昨年末の事。
愛媛県の友人がみかんを送ってくれた。
”まるマ”と書かれているということは、愛媛県八幡浜の真穴で作られる温州みかん。
皮が薄く、甘みが濃厚な最高級ブランドだ。
薄皮まで口の中で溶けてしまう。
温州みかんには、発がん抑制物質のβクリプトキサンチン(β-CRP)が豊富に含まれている。
その含有量は輸入オレンジの200倍と言われ、β-CRPの発がん抑制効果はβ-カロチンの約5倍なのだそうだ。
箱の横には”オレンジ”と書かれ、何故か”みかん”の名は無い。
昨年までの箱には”愛媛みかん”と書かれていたような気がするが、今年の箱には”みかん”の文字は無く、”愛媛特産”と書かれている。
美味いみかんを送ってくれた友人に感謝です。
今夜はボルドーの赤を抜栓。
モンターニュ・サンテミリオンのヴュー・シャトー・サンタンドレ、2011年。
モンターニュ・サンテミリオンは、ドルドーニュ川右岸のサンテミリオンの北に広がるサンテミリオン衛星地区の4つのAOCの中のひとつ。
このシャトーのオーナーは只者ではない。
あのペトリュスの元醸造長と現醸造長の親子、ベルエ・ファミリーが造るワインなのだ。
そのため、”プライベート・ペトリュス”と呼ばれている。
裏ラベルにはどんな情報が書かれているかとチェック。
でも、内容は表とほとんど同じ。
アルコール度数は13.5%と、ボルドーとしてはちょっと高め。
コルクは長さも品質も充分。
下面は結構赤く染まり、酒石も少し付いている。
側面には、シャトーの名前とヴィンテージの刻印。
色合いは濃いガーネット。
ブラックベリー、ブラックチェリー、スミレの香り。
口に含むと重厚感があり甘みさえ感じる果実の凝縮感。
熟したカシスやプルーンのニュアンス。
タンニンは強いがシルキーで円やか。
セパージュは、メルロー85%、カベルネ・フラン15%。
平均樹齢は35年。
フレンチオークのバリックで14ヶ月熟成されており、新樽比率は10~20%。
ボトルを飲み干すと、底には多くの澱が。
旨いボルドー右岸を楽しんだ、今夜のお家ワインでした。