5月末のこと、丸の内の大好きなフレンチにシャンパーニュを飲みに行くことにした。
前回が3月末だったので、二か月ぶりの訪問。
ちぃさんと丸の内の地下で待ち合わせると、「新丸ビル」に入館。
今日は何故か人が少なく、1階ロビーは閑散としている。
エレベーター横の壁には丸いレリーフ。
何を表しているのか一度調べてみよう。
今夜のお店は、『エリックス バイ エリック・トロション』。
フランスの人間国宝ともいえる、フランス国家最優秀職人賞(M.O.F.)を受賞したエリック・トロション氏の東京店。
入口の生花が何時もダイナミックな演出で好きだ。
窓の外には東京駅丸の内駅舎。
カウンターの前には大きなワインセラー。
フランスの銘醸ワインが並ぶ。
今夜のシャンパーニュはこの二本。
実は近々福岡から友人が来てここで食事をすることになっているので、友人のシャンパーニュの好みを中島支配人にお伝えし、選んでおいてもらったのだ。
結果、当日もこの二本でお願いすることにした。
(福岡から友人をお迎えした記事は先にアップ済です。)
さっそく店長の大塚さんが注いでくれる。
最初のシャンパーニュは、ダニエル・デュモン、ブリュット、グラン・レゼルヴ。
ダニエル・デュモンは1970年代初頭に設立されたR.M.で、保有する畑は10ha。
生産するシャンパーニュの8割はフランス国内で消費され、残りもヨーロッパ内での流通。
今回初めて日本に入荷した銘柄だ。
バックラベルによると、セパージュはピノ・ノワール40%、シャルドネ40%、ピノ・ムニエ20%。
今夜もいっぱい飲みましょうの乾杯。
柑橘系の爽やかな香り、優しい果実味、そしてバランスの良い活き活きとした酸とミネラル。
これは好きなシャンパーニュだ。
アミューズ・ブッシュは、クリーム・チーズとラムレーズン、ラズベリーのチュイル。
エリック・トロションの料理は美しい。
アミューズを見ただけで、今夜の料理への期待が高くなる。
一皿目のアントレは、ドライトマトとラタトゥイユ。
巻いたズッキーニの中にラタトゥイユ、その上にはドライトマトとオニオンチップス。
ソースは、人参エキスのオイル、パセリのオイル。
美味いアミューズとアントレにシャンパーニュが進む。
バゲットも届く。
ちぃさんと過ごす丸の内のフレンチ、『エリックス バイ エリック・トロション』での楽しい夜は続きます。