六本木の国立新美術館にあるフレンチ、『ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ』で茶目子さんと過ごす、合同お誕生会の続き。
ヴィアンドは、牛ハラミ肉のグリエ、タイム風味のジューソース、じゃがいものローストとラタトゥイユ添え。
素晴らしい焼き色。
ヴォリューミーなのも嬉しい。
付け合わせのラタトゥイユとじゃがいものローストも肉によく寄り添っている。
肉料理に合わせて赤ワインをグラスでお願いする。
ボルドー、メドックのシャトー・オーモーラック、クリュ・ブルジョワ、2010年。
グラスでこんなヴィンテージの良いワインが出されるところは、流石『ポール・ボキューズ』。
今夜三度目の乾杯。
メドック北部の注目の産地、サン・イザン・ド・メドックにあるシャトー。
畑はジロンド川に近く、素晴らしいミクロクリマに恵まれている。
ぶどうはメルロー主体でカベルネ・ソーヴィニョンをブレンド。
熟成はオークの樽で12~14ヶ月、新樽比率は1/3。
濃厚なフルボディが肉によく合って美味い。
メッセージプレートをお願いしたら、小振りなホールケーキを用意してくれた
これは茶目子さんのプレート。。
こちらは私のプレート。
嬉しいお店からのプレゼント。
席を茶目子さんのお隣に移し、記念撮影。
このケーキ、素晴らしく美味しい。
松尾支配人と植田シェフに感謝。
ホールケーキを食べると、もうお腹はいっぱい。
濃いコーヒーを飲みながら、話が弾む。
コース料理のデセール、バニラアイスクリームが更に届く。
食べようと思ったら、ラズベリーソースが注ぎ込まれ、美しい色合いとなる。
バニラアイスクリーム、塩とオリーブオイル、ラズベリーソース。
もうお腹は限界。
松尾支配人に見送られ、満腹満足で店をあとにする。
今年も『ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ』で茶目子さんと合同お誕生日会を実施できたことに感謝。
人気のない閉館後の美術館に響く、鳥のさえずりのような不思議な音。
音源を探り当てると、それは何と長椅子の上に置かれたこの小さなオブジェ。
三原総一郎氏の「空白のプロジェクト #4 想像上の修辞法」。
前庭には村上隆氏のドラえもんのバルーンアートが展示されていたが、館内にも色々な作品が置かれているようだ。
既にエントランスは閉鎖されているので、スタッフに案内されて非常口から外に出る。
そこにも展示作品。
李禹煥、「関係項-エスカルゴ」(2018/2022)、石・ステンレス。
視線を遠くに移すと、樹々の上に顔を出しているのは六本木ヒルズの森タワー。
村上隆氏のドラえもんは空気が抜かれ、カバーに覆われている。
今夜は何故か閉館後も明かりが点いている。
この建物自体が、黒川紀章氏の芸術作品だ。
ディナーだけでなく、色々楽しい国立新美術館での夜だった。
外苑東通りに出ると、目の前には「東京ミッドタウン六本木」。
今夜は六本木交差点方面には下らず、乃木坂方面に進む。
左手には「メルセデスミー」。
ここの二階の『アップステアーズ』には時々シャンパーニュを飲みに来ている。
ステーキの『hama』の前には多くの報道陣。
大物政治家がここで密談をしているようだ。
もう少し歩き、乃木坂から帰途に就く。
茶目子さんとの合同お誕生日会の楽しい夜でした。