1月中旬のこと、ちぃさんと新橋で待ち合わせ。
SL広場に来ると、C11 292号を撮影してしまう。
まずは烏森神社にご挨拶。
手を清める手水の上には、烏森神社縁起の石板。
次から次へと参拝者が訪れている。
飲みに行く前にお参りをする人も多いようだ。
烏森神社から烏森宮脇通りを30秒も歩くと、今夜の目的のお店に至る。
フレンチの『スタンド・バイ・ミー』。
この店に行こうと思ったのは、昨年末に訪問した六本木の『ラトリエ ドゥ ジョエル・ロブション』で食事をした時のこと。
鰻のキャラメリゼを食べ、『スタンド・バイ・ミー』でも鰻の料理を食べたことを思い出したのだ。
そしてここの北山シェフと高橋スーシェフはまさに『ラトリエ ドゥ ジョエル・ロブション』の出身。
『ラトリエ ドゥ ジョエル・ロブション』で鰻のキャラメリゼを食べてここを思い出した時の記事はこちら。
ところで、店名は”ミー”が”Me”ではなく”Mi”になっている。
”Mi”の理由は、以前北山シェフに聞いたことがある。
まず、新橋駅の改札パンチのデザインが”Mi”だったので、これは新橋を意味しているとのこと。
そう言えば、看板のデザインもパンチが入った硬券切符だ。
他にも意味があり、店が面している宮脇通りの”Mi”であり、運営会社のミナデインの”Mi”でもあるのだそうだ。
予約しておいたカウンター席に着く。
以前はカウンターが全て椅子席になっていたが、今は椅子が四つ残るだけで、入り口側は立ち飲みになっている。
最初のボトルはスパークリングワインを抜栓し、ちぃさんと乾杯。
オーストラリアのデ・ボルトリが造る、ロリマー、ブリュット。
デ・ボルトリは北イタリアからの移民が作ったワイナリーで、今では家族経営としてはオーストラリアで最大規模を誇る。
グレ-プフルーツやレモンの香り。
フルーティーな味わいの、綺麗なブリュット。
ボトルが冷やされているアイスバケットを見て驚いた。
ボトルの外がスパークリングになっている。
冷やす水に、スパークリングウォーターを使っているのだ。
お通しは、サラダ菜のコンソメスープ。
青臭さが全くなく、とても美味い。
最初の温かいスープが冬には嬉しい。
前菜は好きな物を幾つか選ぶ。
これがこのお店を思い出した契機となった、本物のうなぎパイ。
うなぎパイの上に、本物の鰻が乗っている。
サバタルト。
炙った〆鯖がエディブルフラワーを纏い、とてもお洒落に変身している。
トマト、トマト、トマトはカラフルな人気メニュー。
いちじくパンケーキ。
流石『ラトリエ ドゥ ジョエル・ロブション』出身のシェフが作る料理は美しい。
ところで、このお店のショップカードが面白い。
どう見ても、ザ・昭和のイメージ。
これを見て花札を連想する私もかなり古い人間だ。
新橋のフレンチ、『スタンド・バイ・ミー』で、ちぃさんと過ごす楽しい夜は続きます。