六本木の一軒家フレンチ、『オーベルジュ・ド・リル東京』で彼女と過ごす素敵な夜の続き。
肉料理を食べ終え、ピノ・ノワールを飲み終えると、ディジェスティフが出される。
今夜の食後酒は、ソーテルヌ。
シャトー・ラモット・ギニャール、1996年。
ソーテルヌの2級格付けシャトーである。
凝縮した完熟果実の甘みを持ち、その後ろにはしっかりとした複雑なストラクチャー。
黄桃、洋梨、マンゴー、プリン、そして香ばしい炒ったナッツのニュアンスも。
素晴らしい貴腐ワインである。
貴腐ワインが苦手な彼女も、これは美味しいと言う。
ディジェスティフのあとは、プレデセール。
フレンチのフルコースでは、プレデセール、デセール、ミニャルディーズと甘いものが続くので、明日からはダイエットが必要。
デセールは、白桃のコンポート、カシス風味のグラニテと共に。
美味しい。
カロリー過多とは思いながら、今夜は自分を甘やかしてしまう。
食後のコーヒーを飲みながら、彼女との会話も弾む。
『リル』に来るのは久しぶりだった。
「ね、これからは時々は来ましょうね」と彼女は上機嫌。
ミニャルディーズも食べてしまう。
今夜も随分長居をしたようだ。
コーヒーを飲み終え、席を立つ。
店を出て後ろを振り返ると、『オーベルジュ・ド・リル』の建物が美しくライトアップされている。
彼女と過ごす、六本木の素敵で楽しい夜でした。
↧
今夜は彼女とドレッシーに、オーベルジュ・ド・リル東京、六本木 3
↧