイングの間のスペースは、1階から2階に登ってきた螺旋階段となっている。
そう、この螺旋階段はエントランスをくぐった後の中庭にあるので、雨の日は傘をさして上ることになるのだ。
私たちのテーブルに案内され、引いてもらった椅子に腰掛ける。
テーブル上には、今夜のセッティングとメニュー。
今夜の料理とワインを確かめる。
柳原料理長による、今夜の料理の説明が始まる。
「今夜はフォアグラなんだ」、「鱧は夏らしくて好いね」、などど二人で話し合いながら説明を聞く。
「肉料理は仔羊なのね。赤ワインが強くて美味しければいいんだけど」と彼女。
「この造り手は知らないけどボトルを見る限りではローヌだから、シラーかグルナッシュできっと仔羊にも合うと思うよ」と私。
続いて、ソムリエの佐々木さんによる今夜のワインの説明。
アペリティフ、白ワイン、赤ワイン、そしてデザート・ワインの説明が行われる。
今夜のワインは、全て2010年ヴィンテージで統一されている。
「トリンバックのピノ・グリは好きよ」
「赤はやっぱりシラー主体でグルナッシュが入っているんだね」
こんな会話を交わしているうちに、アペリティフが届く。
今夜のアペリティフ メゾンは、ブラッディ・メアリー。
この店で、ワインを使わないアペリティフは珍しい。
ウォッカとトマトジュースを使ったカクテル。
そう、今夜のテーマの夏の食材の最初は、トマトなのだ。
アミューズ・ブーシュも、トマトのスフレ。
ふわふわのピンクのスフレが美しい・・・が、写真撮り忘れ。
西麻布のフレンチ、『キャーヴ・ド・ひらまつ』で彼女と過ごす素敵な夜の続きは、また明日。
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今夜は彼女と、キャーヴ・ド・ひらまつ、西麻布
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