『メトロポリタン東京』で彼女と過ごす楽しい一日の続き。
クローディ・ジョバールのリュリー、プルミエ・クリュを飲み干すと、赤ワインを抜栓。
コート・ド・ボーヌのドメーヌ・シャトー・マッソンが造る、ヴォルネイ、2004年。
13年前のヴィンテージだが、コルクの状態はとても良い。
色合いは結構濃い。
ボーヌで最も女性的と言われるヴォルネイだが、しっかりとしたストラクチャーを持ち、タンニンも強い。
フレンチオークの樽(新樽比率20%)で18ヶ月間熟成させ、瓶詰されている。
トランプ大統領の画像と重なっていると、味が落ちてしまいそうだ。
柿安ダイニングの、大海老マヨネーズ。
200g下さいといったら、海老二本だけだった。
結構価格が高いと思ったが、本当に大きなプリプリの海老で美味しく、大満足。
PF1の、海老と貝柱の湯葉巻き揚げ。
これはさすがに大きいので、1本にした。
KALDIで買った、ブー・ドゥ・シュー。
アルザス地方のウォッシュ・タイプのフロマージュ。
前回買って美味しく、彼女がまた食べたいと言うので購入。
実際、これは美味しくワインに良く合う。
フロマージュに合わせるパンは、ポンパドール。
ワインにはオリーブは欠かせない。
今まではフロのオリーブを買っていたが、KALDIのイタリア・フレッシュ・オリーブを見付けてからは、あまりに美味しいので、これ以外は食べられなくなってしまった。
KALDIではハモン・イベリコも購入。
最近彼女は、イタリアのプロシュートよりもスペインのハモンセラーノやハモンイベリコに凝っているのだ。
24か月熟成物は美味い。
結構値が張るが、スペインで買っても良い生ハムはとても高価だった。
ヴォルネイはまだ残っているが、もう一本の赤も抜栓。
ルイ・ジャド、ドメーヌ・ガジェ、リュリー・ルージュ、2013年。
白をクローディ・ジョバール、のリュリー、プルミエ・クリュにしたので、リュリーの赤も予備で持ってきたのだ。
ルイ・ジャドはネゴシアン・エルヴール、大手ネゴシアンであるとともに、ブルゴーニュの各AOCに210haもの畑を有する大ドメーヌ。
ドメーヌ・ガジェは、ルイ・ジャド傘下のドメーヌのひとつ。
このボトルは二本購入した内の二本目。
コルクの状態はとても良い。
淡いルビー色。
チェリー系の果実の香り。
カシス、ダークチェリー、湿った土のニュアンス。
しっかりとしたタンニン。
彼女はピノはコート・ド・ニュイが好きだが、コート・シャロネーズでもリュリーは気に入ったようだ。
牛肉のグリル霜降りひらたけのロースト添え。
二人の皿に取り分ける。
綺麗に盛り付けることが出来た。
肉と茸の配置も大事だが、一度でさっと盛り付け、ソースで皿を汚さないことが重要なのだ。
メイン料理を食べ終えると、デザートの時間。
冷蔵庫からケーニヒスクローネの袋を取り出す。
左は彼女が選んだ”もんぷりん”で、モンブランとプリンを合わせたもの。
右は私のフロマージュグランという名前のレアチーズケーキ。
コーヒーはルームサービスでポットを注文。
ここのコーヒーは美味しく、ポットなのでたっぷり四杯分はある。
話しは変わるが、これは柿安ダイニングの紙袋。
とても可愛いので、捨てるにはもったいない。
今夜飲んだ三本のワイン達。
ピノ・ノワールは、彼女はヴォルネイよりもリュリーの方が好きとのことで、リュリーは飲み干したがヴォルネイは残ってしまった。
朝食を部屋で食べることにし、朝からピノを飲んでも楽しそうだ。
外はもう真っ暗。
新宿の高層ビル群の明りもだいぶ減ってきた。
そろそろ映画鑑賞の時間。
今夜の映画は、劇場で見逃した”ゴースト・イン・ザ・シェル”。
北野武や桃井かおりの演技も楽しみだ。
一夜が明け、窓のカーテンを開け放つ。
少し曇り空だが眺望は良く、新宿の高層ビル群が良く見える。
朝からピノを飲みたかったが、彼女の選択は朝食レストランでの温かで多様な品揃えの朝食。
シャワーを浴び、レストランに向かう準備をしよう。
『メトロポリタン東京』での楽しい一日でした。