彼女の仕事が終わる時間に合わせ丸の内で彼女をピックアップし、車で羽田空港国際線ターミナルに向かう。
搭乗には早すぎるが、羽田発の国際線には夜行便が多いので、夜が遅くなるとラウンジが混むのだ。
夜行便に搭乗するときは、乗る前にシャワーを浴びてさっぱりと着替えも済ませ、寝る準備をすることにしている。
そこでラウンジが混む前に余裕をもって食事とシャワーを済ませるために早めにチェックインすることにした。
仕事をしていた一昨年まではスイート・ラウンジ(ファーストクラス・ラウンジ)を利用していた。
その後仕事を辞めて留学し、帰国してからはビジネスクラス・ラウンジの利用となった。
羽田空港国際線ターミナルのビジネスクラス・ラウンジを利用するのは初めてで不安があったが、シャンパーニュが無いことを除けば必要なものは全て揃っている。
まずは、シャンパーニュの代わりに生ビールで乾杯。
お供は居酒屋メニューみたいだが、鶏の唐揚げ。
続いて、白ワイン。
オーストラリア、南オ-ストラリア州のハーディーズが造る、ノッテージヒル、シャルドネ、2016年。
気軽なワインだが、桃や洋梨、カシューナッツのニュアンスを持つ美味しいシャルドネ。
ハーディーズは、1853年創立の老舗なのだ。
鶏の唐揚げばかり食べていると彼女にダメ出しをされてしまったので、サラダに切り替える。
続いて赤ワイン。
スペインのカスティーリャ・ラ=マンチャのコセチャロス・イ・クリアドーレスが造る、インフィニタス、カベルネ・ソーヴィニヨン、2014年。
色合いは不透明な濃いガーネット。
ベリー系の香り、強い果実味を持つが、冷やしてないので温度が高すぎて味がだれてしまっている。
スタッフに、冷やすように言っておこう。
酔いが回らないように、再び鶏の唐揚げを今度はソースを掛けて食べる。
ついでに、焼きそば。
〆はカレーライス。
ANAのラウンジのカレーは美味い。
本当は豚骨ラーメンも食べたかったが、お腹いっぱいで断念。
食後のディジェスティフは、ボンベイ・ドライジンを使ったジントニック。
デザートはリンツ・チョコレート。
アールグレイをストレートで合わせる。
さて、搭乗二時間前になったので、シャワーを浴びることにする。
シャワールームの造りは、ファーストもビジネスも同じ。
この資生堂の一回用に加え、ファーストでは資生堂の旅行セットが付くが、ビジネスではこれだけ。
でも、これで充分。
今回は飲んでいないが、焼酎や日本酒も置かれている。
徳島県の鳴門金時蒸留所、焼き芋焼酎。
徳島県、津乃峰酒造の阿波美人、純米酒。
徳島県の中和商店が造る、和右衛門、特別純米。
徳島県の本家松浦酒造場が造る、鳴門鯛、純米吟醸。
いよいよ搭乗。
時間は既に翌日になっている。
眠くはあるけど、「美女と野獣」と「コング」は観ておきたい。
夜行便での旅の始まりです。