銀座の『ブラッセリー ポール・ボキューズ銀座』で開催された”夏の特別ディナー会”に友人たちと参加した楽しい夜の続き。
参加者は、kennyさん、ちぃさん、茶目子さん、mayuさんとパートナーさん、そして私。
ディナーの〆は、デザート・ビュッフェ。
割りばしに刺されたパイナップルとメロンは夜市みたいで楽しい。
チョコバナナクレープとシナモン風味のチュロス。
お腹はいっぱいなのだが、更に取ってしまう。
種類が多すぎて何を取るか迷ってしまう。
桃のコンポートは外せない。
ブランマンジェ、チョコレートムースは食べよう。
ポップコーンはパス。
クレームブリュレは好物。
フランボワーズムースも食べたい。
チョコレートケーキは食べよう。
洋梨のコンポートも取りたいが、もう皿に乗りきらない。
この結果が、最初の写真。
明らかに食べ過ぎ。
ディジェスティフは、ロゼス、ポート・トゥニー。
ロゼスの創業者はポルトガル系のボルドーのネゴシアンなので、フランスで人気のあるポートなのだ。
私は深い熟成感を持つ琥珀色のトゥニー・ポートが好きだ。
飲み過ぎとは思いながら、グラスを重ねてしまう。
もう一種類のディジェスティフは、貴腐ワイン。
シャトー・デュ・モンの、サン・クロワ・デュ・モン、2011年。
サン・クロワ・デュ・モンは、貴腐ワインで有名なソーテルヌの対岸にある地区。
ソーテルヌと似たテロワールを持ち、高品質でありながらソーテルヌよりも手頃な価格で購入できる貴腐ワインを産出している。
二種類の、ディジェスティフ。
贅沢な夜となった。
話しは尽きないが、そろそろお開きの時間。
良く食べ良く飲み良くお喋りした、楽しいディナー。
ディジェスティフで乾杯をして席を立つ。
支配人の山辺さん、料理長の木下さん、ソムリエの大友さんに今夜の礼を述べて店をあとにする。
マロニエゲート1を出ると、「1杯だけ飲んで帰ろうか」ということに。
日曜日の夜なので、銀座2丁目、3丁目付近で開いているお店は少ない。
思い付いたのは、先日茶目子さんがヨッパしてスマホを忘れたお店、『アップタウン』。
カリフォルニア・ワインを楽しむことが出来る、カフェ・バーである。
地下への階段を下り、店内へ。
日曜日の夜でも客が何組か居る。
1丁目、2丁目付近にはホテルが多いので、アメリカ人と思われる男性たちもワイングラスを傾けている。
二次会は、ちぃさん、茶目子さんと私。
またまた乾杯。
選んだワインは、サイクルズ・グラディエーター、ピノ・グリージョ、2015年。
カリフォルニアのモントレー・カウンティで造られるワイン。
このエチケットは一度見ると忘れることが出来ない。
ベルエポック時代にパリにあった自転車メーカー、グラディエーター社のポスターで、G.マシアの作品なのだ。
自転車の発明は女性の移動手段となり、女性の社会進出を後押しした。
自転車に乗るために、パンタロンが発明され、女性の洋服にも大変革をもたらしたと言われている。
淡いモスグリーン。
豊かな果実香と果実味を持ち、太陽の恵みを感じるワイン。
冷えたワインがお美味く話が楽しいので、どんどんグラスが進む。
でも明日は月曜日、ボトル1本で帰ることにする。
スマホをちゃんと持ったことを確認し、店をあとにする。
店を出ると、銀座通り(中央通り)に向かう。
日曜日の深夜の銀座通りには、人っ子一人居ない。
こんな寂しい銀座を見るのは、初めて。
今夜も飲み過ぎ、食べ過ぎてしまった。
友人達と過ごす、楽しい銀座の夜でした。