以前から行きたかった話題のお店の予約がようやく取れた。
予約受付が2週間前からで、しかもカウンター席が8つしかないので、すぐに満席になってしまうのだ。
そのお店は、浅草の『マイクロビストロ・ペタンク』。
ペタンクとは、金属の球を投げるスポーツの、あのペタンクのこと。
浅草駅で彼女と待ち合わせると、雷門へ。
凄い人出だ。
半分くらいは外国からの観光客のようだ。
表の雷門通りには人力車が並び、粋な車夫のお兄さんが客を呼び込んでいる。
仲見世を抜けていこうと思ったが、人で渋滞しているので時間が掛かりそう。
そこで、一本隣の観音通りを抜けて行くことにする。
歩いているうちに陽が落ち、宝蔵門と五重塔にも照明が点灯する。
本堂の前には長い行列。
おや、本堂の横に白い犬の像が置かれている。
近付いてみると、かなり大きい。
照明が強すぎて綺麗に撮影できないのが残念。
浅草寺の境内を抜けて少し歩くと、『マイクロビストロ・ペタンク』に着いた。
店は鰻の寝床。
カウンター8席の、まさに”マイクロビストロ”だ。
開店後すぐに入店したので他に客は居なかったが、1時間もすると満席となり、予約無しで訪れた何組かの客は入店できずに帰って行った。
最初はスパークリングをグラスで。
イタリア、エミリア・ロマーニャ州のカミッロ・ドナーティが造る、マルヴァジーア、デッレミーリャ、2016年。
エミリア・ロマーニャ州では微発泡ワインが多く造られている。
カミッロ・ドナーティは、微発泡ワインの人気の造り手。
おや、これはオレンジワインだ。
エチケットにはビオワインと書かれ、ビオロジックの認証マークも付いている。
ぶどうの自然な香りと旨味を持つ、爽やかな辛口の微発泡。
ぶどうは、マルヴァジア・ディ・カンディア・アロマティカ。
パクチーサラダ、ひよこ豆のファラフェル。
最近は水耕栽培のパクチーが多いのだそうだが、これは露地栽培なので根がしっかり張っているのだそうだ。
カリッと揚げられたパクチーの根がこんなに美味しいとは驚き。
ファラフェル、中東風のコロッケも香辛料が効いてとても美味い。
イノシシのリエット。
リエットにはニンニクが二粒添えられている。
イノシシのリエットは少し臭みがあるのではと思ったが、臭みは全くなく肉の旨味が凝縮されている。
ニンニクを少し載せると確かに美味い。
浅草の人気のお店、『マイクロビストロ・ペタンク』で彼女と過ごす楽しい夜は続きます。