6月末のウォーキング。
梅雨になると、ジムには行けてもウォーキングは出来なくなるので、運動不足になりがち。
雨が止みそうになると、急いでウォーキングに出る。
少々の雨なら、暑いカンカン照りの日よりも歩きやすいのだ。
オレンジの花は、クロコスミア、和名はヒメヒオウギズイセン(姫檜扇水仙)。
南アフリカ原産のアヤメ科ヒオウギズイセン属(クロコスミア属)の多年草。
丈夫で手間がかからず良く繁殖するので、人気の園芸品種だ。
花言葉は、”陽気”。
夏になるとオレンジのトロピカルな花を咲かせるのは、ノウゼンカズラ(凌霄花)。
中国原産の、ノウゼンカズラ科ノウゼンカズラ属の蔓性の落葉樹。
平安時代には既に日本で栽培されていた植物で、真夏に鮮やかな花が多数咲き続けるので人気がある。
花言葉は、”名声”、”名誉”、”栄光”。
花の形が、栄光をたたえるファンファーレを奏でるトランペットに似ていることから付けられた花言葉のようだ。
青々と茂り、大きな花を咲かせているのは、皇帝ダリアハイブリッド、ガッツァリア。
皇帝ダリアと園芸種ダリアの交配種で、皇帝ダリアよりも背丈が低く(1.5~2m)、開花時期が早いのが特徴。
皇帝ダリアは背丈が3~5mにもなり、開花時期が晩秋のため開花期間が短いのが難点。
夏に咲く大きな鮮やかな花が素晴らしい。
皇帝ダリアの花言葉は、”乙女の真心”、”乙女の純潔”。
派手で大きな花なので、あまり”乙女”という雰囲気ではないのだが、不思議な花言葉だ。
こちらはダリアの花。
ダリアの和名はテンジクボタン(天竺牡丹)。
テンジクボタンと言われてダリアのことだとわかる人は居るのだろうか。
キク科テンジクボタン属(ダリア属)の多年草で、原産地はメキシコ、グアテマラ。
メキシコの国花はダリアなのだ。
ダリアの花は色も形も大きさも様々で、とても豪華で綺麗な花だ。
花言葉は、”華麗”、”気品”、”優雅”、”移り気”、”裏切り”、”不安定”。
”裏切り”の花言葉は、ナポレオンの妻、ジョセフィーヌがダリアを愛し自分の庭だけで育てていたが、それを羨んだ女性にダリアを盗まれたことから付いたもの。
この時期に目を楽しませてくれる青紫の花は、キキョウ(桔梗)。
キキョウ科キキョウ属の多年草で、日本を含む東アジアに広く分布する。
江戸時代には人気の花だったようで、八重咲きや絞り咲き、黄色や緑、花弁の形が面白い兎耳桔梗や紋桔梗など、多種多様な園芸品種が開発され、栽培されていたようだ。
こちらは白花のキキョウ。
よく見ると、軽く紫が入っている。
江戸時代に開発された園芸品種のほとんどは明治になり消滅してしまい、今ではオリジナルのキキョウも絶滅危惧種になっている。
これは別の場所で見付けた純白のキキョウ。
花言葉は、”永遠の愛”、”変わらぬ愛”、”気品”、”誠実”。
花言葉のとおり、永遠に残ってもらいたい花だ。
今回も夏の花々に癒されたウォーキングでした。
今夜は、高知県の大好きな酒蔵、高木酒造の酒を開栓。
高木酒造は一昨年の7月に訪問して以来、蔵元とも仲良くさせていただき、お気に入りの蔵の一つだ。
豊能梅 純米吟醸 いとをかし 生酒。
CEL24という特徴的な高知酵母を使って醸された酒だ。
そしてもう一つの特徴は、新たに開発された高知県の酒造好適米、土佐麗を使っていること。
精米歩合は60%。
裏のエチケットには書かれていないが、日本酒度は驚きの-17。
一昨年飲んだいとをかしは-10だったので、一層甘口に仕上がっている。
CEL24は高知県で開発された吟醸酵母の中でもカプロン酸エチル系の芳醇な香りと、-10を超える日本酒度の吟醸酒を生み出す珍しい酵母なのだ。
そして使用米は土佐麗。
高知県内での高知県産酒造好適米の使用比率の改善を図るために開発された新品種。
いとをかしの名前の由来が面白い。
何時もの辛口の吟醸酒を造っていたところ、驚くほど甘口の酒が出来てしまった。
調べたところ、工業技術センターが間違って注文と異なる酵母、CEL24を出荷していたことが判明。
でも美味しい吟醸酒だったので、間違いから生まれた美味い酒ということで、”いとをかし”と命名して商品化したのだ。
私なら”かたはらいたし”と名付けたいところだが、それを”いとをかし”とする遊び心が好きだ。
グラスに注ぐと、甘い吟醸香がふわりと立ち昇る。
口に含むと、確かに甘さは昨年よりも強い。
これは米が五百万石から土佐麗に代わったためなのか、それとも杜氏が五代目から六代目に交代したことによるのだろうか。
上品な甘さで、酸があるので後味はすっきりし、舌に甘みが残らない。
飲み飽きしない美味い酒だ。
高知の珍しい酒を楽しんだ、今夜のお家ワインでした。