東京都美術館で開催された「レオポルド美術館 エゴン・シーレ展」を鑑賞した後、上野広小路の一軒家イタリアン、『アルヴィーノ』で、ちぃさんと過ごす楽しい夜の続き。
ここの名物料理、ウニのクリームコロッケ。
ここに初めて来て、この料理を注文した時のこと。
二人に取り分けようとウニを殻ごと持ち上げた時、「痛い。ウニの棘が指に刺さった」と私。
すると、「コロッケだけ取ればいいのに」と冷静なちぃさん。
今回はコロッケだけを小皿に取ったので、痛い思いをせずに済んだ。
薬味は、ワサビ。
ドメーヌ・デ・グラス、エステート、シャルドネ、2021年の二杯目。
濃厚なウニ味のクリームコロッケにワサビが良く合って美味い。
真鯛のアクアパッツァ。
鯛がそのまま一尾使われているとは驚き。
私が取り分けたあとに残った、鯛の頭と骨。
大塚店長がこれを見て、「随分綺麗に取り分けされましたね」と感心してくれた。
大きな鯛なので、半身を取り分けると皿から溢れ出そうになる。
身の上に乗っている白くて丸いのは鯛の目玉。
ちぃさんが要らないと言うので、私が二個ともいただく。
白ワインは三杯目。
宮崎県産和牛ランプのロースト。
この焼き色が食欲をそそる。
付け合わせの野菜は、ジャガイモとカブ。
おろしにんにくソースを掛けて食べる。
これは最高に美味い。
肉に合わせるのは、ドメーヌ・デ・グラス、エステート、カベルネ・ソーヴィニヨン、2021年。
ここではパスタはメイン料理のあとに出される。
アサリのアーリオ・オーリオ・エ・ペペロンチーノ。
厨房からニンニクの良い香りが漂ってくると思ったら、この料理だった。
たっぷりのニンニクがホクホクで美味い。
アサリもたっぷり入っている。
ニンニクが効いたパスタには、カールスバーグの生ビール。
ドルチェはカッサータ。
お腹はいっぱいでも、冷たいドルチェは美味しく完食。
フリーフローのワインとは別に、スパークリングワインを注文。
チェヴィコがエミリア・ロマーニャで造る、ラルス、スプマンテ、ブリュット。
ぶどうは、トレッビアーノ。
この表面張力が素晴らしい。
抜栓したばかりなので、泡立ちも勢いがある。
ひと口啜った後に、乾杯。
今夜の料理にも満足。
やはり『アルヴィーノ』は好きだ。
満腹で気持ち良く店を出ると、私達が角を曲がって見えなくなるまで、店の前で見送ってくれる。
上野の街には至る所に”エゴン・シーレ展”の広告。
とても充実した展示だった。
上野駅から地下鉄で帰途に就く。
後ろを振り返ると、アメ横の灯りが輝いている。
ちぃさんと、”エゴン・シーレ展”鑑賞と、『アルヴィーノ』でのイタリアン・ディナーを楽しんだ、上野での半日でした。