東京ミッドタウン日比谷の『三ぶん』で、ちぃさんと日本酒アペロを楽しんだあとは、「オーストラリア・ニュージーランド ワインと天麩羅の会」に参加。
場所は、松屋銀座の8階にある、『つな八銀座』。
お店の前で、redfoxさんご夫妻とお会いし、挨拶を交わす。
この素敵なワイン会をご紹介して下さったのは、redfoxさんなのだ。
今夜は6人での参加。
席はカウンター2席とテーブル4席に分かれている。
カウンター席は常連客の席で予約を取ることは至難だが、私が急用で欠席した前回の会の時に、りりかさんが機転を利かせて予約して下さったのだ。
ちぃさんと私はありがたくカウンター席に着席。
さて、今夜はどんなワインと創作天麩羅に出会えるか楽しみだ。
店長の竹本さんが間髪を入れずワインを注いでくれたので、皆さんが到着する前にフライングで二人で乾杯。
あれ、最初のボトルは何故かあまり冷えていない。
ガバッと飲み干し、冷えたボトルから注ぎ直してもらう。
今夜の泡は、ティレルズ、アシュマン、ブリュット、NV。
ティレルズは、ニューサウスウェールズ州のハンター・ヴァレーに本拠地を置き、1858年の創業以来五代にわたり家族経営を続ける名門。
洋梨や青りんごのニュアンスを持つ、爽やかなブリュット。
セパージュはセミヨン85~90%、シャルドネ10~15%。
ここで皆さんが揃い、4人が着席する個室のテーブルに冷えた泡のグラスを持って出向き、ご挨拶。
今夜のメンバーは、Chokolatさん、ひさちゃん、りりかさん、ピエールロゼさん、そしてちぃさんと私。
前菜は、平目の昆布締め、リンゴのソース。
りんごのソースを合わせるとは面白い。
フルーティーなスパークリング・ワインと平目の昆布締めの間の上手い橋渡し役を務めている。
最初の白ワインは、ティレルズ、ビヨンド・ブローク・ロード、2018年。
標高の高い冷涼な畑で栽培されたソーヴィニヨン・ブランで造られている。
カウンター席で、ちぃさんと乾杯。
グレープフルーツの爽やかな香り。
シュールリーで熟成されたボディはフルーティーでありながら重層的。
天麩羅 壱の皿は、公魚、アオリイカの天麩羅~柚子塩で~。
柚子塩のソースにちょっと漬けて食べると美味い。
ソーヴィニヨン・ブランに、苦みを持つ公魚と柑橘系のソースを合わせるとは、なかなかのマリアージュ。
三種類目のワインは、ニュージーランド産。
リスモア・ワインズのフライング・キウィ、シャルドネ、2016年。
リスモア・ワインズはワインの企画・販売を行う会社で、自らはぶどう栽培やワイン醸造を行っていない異色の企業。
キウィは飛べないのでは、と思ったら、飛べないキウィを飛ばすような不可能に挑戦するという意味合いのネーミングなのだそうだ。
アペロから数えると、五回目の乾杯。
このシャルドネは、南島北端のマールボロで造られている。
黄桃や熟した洋梨のニュアンス。
トロピカルな印象だが、酸があるので綺麗なボディに仕上がっている。
熟成には一部樽を用い、三カ月間以上シュールリーで複雑味を付けているのだそうだ。
天麩羅 弐の皿は、下仁田葱の生ハム包み揚げ、シルクスイート。
下仁田葱だけであればソーヴィニヨン・ブランに合うだろうが、生ハムで巻くことにより味に重厚感を出し、シャルドネに合わせたのだろう。
シルクスイートはさつま芋の新しい品種。
しっとりとした食感と上品な甘さで人気となっている。
『つな八銀座』で開催された、「オーストラリア・ニュージーランドワインと天麩羅の会」に友人達と出席した楽しい夜は続きます。