八丁堀のフレンチ、『ブラッスリー・ギョラン』で開催された”ボンジュール・フランス/ディネ・グルマン”の会に彼女と共に参加した楽しい夜の続き。
オーナーシェフの羽立昌史さんがテーブルにご挨拶に来てくれた。
ふんわかとした雰囲気の方で、料理の説明も丁寧でわかりやすい。
シャンパーニュ、コート・シャロネーズの白のあとは、ローヌのロゼ。
ローヌを代表する造り手、E. ギガルのコート・デュ・ローヌ、ロゼ、2016年。
フレッシュなフランボワーズやチェリーの香り。
フルーティーでエレガント。
セパージュは、グルナッシュ60%、サンソー30%、シラー7%・ムールヴェードル3%。
フランス、ブルターニュ産、オマール海老のブイヤベース。
オマール海老の身がごろごろ入っている。
大きなオマール海老を、四人に1尾使用しているそうだ。
オマール海老の身はプリプリで美味い。
スープの香りが素晴らしく、旨味が凝縮されている。
赤もローヌのワイン。
人気の造り手、ドメーヌ・マズールのコート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ、ヴィエイユ・ヴィーニュ、2011年。
マズール家は16世紀からコート・デュ・ローヌでワイン造りを続ける名門で、100年を超える樹齢のぶどう畑も所有している。
色合いはとても濃い。
素晴らしい果実の熟成感を持ち、スパイシーでパワフル。
タンニンは円やかで、樽香も心地よい。
シラーがメインでグルナッシュが加えられている。
シラーの樹齢は70年と高い。
「メイン料理が焼きあがりましたよ」、と羽立シェフが見せに来てくれる。
夏鹿のパイ包み焼き、マリアカラス風。
マリアカラスの希望に応じ、パリのマキシムで井上旭氏(現、シェ・イノのオーナーシェフ)が仔牛のパイ包み焼きを作ったのが始まり。
今夜は仔牛の代わりに、夏鹿が使われている。
中には、フォアグラとトリュフが詰められている。
今度はデセールの紹介。
バスクチーズケーキ。
黒い焼き上がりが特徴。
添えられたフランボワーズのアイスクリームも美味い。
今夜の料理は、素材にも調理法にも拘り抜いた素晴らしい逸品揃いだった。
「お料理もワインも素晴らしかったわね」と彼女も満足な様子。
ミニャルディーズのピンクのマカロンが可愛い。
最後にお店の前で羽立シェフと記念撮影。