三田のオーストラリア大使館で開催されたガーデンパーティーに今年も彼女と共に参加した。
田町で彼女と待ち合わせ、車で大使館に向かう。
パーティー開始時間の45分も前に着いてしまったが、入館のセキュリティー・チェックが厳しいので、時間に余裕をもって到着しないと入館待ちの長い列ができ、なかなか会場にたどり着けないのだ。
開場時間前だが丁寧に案内され、入館。
中庭を抜けたその先が、今夜のパーティー会場の入り口。
今日は夜に雨の予報だが、今のところ降る気配はない。
ガーデンパーティーなので、雨が降らないことを祈りたい。
ドアを抜けると、「オーストラリア・ナウ」の立て看板。
「オーストラリア・ナウ」は、2018年4月から11月にかけて、オーストラリアの今を”イノベーション”、”ライフスタイル”、”文化・芸術”の三つのテーマで幅広く日本に紹介する活動。
この活動を協賛するパートナーズの企業名も展示されている。
主要スポンサーに、大手資源会社が三社、リオ・ティント、ウッドサイド、BHPが入っているのはいかにもオーストラリア。
まだ開宴まで30分もあるので、会場は設営の真っ最中。
ここは蜂須賀侯爵家の邸宅があった場所。
広い庭があり、ガーデンパーティーに適している。
開宴前だが最初のブースにはワインが並べられ、自由にお飲みくださいと手渡してくれる。
ここは、トレジャリー・ワイン・エステーツのブース。
世界の70か国以上でワインを販売する、オーストラリアの大手ワイン販売会社である。
今回提供されているのは、4種のワイン。
イエローグレン、ブリュット、キュヴェ・イエロー。
イエローグレン、ピンク・スパークリング。
ウィンズ・クナワラ・エステート、コア・レンジ、シャルドネ、2016年。
ウィンズ・クナワラ・エステート、コア・レンジ、カベルネ・シラーズ・メルロー、2015年。
最初はピンクのスパークリングから。
彼女と乾杯し、乾いた喉を潤す。
牧川明生作の”太陽”と”月”の庭園彫刻の前には、今夜の主催者やゲストのスピーチ台が作られている。
今夜の料理は、新丸ビルにある『ソルト・トーキョー』が担当。
『ソルト・トーキョー』は、シドニーで人気のシェフ、ルーク・マンガンが海外に初めて出したお店。
最初の前菜は、タスマニア・サーモン、ジンジャー・エシャロット・ドレッシング、メレディス・デイリーのフェタ・チーズ。
メレディス・デイリーは、オーストラリアの山羊と羊のチーズ・メーカー。
美味しいので、二個食べる。
久し振りに『ソルト・トーキョー』に行きたくなった。
唐辛子とサルタナぶどうのみじん切りとヴィクトリア州のボッコンチーニ(一口サイズのモッツアレラ)のトースト乗せ。
ボッコンチーニが1個まるまる乗っている。
これも美味しいので、お代わり。
こうしたパーティーの楽しいところは、初めてお会いする方ともどんどんお話しが出来ること。
何人かの方と名刺を交換させていただいたが、皆さん色々な業界で活躍されているので話しが面白い。
出席者は、オーストラリア・ニュージーランドの方が半分、日本人が半分といった割合。
トレジャリー・ワイン・エステーツのワインを三種類ほど飲んだあとは、ヴィレッジ・セラーズのワインを飲むことにする。
クイーン・アデレイド・ブリュット。
ダレンベルグ・ハーミット・クラブ、ヴィオニエ・マルサネ、2016年。
ダレンベルク・フットボルト、シラーズ、2015年。
サザンクロス・ホークスベイ、ピノ・グリ、2014年。
ハイ・トレリス、カベルネ・ソーヴィニヨン、2015年。
まずは、スパークリングを試し、次はヴィオニエ・マルサネ。
ヴィレッジ・セラーズの担当の方は気前が良く、「いっぱい注いでいいですか」と言いながら、なみなみと注いでくれるので全種類制覇は大変そうだ。
ワインのブースで時間を使い彼女を一人にしていると、男性たちが彼女に話しかけにくるので、その間に割って入るのも大変だ。
前菜三種類目は、オーストラリアン・ビーフの串焼き。
どんどん食べないとワインで酔ってしまいそうなので、彼女も私も二本ずつもらう。
これが美味い。
赤ワインを急いで注いでもらおう。
オーストラリア大使館で開催されたガーデンパーティーの楽しい夜は続きます。