この記事がアップされる頃は、欧州に向かう飛行機に搭乗しています。
不在の間も予約投稿で毎日記事をアップしますが、皆様を訪問することは出来ず、いただいたコメントへのお返事もままならないと思います。コメントには帰国後返信させていただきますので、悪しからずご了承ください。
茶目子さんと過ごす、渋谷での楽しい夜の続き。
ランチを『ファットバ-ガー』で食べ、ユーロスペースで「マルリナの明日」を鑑賞し、『酒呑気 まるこ』、『麗郷』を梯子したあとは、次のお店に向かう。
『麗郷』を出ると、驚いたことに雨が降っている。
渋谷百軒店でしばし雨宿り。
結構激しい雨に、思わず天を仰いでしまう。
止みそうにないので、軒先を渡り歩きながら次の店に向かう。
辿り着いたお店は、道玄坂にある茶目子さんの馴染みのワインバー、『シブヤ・フロマージュ倶楽部』。
店長の橋本さんに迎えられ、さっそく今夜のグラス白ワインからソーヴィニヨン・ブランを選ぶ。
ロワールのドメーヌ・トロテローが造る、カンシー、2016年。
カンシーはサンセールの南西部に位置する小さなA.O.C.。
茶目子さんと乾杯。
グレープフルーツ、洋梨、マスカット、ライチの香り。
果実味と共に、石灰などのミネラルが豊富に感じられる。
お通しはヴルーテ。
チーズの品揃えが素晴らしい。
どれもこれも食べたいものばかりだが、橋本店長と相談し、三種類を出してもらう。
左端のウォッシュは、アルザスのマンステール。
シェーブルは二種。
左側は、茶臼岳で作られているシェーブル。
右側は、ロワールのクロタン・ド・シャヴィニョル。
二杯目は赤ワイン。
私が選んだのは、ボルドー、サンテミリオンの、シャトー・ラ・フルール・プーレ、サンテミリオン・グラン・クリュ、2011年。
シャトー・ラ・フルール・プーレのオーナーはシャトー・フィジャックと同じ。
フィジャックの醸造チームが、フィジャックの醸造設備を持ちて造る、いわばフィジャックの弟分のワイン。
ぶどうの平均樹齢は40年で、セパージュはメルロー54%、カベルネ・フラン40%、カベルネ・ソーヴィニヨン6%。
樽熟成は18ヶ月間で、新樽比率は10%。
残りの樽は、フィジャックの2年、3年樽を使用。
フィジャックはニュルンベルクに住むドイツ人の友人が好きな銘柄で、ニュルンベルクのレストランでシャンパーニュを一本飲んだ後に、二人で三本を空けたことを思い出す。
彼は身長2mの巨漢で、酒も強かった。
茶目子さんの赤ワインは、ブルゴーニュ、ヴォルネイ。
メゾン・ロッシュ・ド・ベレーヌ、ヴォルネイ、ヴィエイユ・ヴィーニュ、2014年。
メゾン・ロッシュ・ド・ベレーヌは、ニコラ・ポテルが手掛けるネゴシアン・ブランド。
店長の橋本さん、お世話になりました。
ワインもチーズも良いものが揃っていて、楽しませていただきました。
モルトウイスキーのお話しも面白かったです。
また伺います。
『シブヤ・フロマージュ倶楽部』を出ると道玄坂を下り、駅に向かう。
このまま帰れば良いのに、また気になるお店に引っ掛かってしまった。
長崎ちゃんぽんと皿うどんの名店、『長崎飯店』。
孤独のグルメにも登場したお店である。
吸い込まれるように店に入ると、生ビールで乾杯。
今日は、『ファットバ-ガー』の生ビールで始まり、『長崎飯店』の生ビールで〆ることとなった。
羽根付き餃子。
皿うどん。
二人で取り分けて食べても、ヴォリューム満点で美味い。
今夜はシメラーではなく、シメ皿うどんになってしまった。
茶目子さんと過ごす渋谷の夜は、楽しく酔っ払って更けていきました。