1本の枝垂桜の四季を定点撮影してみた。
昨年9月末の撮影。
葉が黄色くなり始めているが、まだ充分に緑を保っている。
12月末の撮影。
もう葉は一枚も残っておらず、生きているのか枯れているのかわからない。
3月末の撮影。
今年は開花が早く、3月末で満開を過ぎ、所々に青い葉っぱの芽が出ている。
大写しにすると、花に混ざって青い芽が見える。
枝先の方はまだ開花したばかりで、もう少し花を楽しめそうだ。
そう思って4月初めにも来てみたが、花はもう終わり、葉の緑が濃くなっていた。
そして6月末の撮影。
昨年の9月末に較べると、葉が青々として樹に勢いがある。
昨年末の写真と較べると、とても同じ樹とは思えない。
そして今年の9月末の撮影。
今年は秋の到来が早く、9月に気温が低い日が続いた。
そのせいか、昨年の9月に較べると、葉が落ちるのが随分早くなっている。
そして台風の暴風が吹き荒れた後の姿。
9月末の写真から数日後だが、葉が随分枯れてしまった。
海から近いので、台風による塩害の影響もあるのだろう。
一年と三カ月にわたる、枝垂れ桜の四季の変遷でした。
今夜は、先日神楽坂のジビエ料理のお店、『ニコ・チェルシー』を訪問した時に、開店記念でいただいたワインを抜栓。
ボトルを見る限りでは、かなり濃い色のロゼだ。
そしてエチケットには、『ニコ・チェルシー』の名前。
「ニコ・チェルシー 神楽坂 オープン記念 2018年4月」と書かれている。
その下の絵には、「ただいま」という文字と、トラックに乗る熊、鹿、猪、雉の絵と、「祝移転」の文字。
『ニコ・チェルシー』がジビエ料理のお店であることと、茅場町から神楽坂に移転したことを表している。
裏側を見ると、このワイン自身のラベルが付いている。
キュヴェ、セット・シラブ、ミレジム、2014年。
ぶどうはグルナッシュ、サンソー、クレレット、ムールヴェードル、カリニャン。
さらに、このワインが自然派ワイン(ビオワイン)であることを示す認証マークが付いている。
コルクは弾力ある良いものが使われている。
セット・シラブ・ロゼで調べてみると、コート・デュ・ローヌのAOCタヴェルで、ドメーヌ・クリスチャン・エ・ナディア・シャルマッソンが造るワインであることが判明。
クリスチャンとナディアのシャルマッソン夫妻が造るタヴェル・ロゼだ。
タヴェルは、フランスで最初に認定されたロゼのAOCである。
タヴェルのロゼはグルナッシュをメインに造られ、辛口でアルコール度数が高い。
ストロベリーやハーブのヒントを持つが、確かにかなりの辛口。
アルコール度数は14%もある。
飲んだあとに、『ニコ・チェルシー』と書かれたエチケットを剥いでみた。
すると、下からオリジナルのエチケットが。
調べた通り、ドメーヌ・クリスチャン・エ・ナディア・シャルマッソンのAOCタヴェルだった。
ネット価格は、2,000円台後半。
一人8千円弱の食事で一人に一本こんなワインをいただいたことに感謝の、今夜のお家ワインでした。