銀座の『ジ・アポロ』で開催された、ウィラ・ウィラ&アシュトン・ヒルズ、ワイナリー・オーナーズ・ディナーの続き。
リースリング、シャルドネを飲んだ後は、ピノ・ノワール。
アシュトン・ヒルズ、レゼルヴ、ピノ・ノワール、2014年。
アシュトン・ヒルズ・ヴィンヤードを代表するワインである。
ベリー系の豊かな香り。
タンニンと酸をしっかりと持ち、バランスが良い。
熟成にはフレンチオークの新樽を用いているそうだ。
これも日本にはまだ輸入されていないワインである。
友人のサリーの司会で会が進み、ウィラ・ウィラ・ヴィンヤーズのアンドリュー・ケイ社長によるワインの説明が続く。
「早口のオーストラリア訛りの英語は聞き取りづらいわね」と彼女。
あまり聞き取れないのは私だけかと思っていたが、彼女の言葉を聞いてほっとする。
参加者のほとんどが欧米人なので、通訳なんてしないのがこの会の面白いところ。
もう随分飲んだところで、最初の料理が届く。
タラマサラータ。
ギリシャの郷土料理で、魚卵、レモンジュース、オイルを混ぜ合わせたもの。
イエローエンドウ豆のディップ。
これもギリシャの定番メニュー。
アポロ・オリジナル、ピタブレッド。
これにタラマサラータとイエローエンドウ豆のディップを付けて食べる。
使われている什器類も全てシドニーの本店と同じもの。
ジ・アポロ、2016と書かれているので、東京店向けに製造されたものだとわかる。
グリークサラダ。
オリーブ、トマト、きゅうりのぶつ切りにフェタチーズが乗せられている。
フェタチーズは塩気が効いているので、チーズを砕いて混ぜ合わせて食べると美味い。
4種類目のワインは、ウィラ・ウィラ、チャーチ・ブロック、カベルネ・ソーヴィニヨン、シラーズ、メルロー、2013年。
ワイナリーの再興後、最初に造られた記念すべきワイン。
チャーチ・ブロックは、教会の隣に畑があったことから付けられた、畑の名前。
濃く強いボディ。
バリックとホグスヘッドの樽(フレンチ70%、アメリカン30%)で熟成されているそうだ。
セパージュは、カベルネ・ソーヴィニヨン50%、シラーズ37%、メルロー13%。
サガナキチーズ。
シドニー本店の一番人気メニュー。
ケファログラヴィエラチーズをこんがりと焼き、蜂蜜、オレガノ、レモンジュースをかけたもの。
甘くて酸っぱい、チーズ好きにはたまらない料理。
銀座のギリシャ料理のお店、『ジ・アポロ』で彼女と過ごす楽しいワイン会の夜は続きます。