何時ものホテル、『メトロポリタン東京』で彼女と過ごす、まったりワインの楽しい夜の続き。
ローランペリエはまだ残っているが、白ワインも抜栓。
アルフォンス・メロ、レ・ペニタン、コート・ド・ラ・シャリテ、シャルドネ、2011年。
ロワール、サンセールで19代続く名門、アルフォンス・メロがコトー・シャリトワで造るワイン。
コトー・シャリトワはロワールのサンセール地区とブルゴーニュ、シャブリ地区の間にある地域。
昔はワイン生産が盛んな地域だったが、1860年代に広まったフィロキセラ禍によりぶどう栽培が壊滅した地域。
そのため、今もAOCが認定されていないので、このワインはI.G.P.。
熟成が進み、色合いは濃い黄金色。
香りは、濃厚な熟した南国の果実に熟成から来るエステル香が混じる。
良いぶどうを使っているからこその熟成シャルドネだ。
お供は、コンテ。
そしてブリー。
本当はブー・ドゥ・シューを買いたかったが、コロナの影響で入荷していないのが残念。
ポンパドウルのプチ・アンリシールと一緒に食べるととても美味い。
ナトスのマグロたたきサラダ、焦がしにんにくソースは美味しいので何時もより多い量を購入。
たっぷりのマグロが嬉しい。
初めて買った、フロプレステージュの秋刀魚とかぼちゃの照り焼きソース。
冷凍品だと思うが、秋刀魚がとても美味い。
今年初めて食べる秋刀魚だ。
ここで神戸コロッケを食べることに。
部屋に持ち帰ってみると、コロッケが思った以上に大きい。
「食べきれないから一つを二人で分けましょ。もう一つは私の朝ご飯にしていいかしら」と彼女。
カルボナーラ風リゾットコロッケは美味しいが半分だけでもお腹に堪える。
赤ワインも抜栓。
ニュージーランドのラヴブロック、セントラル・オタゴ、ピノ・ノワール、2014年。
ラヴブロックは、ニュージーランド・ワイン界のレジェンド、キム・クロフォードが理想を追い求めて設立したワイナリー。
二つのヴィンヤードを持ち、マールボロではソーヴィニヨン・ブラン等の白ぶどうを、セントラル・オタゴではピノ・ノワールを栽培している。
色合いは美しいルビーレッドでしっかりとしたディスクを持つ。
ストロベリーやフランボアーズなどの赤系果実と、ブラックチェリーやカシスなどの黒系果実が混ざり合った複雑なニュアンス。
広葉樹林の落ち葉や茸のヒントも持ち、タンニンは強く滑らか。
ぶどうはオーガニック栽培で、古いオークの樽で8ヶ月間熟成。
ピノ・ノワールの樹は、DRC由来のエイベル・クローン。
もうかなりお腹がいっぱいだが、アジアンサラダの新メニュー、甘辛味噌チキンを食べてみる。
大きなモモ肉が二本。
大きめの方を彼女の皿に置く。
私は小振りなのを選んだが、それでもかなり大きい。
甘辛いソースが美味しく、赤ワインを飲みながら完食。
続いて、柿安ダイニングのローストビース。
デパ地下のローストビーフは色々なお店の物を試したが、柿安のが一番美味しい。
ドゥリーブルにたっぷりのローストビーフを乗せて食べると美味い。
セントラル・オタゴのピノ・ノワールは、ブルゴーニュ以外では一番好きかもしれない。
肉にも良く合って美味い。
彼女と過ごす、何時のもホテルでのまったりワインの夜は続きます。