麻布十番のフレンチ、『ル・バーラ・ヴァン・サンカンドゥ』でちぃさんと過ごす楽しい夜の続き。
シャンパーニュのボトルにはまだ少し残っているが、白ワインをグラスで飲むことに。
スペイン、カスティーリャ・ラ・マンチャのドミニオ・デ・プンクトゥンが造る、カバレッロ・デ・ラ・ブランカ・ルナ、ヴェルデホ、2020年。
このワインはオーガニック。
EUのオーガニック認証マークのユーロ・リーフが付いている。
白ワインでも乾杯。
青リンゴやグレープフルーツの香りを持つ、フルーティーで爽快なワイン。
二皿目の料理は、まるごとモッツァレラ・ブッファラと切り立てプロシュートのカプレーゼ。
モッツァレラ・ブッファラは毎週カンパーニャから空輸で届いているのだそうだ。
トマトの下には、バジルの葉とバジルのペースト。
二つの皿に取り分けるのは私の役目。
プロシュートでモッツァレラとバジルの葉を巻いて食べるととても美味い。
ムール貝の白ワイン蒸し、プロヴァンス風、フレッシュトマトとハーブ風味。
このスープがとても美味いので、これでリゾットを作ってもらえないかと相談。
店長さんが厨房に相談してくれたが、残念ながら出来ないとのこと。
ムール貝にシャンパーニュも白ワインも良く合う。
飲んでいるシャンパーニュは、ジョセフ・デプロワ、ブラン・ド・ブラン、ブリュット。
ムール貝は大好きな食材。
海外だとバケツ一杯食べるのだが、日本では上品な量なのが寂しい。
肉料理に合わせ、早めに抜栓しておいてもらった赤ワインを飲むことにする。
モンターニュ・サンテミリオンのシャトー・フラン・ボードロン、2015年。
モンターニュ・サンテミリオンはドルドーニュ河右岸、銘醸地サンテミリオンの衛星地区。
サンテミリオンが高くなったので、衛星地区のワインを飲むことが多くなった。
エチケットを見ると、このワインもオーガニック。
EUのオーガニック認証マーク、ユーロ・リーフが付いている。
セパージュはメルロー80%、カベルネ・フラン20%で、ぶどう栽培はビオロジック。
ちぃさんと乾杯。
色合いは濃いガーネット。
熟したプラム、ブラックベリー、ブルーベリーの香り。
重厚な果実味にベルベットのようなタンニン。
衛星地区といえどもサンテミリオンのワインは美味い。
外はすっかり夜の帳に覆われ、十番通りを歩く人の数も減ってきた。
カウンターで一人で食事をされていた紳士も帰られたようだ。
コロナ前は何時も満席の人気店だったが、コロナ禍の今はとても寂しい状況。
ちぃさんと麻布十番で過ごす、楽しい夜は続きます。