4月のこと、久し振りにオイスターバーに生牡蠣を食べに行くことにした。
丸の内の地下には巨大な空間が広がる。
ここはシェルターに使えるのだろうか。
でも地下一階なので天井が薄く、空爆を受けると簡単に崩落してしまうだろう。
向かったのは、「丸ビル」。
「丸ビル」の地下店舗はまたまた改装中。
開業時は「明治屋」が入っていたが撤退し、そのあとに「アコメヤ」が出来た。
その「アコメヤ」も撤退し、今度は多くの店舗が出来るようだ。
(4月28日に「マルチカ」がオープン済みです。)
「丸ビル」を通り抜けると、地下通路を抜け、三菱商事ビルに向かう。
この地下道の上は丸の内仲通り。
予約しているお店は、三菱商事ビルの地下にある『ジャック・ポット丸の内』。
入り口で今日のハッピーアワーの牡蠣をチェック。
店に入ると、驚いたことに彼女が既に着席している。
店内の壁には今日の入荷牡蠣。
テーブルには、店主の大泉さんからメッセージ。
久し振りの訪問にもかかわらず、こうした気遣いが嬉しい。
最初はスパークリングワインで乾杯。
イタリア、ヴェネト州のモンテリーベロが造る、スプマンテ・ロゼ。
ぶどうはラボーゾ。
お通しは蒸し牡蠣。
これが立派な牡蠣で美味い。
ブロッコリーと温玉のシーザードレッシング。
玉子をパカンと割り、和えて食べると美味い。
スパークリング・ロゼを飲み干すと、白ワインのボトルを抜栓。
イタリア、シチリアのカンティーナ・フィーナ・ヴィニが造る、ミラル、シャルドネ、オーガニック、2021年。
創業者のブルーノ・フィーナ氏は、イタリア最高の醸造家、ジャコモ・タキス氏の醸造アシスタントを20年務めた人物で、家族で300haの畑を管理している。
ぶどう栽培はオーガニックで、EUの認証マーク、ユーロリーフが付いている。
完熟した洋梨やパイナップルの香りを持つ、豊潤なボディのワイン。
アルコール度数は13.5%と強い。
生牡蠣10個が到着。
今日のハッピーアワーの牡蠣は、佐賀県の”竹崎かき”。
薬味は生のレモンの他に五種。
最初の牡蠣は生のレモンで。
二個目はポン酢。
三個目はレモスコで。
レモスコは広島の瀬戸内レモン農園が、レモンの果汁と皮、酢、唐辛子、藻塩を原料として、無着色・無香料・保存料不使用で作る調味料。
四個目はチリソースで。
そして五個目はワインビネガーで。
やはり生牡蠣は美味い。
彼女と過ごす、丸の内の楽しい夜は続きます。