4月下旬のウォーキング。
曇り空に浮かぶ、不穏な濃い灰色の雲。
目の前を必死に逃げる鼠に、口を思いっきり広げて襲い掛かる狼のようだ。
まあ、狼と言ってもディズニー・ヴァージョンだが。
黄色い花が満開の樹は、ヒメエニシダ(姫金雀枝)。
マメ科エニシダ属の落葉低木で、原産地はカナリア諸島。
日本の高温多湿に弱く、寒さにも弱いので育てにくい植物。
でもこの株はとても立派に育ち、素晴らしい密度の花を咲かせている。
花言葉は、”上品”、”清楚”、”博愛”。
枝に雪が降り積もったような樹を見付けた。
これは、オオデマリ(大手毬)。
レンプクソウ科ガマズミ属の落葉低木。
ヤブデマリの園芸品種で、ヤブデマリの原産地は日本、台湾、中国。
手毬のような白い花なので、英語名はJapanese snowball。
花言葉は、”私は誓います”、”華やかな恋”、”優雅なたしなみ”、”約束を守って”、”天国”。
そしてこちらはコデマリ(小手毬)。
バラ科シモツケ属の落葉低木で、原産地は中国南東部。
耐寒性があり花付きも良いので、人気の庭木だ。
花言葉は、”優雅”、”上品”、”友情”、”努力”。
蔓性の植物に花が咲いている。
これはムベ(郁子)。
アケビ科ムベ属の常緑蔓性植物で、原産地は日本、中国、台湾、朝鮮半島。
ムベの名前は、天智天皇が近江の国に狩りに行った時、元気な老夫婦を見て理由を尋ねたところ、「美味しい果物を食べているお陰です」と言ってこの実を差し出し、それを食べた天智天皇が「むべなるかな(もっともである)」と発したことに由来すると言われている。
秋になると、こんな実が生る。
アケビの実は熟すと裂果するがムベの実は割れないので、食べやすい。
花言葉は、”愛嬌”。
今夜は新潟の日本酒を飲むことにする。
新潟県長岡市の朝日酒造が醸す、朝日山 純米吟醸。
長岡と言えば、長岡駅の近くにある、新潟の酒が全種類揃っている店に長岡の友人に連れて行ってもらったことを思い出す。
もう7年前のことだ。
その友人とは、知床観光船沈没事故関連の番組でTVによく出演されている、長岡技術科学大学大学院の斎藤秀俊教授。
斎藤さんは水難学会の会長も務められているのだ。
その時の記事はこちら。
旭酒造と言えば、久保田の蔵元として有名。
長岡にある鴨料理の料亭、『久保田』に秘蔵の久保田を飲みに何度も通ったことを思い出す。
甘い果実香。
ファーストアタックはコメの旨み、そしてそのすぐ後に旨みに重なるように辛みが現れる。
アルコール度数は15%だが、結構アルコール感がある。
使用米は不明だが、新潟県産米を用い、精米歩合は55%。
食中に飲んで美味しい芳醇辛口の純米吟醸だ。
久し振りに新潟の酒を楽しんだ、今夜のお家日本酒でした。