四月上旬のこと、彼女と日本橋のお店で待ち合わせ。
日本橋周辺のソメイヨシノはもう葉桜になっているが、八重桜はまだ咲いている。
日本橋の桟橋からは、運河巡りの観光船が出ている。
この船は観光船ではないが、今まさに出港するところ。
日本橋を渡る時は、どうしても麒麟像を撮影してしまう。
日本橋北詰に来ると、ソメイヨシノは葉桜ではあるがまだ花も幾らか残っている。
背景に見えるのは、東京市の紋章を持つ獅子像。
今夜のお店はこのビル、日本橋三越本店の新館にある。
新館の入り口には、室町一丁目のお神輿。
隣には山車の展示も。
最上階に上ると、今夜のお店、『代官山ASO チェレステ日本橋』に至る。
まだ早い時間なので、店内に客は少ない。
何時ものテーブルにつき、彼女の到着を待つ。
到着までの間に、今夜の料理とワインをチェック。
ここではテーブルの上にガラスの置物。
今夜のは、ピーマン。
彼女が到着し、席を立って迎える。
さっそくスパークリング・ワインで乾杯。
ヴーヴ・アンバルが造る、クレマン・ド・ブルゴーニュ、ブリュット、ミレジム、2016年。
ブルゴーニュを代表するクレマン専業メゾンが『ひらまつ』のために造るスペシャル・キュヴェ。
熱々のクッペが届く。
パンのお供は、ホイップバター。
オレンジ香るアランチーニ、旬の野菜のカポナータ。
カポナータの中に筍が入っているのが面白い。
アランチーニの上に乗っているのは、シソのスプラウト。
アランチーニはシチリアやナポリ名物のライス・コロッケ。
見た目がオレンジに似ているので、アランチーニ=小さなオレンジと呼ばれている。
白ワインは彼女が好きな銘柄。
ソーテルヌの、クロ・デ・リュンヌ、キュヴェ・リュンヌ・ダルジャン、2014年。
ペサック・レオニャンの銘醸、シャトー・ド・シュヴァリエのベルナール家がソーテルヌで造る辛口の白。
今年の初めまでは2012年VTだったが、今夜は2014VT。
2012年はかなり熟成が進んでいたが、2013年はまだ硬い。
そこで熟成がより進んでいる2014年を2013年より先に飲むことにしたのだ。
セパージュは、セミヨン70%、ソーヴィニヨン・ブラン30%。
濱崎魚類北さつま漁港直送 真鯛のカルパッチョ。
季節野菜と日向夏が添えられている。
白いのは、チーズとハーブのソース。