銀座の『ジ・アポロ』で開催された、ウィラ・ウィラ&アシュトン・ヒルズのオーナーズ・ディナーの続き。
5種類目のワインは、ウィラ・ウィラ、オリジナル・ブレンド、グルナッシュ、シラーズ、2014年。
オリジナル・ブレンドとは、ワイナリー復興後、最初に造られたワイン、チャーチ・ブロック(昨日の記事参照)の初期のブレンドを再現したもの。
このワインも濃く強いが、チャーチ・ブロックほど洗練されていない素朴な味わい。
フレンチオークの古樽で、9ヶ月間熟成されているそうだ。
セパージュは、グルナッシュ70%、シラーズ30%。
メイン料理は、ラムショルダー、ザジキソースとレモン。
10時間煮込み、さらにオーブンで1時間焼き上げた、お店の人気メニュー。
ザジキソースは、グリークヨーグルトにキュウリ、ニンニク、オリーブオイル、レモンをミックスしたもの。
このラムの肩肉、数百グラムはある大きさ。
トロトロに柔らかいので、彼女と二人で難なく食べてしまう。
ベビーポテトのロースト、ガーリックハーブの香り。
香りが良く、ラムに合ってとても美味い。
6種類目、最後のワインは、アシュトン・ヒルズ、クレア・ヴァレー、スパークリング・シラーズ、2009年。
シラーズでスパークリングとは面白い。
友人で今夜の主催者のサリーによると、アシュトン・ヒルズ・ヴィンヤードはピノ・ノワールでもスパークリングを造っているのだそうだ。
飲んでみると、結構残糖があり飲みやすい。
でも、タンニンもしっかりある。
オークの新樽で4年間熟成させ、その後、瓶内二次発酵させている。
レモンパイ、アポロスタイル。
レモン味のメレンゲがさくっとした食感で美味い。
クルミとカレンツレーズンのパートフィロ包み、コーヒークリーム味。
こちらもさくっとした軽い甘みが心地よい。
「今夜は絶対に食べ過ぎ、飲みすぎね」と彼女。
「でも、久し振りにサリーに会えたし、グルメなアメリカ人カップルとフレンチ・レストランの情報交換もできたし、楽しかったね」と私。
サリー、素敵な会を企画してくれてありがとう。
アンドリュー、美味しいワインをありがとう。
初来日ということで最初はちょっと緊張気味だったけど、ワインと共に饒舌になり、話も楽しかったです。
でも、オーストラリア訛りはわかりにくかったです(笑)。
この写真は、お二人にメールしますね。
楽しい思いに包まれて、店をあとにする。
三時間余りも飲んでいたので時間は遅くなり、東急プラザ銀座の周りの人影は少なくなっている。
彼女と過ごす『ジ・アポロ』での楽しいワイン会の夜は、素敵に更けていきました。