三連休の最終日、もう一度高木酒造の販売会に日本酒を買いに行くことにした。
場所は池袋東武。
高木酒造の販売会は1月6日から12日まで。
今回も高木酒造の五代目と酒造りの楽しいお話し。
高木酒造とのつながりについては、こちら。
数々の受賞歴を持つ純米大吟醸などの銘酒も揃っている。
生酒のコーナーにも魅力的な酒が勢揃い。
6日に買ったのは、土佐金蔵 特別純米 深海酵母と、土佐金蔵 純米生原酒。
今回購入したのは、豊能梅のあらばしり、そしていとをかし。
これらの酒の詳しい説明は飲んだ時にアップします。
銀座の、『つな八』で開催された”日本酒と天麩羅の会”でちぃさんと過ごす楽しい夜の続き。
私達はカウンター席に、そしてテーブル席ではかずみさんご夫妻が日本酒と天麩羅のマリアージュを楽しまれている。
三種類目の酒は、群馬県太田市の島岡酒造が醸す、群馬泉 山廃酛 本醸造。
燗酒で出される。
すっきり辛口の飲み飽きしない酒だ。
使用米は若水他で、精米歩合は60%、使用酵母は自社酵母。
群馬泉を合わせる二の天は、紅心大根と鮟鱇。
紅心大根が届いた時には、半生の鮪かと思ってしまった。
田楽味噌ととろろが添えられている。
あん肝は濃厚で熱々。
あん肝を鮟鱇の身で巻いて揚げられている。
これは贅沢で美味い逸品。
四種類目の酒は、奈良県御所市の油長酒造が醸す、風の森 雄町 807 純米奈良酒 無濾過生。
無濾過無加水の生酒で、アルコール度数は17%と高い。
使用米は雄町、精米歩合は80%、協会7号酵母で醸されている。
またまた好きな酒が出された。
風の森でちぃさんと乾杯。
二杯目は開けたての四合瓶から注いでもらったので微発泡のプチプチ感が強く、一層美味しく感じる。
風の森を合わせる三の天は、牡蠣トマト。
トマトの中に牡蠣を詰めて揚げるとは驚き。
牡蠣はほとんど生で美味い。
生牡蠣が苦手なちぃさんから一個引っ越してきた。
美味い牡蠣を三個も食べることが出来て幸せ。
白龍や群馬泉を飲みながらも、好きな赤武は何度かお代わり。
そして風の森もまたまたお代わり。
アルコール度数が高いので、酔いが回ってくる。
五種類目の酒は、岡山県真庭市の辻本店が醸す、御前酒 菩提酛 純米にごり酒。
御前酒を飲むのは久し振り。
使用米は岡山らしく雄町で精米歩合は65%、協会9号酵母で醸されている。
麹の香り、乳酸菌の酸味を持ち、甘味の無い辛口。
この酒もアルコール度数が17%もあるので要注意。
合わせる料理は四の天、白子と下仁田ねぎ。
天麩羅をさらにバーナーの炎で炙って出された。
雲丹のソースが掛けられている。
下仁田ネギは何処にあるのかと思ったら、輪切りのネギの天麩羅が白子の下に敷かれていた。
とろとろの白子には濃厚な旨みが凝縮されている。
御前酒の一年熟成物が出される。
にごり酒の一年熟成とは珍しく、新酒との飲み較べが楽しい。
やはり一年熟成させると、乳酸菌の酸味がかなり穏やかになっている。
〆の食事は、穴子のおむすびの天麩羅。
お供は香の物。
山葵も出された。
山葵と一緒にいただく。
美味い。
デザートは酒粕のプリン。
さつま芋のチップスが添えられている。
酒粕のプリンには古酒も加えられているそうで、酒の香りが効いている。
今夜の酒はそれぞれの天麩羅とのマリアージュが良く考えられていて素晴らしかった。
グラスが六つあるのは、最後の御前酒を熟成物との飲み較べをしたため。
何度もお代わりをして飲んだので、結構酔ってしまった。
かずみさんご夫妻、ちぃさんと過ごす銀座の楽しい夜は続きます。