彼女から、面白いプレゼント。
「災害用保存食のパンを食べたことある?」と彼女。
「あるよ。あの硬いカンパンでしょ」と私。
「え~、古い。今の保存食のパンは美味しいのよ」と言ってくれたのが、この缶詰。
”パンですよ!”という名前がちょっとベタだが、確かに無味乾燥なカンパンではなく、カップケーキのようなパンの写真。
作っているのは、名古屋の社会福祉法人、名古屋ライトハウス。
保存食で、”焼き立ての風味”、”コーヒーとくるみの美味しさ”だなんて、本当かなと半信半疑で食べてみることに。
中にはパンが二個。
コーヒーとくるみの香り。
手に持つと、しっとりとした感触。
紙で覆われているので、災害時に手を洗うことができなくても、パンに直接触れることなく食べることが出来る。
食べてみると、ほんとうにしっとりとした食感で、水なしでも食べることが出来る。
くるみの粒の歯応えが気持ち良い。
くるみは高栄養食なので、災害時のカロリー・栄養補給に役に立つ。
一缶、パン二個で100g、367kcalある。
これは家庭にも常備したい保存食だ。
今夜は冷えたシャルドネを抜栓。
メゾン・ルイ・ラトゥールのマコン・ヴィラージュ、シャムロワ、2015年。
ルイ・ラトゥールは皆さんご存じの通りのブルゴーニュの名門ドメーヌであり、ネゴシアンでもある。
1731年からぶどう栽培を始め、1797年にネゴシアンに進出。
自社畑は60haに及ぶ。
アロース・コルトン村に本拠地を置き、コルトン・シャルルマーニュの生みの親としても有名。
コルクにもキャップシールにもメゾンの紋章。
南ブルゴーニュのシャルドネらしく、色合いは濃い黄金色。
完熟した洋ナシ、グレープフルーツ、青りんごの香り。
口に含むと驚くほど濃厚で、カリフォルニアのブレッド&バターを飲んでいるのかと思うほど。
しかし後味はキリリと引き締まり、甘さが舌に残ることは無い。
マコンは気軽なワインだと思っていたが、このワインを飲んでいるとイメージが変わってしまう。
美味いマコン・ヴィラージュを楽しんだ、今夜のお家ワインでした。