1月下旬のこと、久し振りに麻布十番のフレンチでディナーを楽しむことにした。
麻布十番でちぃさんと待ち合わせ。
”微笑みのモニュメント 父と子”をパチリ。
これはジンバブエ大使館の協力で作られたモニュメント。
麻布十番には大使館が多いことから、12の大使館の協力を得て、”微笑み”をテーマに作られたモニュメントが12個。
他には、フィンランド、オーストリア、オランダ、ドイツ、フランス、ルーマニア、パキスタン、韓国、オーストラリア、アメリカ、ベネズエラの各大使館の協力を得た作品が置かれている。
向かった先は、成城石井。
ではなく、その二階にあるレストラン。
成城石井が経営する、『ル・バーラ・ヴァン・サンカンドゥ』。
ここは人気店で以前は二時間制だったが、今は滞在時間に制限は無いようだ。
エントランスを入ると、右手にはワインセラー。
さすが成城石井のレストラン、ショーケースの中には美味しそうなハムやチーズが並ぶ。
私達の席は一番奥の角のテーブル。
二面が全面ガラス張りになっているので、明るく開放感がある。
陽が長くなってきたとはいえ夕闇が迫りつつあり、十番通りには明かりが灯り始めている。
開店と同時に入店したので他に客は居なかったが、30分経っても客は私達を入れて3テーブル。
あんなに満席だったお店がこんなに空いているとは、やはりコロナ禍は恐ろしい。
カウンターでお一人で食事をされている紳士は、赤ワインを1本抜栓し、静かに楽しまれている。
時々店長が立ち寄って話をしているところをみると、常連さんのようだ。
私達は今夜もシャンパーニュを抜栓。
この冬、シャンパーニュばかり飲んでいる気がする。
ジョセフ・デプロワ、ブラン・ド・ブラン、ブリュット。
成城石井が輸入するシャンパーニュ。
ジョセフ・デプロワは成城石井と同じく1929年の創業なのだそうだ。
不思議なことに、ミュズレはメゾン・ポール・ダンジャン・エ・フィスのもの。
調べてみると、ジョセフ・デプロワはポール・ダンジャンの傘下にあるメゾンのようだ。
ちぃさんと、今夜も楽しく飲みましょうの乾杯。
爽やかな果実味、活き活きとした酸、そして強いミネラル感を持つ、ブラン・ド・ブランらしい美味いシャンパーニュだ。
お通しはブリー。
食べ頃に熟成が進み、とても美味い。
有機キヌアとケール、フェタチーズの16品目パワーサラダ、フラックスシードオイルのドレッシング。
16品目とは何だろう。
玉子、キヌア、ケール、サニーレタス、赤キャベツ、リンゴ、ターキー胸肉、トマト、キウイ、アーモンド、ウォールナッツ。
こちらから見えるのは、11種類。
アヴォカド、フェタチーズ、オレンジ、ベーコン。
ここまでで11種類。
あとひとつがわからない。
取り分けるのは私の役目。
たっぷりの量があり、小皿でちぃさんが二回、私が三回盛り付けて食べることが出来た。
ちぃさんと過ごす、麻布十番の『ル・バーラ・ヴァン・サンカンドゥ』での楽しい夜は続きます。