3月末のこと、丸の内でちぃさんと待ち合わせ。
向かったのは「新丸ビル」。
「丸ビル」は既に20周年、「新丸ビル」も15周年。
どちらも開業時から通っているので随分長いお付き合いとなる。
地下から入館し、長いエスカレーターで一階に上る。
一階のこのレトロな雰囲気が好きだ。
ここからエレベーターで五階に上る。
今夜のお店は、『エリックス バイ エリック・トロション』。
ここは、M.O.F.、フランス国家最優秀職人賞に輝くエリック・トロション氏の東京店。
店頭には何時も豪快な生花。
店内の窓からは、東京駅丸の内駅舎を一望することができる。
中島支配人に迎えられ、何時ものカウンター席に案内される。
目の前には、銘醸ワインが並ぶセラー。
そして背中側の壁には、ブルゴーニュのグラン・クリュ街道の地図。
2018年にこの道を二往復したことを思い出す。
今夜はシャンパーニュ・ディナー。
飲むのはこの二本。
まず抜栓したのは、メゾン・マンドワが造る、エルヴェ・マルロー、エクストラ・ブリュット。
メゾン・マンドワは1735年創業の老舗。
コート・デ・ブランとコート・デ・エペルネのぶどうを用い、セパージュはシャルドネ50%、ピノ・ノワール35%、ピノ・ムニエ15%。
ドサージュはゼロ。
ちぃさんと、「今夜もいっぱい飲みましょう」の乾杯。
ファーストアタックはキリリと引き締まった辛口。
その後から豊かな果実味、酸味が現れ、後味にはブリオッシュや炒ったナッツのニュアンス。
アミューズ・ブッシュは、ケークサレ、クリームチーズ、生ハム。
バゲットが届く。
お代わり自由だが、料理のヴォリュームがあるのでパンの食べ過ぎ注意。
第一のアントレは、鴨肉、ビーツ。
ビーツは赤と黄の二種。
赤いビーツのソースが添えられている。
鴨のアントレでシャンパーニュが進む。
赤いビーツを食べると、下側の黄色のビーツには赤が転写されている。
ちぃさんと過ごす丸の内のフレンチ、『エリックス バイ エリック・トロション』での楽しいディナーは続きます。