フェリー・ビルディングにある『ホッグ・アイランド・オイスター・カンパニー』で彼女と過ごす、楽しいランチの続き。
目の前で殻を剥かれた生牡蠣が、私たちの前に届いた。
二個ずつ6種類の生牡蠣を、どれがクリーミーでどれが好みかなど、賑やかに食べる。
旅行中は野菜不足になりがちなので、必ずサラダを食べるようにしている。
ソノマにあるバレット・ヴィンヤーズ&ワイナリーの、ロシアン・リヴァー・ヴァレー、ピノ・グリ、2012年。
自社畑のぶどうを用い、自社でボトリングしたと書かれている。
ジョン・バレットが父の急死により、フットボール・プレーヤーとしての大学進学を諦めて農業を継いだのは1977年、17歳の時のこと。
それ以来努力を重ね、今では素晴らしいワイナリーを築き上げている。
バレットのピノ・グリも、素晴らしい熟成感を持つきりりと引き締まった辛口である。
ピノ・グリはピノ・ノワールの突然変異種。
元々は黒ブドウなのだが、白に変異したので、白と黒の中間のグレー=グリという名前が付いた。
イタリアではピノ・グリージョ、彼女も私も好きなぶどう品種である。
大きなバターが一緒に出されるのが嬉しい。
ニンニクの効いた熱々の貝が美味い。
フランスの小振りのムール貝も美味いが、カリフォルニアの大振りのもなかなかの美味。
それが、クラム・チャウダー。
フィッシャーマンズ・ワーフで食べるクラム・チャウダーより、ここの方が美味いと思う。
フェリー・ビルディングの『ホッグ・アイランド・オイスター・カンパニー』で彼女と過ごす、楽しいランチでした。