友人達と西麻布の一軒家フレンチ、『レストランひらまつ レゼルヴ』で過ごす素敵な夜の続き。
今夜のメンバーは、ちぃさん、naonaoさん、pink bouquetさん、そして私。
ここが三週間後(2022年末)に閉店となることから名残を惜しんでの訪問。
ポワソンが届く。
北海道産帆立貝のポワレ、Lisaトマトと柿、クレソンのサラダ、カリフラワーの軽やかなクリーム。
Lisaトマトは高知県高知市のおかざき農園が生産する濃厚な旨みを持つフルーツトマト。
肉厚の帆立には旨味が凝縮されている。
白いソースがカリフラワーのクリーム、その周りはビネガーソース。
飲んでいるのは、アルフォンス・メロがコトー・シャリトワで造る、レ・ペニタン、コート・ド・ラ・シャリテ、シャルドネ、2016年。
ヴィアンドに合わせ、抜栓しておいた赤ワインのボトルを出してもらう。
メドックのシャトー・オー・モーラック、クリュ・ブルジョワ、2009年。
良年の2009VTがまだ残っていて嬉しい。
13年間の熟成を経ているがまだまだフレッシュさを残しており、更なる熟成のポテンシャルを感じる。
ぶどうはカベルネ・ソーヴィニヨン60%、メルロー40%で、樽熟は12~14ヶ月、新樽比率は1/3。
ヴィアンドは、かすみ鴨のパイ包み焼き、季節野菜のキャラメリゼ、ソース・ヴァンルージュ。
かすみ鴨は茨城県かすみがうら市の西崎ファームが放し飼い無投薬で育てる、健康で安全な鴨。
付け合わせの野菜が豊富なのも嬉しい。
シャトー・オー・モーラックとレ・ペニタンの並行飲みも楽しい。
鴨のパイ包み焼きと赤ワインソースは王道の美味しさ。
ワインを飲みながら話しが弾む。
気心の知れた友人達との時間は楽しい。
まだ赤ワインが残っているので、フロマージュを切ってもらう。
熟成した、ハーブ入りのブリーが美味い。
デセールは、苺のグラタン、薔薇とライチのソルベ。
苺はとちおとめ。
薔薇とライチの香りが心地良い。
熱いコーヒーがいっぱいになった胃を癒してくれる。
ミニャルディーズが届く。
とちおとめのマカロンにはピスタチオクリーム。
トリュフチョコレート、フランボワーズのゼリー、フィナンシェ。
何故私の前に二皿あるかというと、スイーツが苦手なちぃさんの皿が引っ越してきたため。
今夜飲んだ三本のボトルに別れを告げ、席を立つ。
どのワインも素晴らしかった。
三階のメインダイニングから二階のレセプションに下りると、坂元支配人と内木場シェフが見送りに待っていてくれた。
シェフとnaonaoさんと記念撮影。
レセプション・フロアーには、シャルル・シャプランの「A Song Silenced」。
大好きなこの絵をもう見ることが出来ないと思うと寂しい。
もうすぐクリスマス。
階段の上にはクリスマスツリー。
友人達と過ごす西麻布の夜は素敵に更けていきました。