昨年10月のこと、イスタンブールに住むトルコ人の長年の友人から日本に遊びに来るとの嬉しい連絡。
忙しいビジネスマンなので、日本には金曜日の夜に到着し、日曜日の朝には出発する正味一日の旅。
そこで、土曜日を共に過ごすことにした。
土曜日の朝、彼が宿泊する京橋のホテルに迎えに行く。
ホテルの前は、エドグラン。
写真を見て気が付いたが、はとバスが写っていなければ、まるでニューヨークの街並みのようだ。
「レム東京京橋」のロビーは7階。
ハロウィンの飾り付けが美しい。
程なく友人が現れ、熱い抱擁を交わす。
中央通りに出ると、銀座に向かって散策。
久し振りの再会なので、話しは尽きない。
私が彼女と共に、彼のイスタンブールの家を訪ねた時の話し、一緒に北イタリアを旅した時の話し、等々で盛り上がる。
ブルガリにはもうセルペンティが取り付けられている。
ハロウィンが終われば、街はクリスマスのイルミネーションに彩られることになる。
続いて話はエルドアン大統領の政権運営や、シリア進攻に及ぶ。
実は私はエルドアン大統領にお会いしたことがある。
現役時代はトルコと日本を行き来し、色々な仕事をした。
結果、トルコには公私合わせて39回の渡航歴を持っている。
二人で向かったのは、浜離宮恩賜庭園。
友人は、東京の真ん中にこんなに静かで緑豊富な庭園があることにびっくり。
話しに夢中で写真をあまり撮っていないので、パンフレットの春の写真を張り付け。
潮入の池にある中島の御茶屋で一休み。
上の写真の正面に見えているテラスに腰を下ろしている。
友人にお抹茶とお饅頭を味わってもらうことにする。
一応裏千家の茶道を習っているので、彼にお手本を見せる。
浜離宮を散策しお抹茶を楽しんだあとは、水上バスに乗り込む。
水上バスはネットでチケットを買えるので便利だ。
水上バスの最後部に陣取り、自撮り。
浜離宮から浅草に向かうが、船は隅田川を下り竹芝桟橋へ。
友人が面白い船があると指さす方向を見ると、御座船安宅丸。
ショウ鑑賞と食事をしながら東京湾を巡るクルーズ船だ。
竹芝桟橋から隅田川を上ること約35分、浅草の吾妻橋に到着。
あれがスカイツリー、これがアサヒビールと紹介。
友人はアサヒビールが好きなのだ。
観光客に交じり、雷門前で記念撮影。
仲見世を通り本堂前まで来たが、彼はモスリム、私はクリスチャンなのでお参りはできない。
予約時間になったので、『手打ちそば 十和田』に入店。
ここはノンベエさんに教えていただいたお店。
人気店なので満席で、店の前には空席待ちの列。
テーブル席を予約しておいたが、運よく天麩羅の揚場を囲むカウンターに空きが出た。
まずはアサヒビールで乾杯。
ビールのお供は天麩羅の盛り合わせ。
海老、鱚、穴子、椎茸、茄子、獅子唐、薩摩芋。
目の前で揚げたばかりの熱々の海老の天麩羅が美味い。
ビールを飲み干すと、私は日本酒も飲むことにする。
福島県南会津郡の国権酒造が醸す、特別純米酒 夢の香。
南会津産の酒造好適米、夢の香を60%まで磨いて醸した酒。
口の中に米の旨味が広がる。
天麩羅と蕎麦で日本酒。
やはり美味い。
友人は冷たい蕎麦を食べたいというので、ざるそばを大盛で。
お腹がいっぱいになって店を出る。
すると、友人がとても眠たそう。
話しを聞くと、昨夜19時に成田空港に到着したが、大雨で成田空港が陸の孤島となっており、京橋のホテルに着いたのは午前1時半。
時差もあって昨夜はほとんど寝ていないとのこと。
このあと上野に行く予定だったが、急遽ホテルに戻り、夕食まで休んでもらうことにする。
イスタンブールの友人と過ごす楽しい休日は続きます。