5月のこと、ちぃさんと八重洲から日比谷に移動して過ごす、楽しい休日の午後の続き。
日比谷で向かったお店は、「東京ミッドタウン日比谷」の『三ぶん』。
ここは東銀座にあった人気店、『立ち呑み 三ぶん』が、「東京ミッドタウン日比谷」の開業を機に移転したお店。
『三ぶん』は立ち呑みのお店でありながら、ミシュランのビブグルマンを獲得していた。
ここでは、お隣にある和食割烹、『三分亭』の料理を味わうことができる。
そして、ここのもう一つの特徴は、器の素晴らしさ。
壁の黒板に書かれた本日の料理と日本酒を入念にチェックし、注文。
お通しはお猪口に入ったお粥。
二種の日本酒を選ぶ。
ちぃさんの酒は、山形県高畠町の米鶴酒造が醸す、 Cheerful かすみ 純米 生。
アルコール度数14%のフレッシュな生原酒。
使用米は、麹米が出羽燦々、掛米がはえぬきで、精米歩合は70%。
私の酒は、愛知県北設楽郡の関谷醸造が醸す、蓬莱泉 純米 霞月。
蓬莱泉と聞くと、名古屋のなぎささんを思い出す。
ピュアな米の旨みを味わえる純米酒。
ぬる燗で飲んでも美味そうだ。
使用米は、麹米が夢山水、掛米がチヨニシキ、精米歩合は65%。
ちぃさんと乾杯。
生湯葉刺身。
少しだけお醤油を垂らし、山葵と共にいただく。
これは美味い。
新生姜のさつま揚げ。
揚げたてのさつま揚げは、熱々でプリプリ。
和辛しで一層味が引き立つ。
次に選んだのは、この二本。
ちぃさんの酒は、再びうすにごり。
山形県東田川郡の鯉川酒造が醸す、鯉川 新米新酒 限定 うすにごり 純米酒。
使用米は、山形県産新米(銘柄非公開)、精米歩合は60%、酵母は協会7号。
私の酒は、福岡県久留米市の旭菊酒造が醸す、旭菊 純米酒 六号。
使用米は夢一献、精米歩合は65%。
福岡の蔵で使用酵母が協会6号というのが面白く、注文。
再び乾杯。
「東京ミッドタウン八重洲」の『スタンドBUCHI』で生ビール、『ラ・テラッツァ サバティーニ』でワイン、そして「東京ミッドタウン日比谷」の『三ぶん』で日本酒と、今日もよく飲んだ。
店を出ると、館内の人出が増えている。
エスカレーターに乗るにも行列に並ばなければならない。
私達は中央のエスカレーターを避け、奥の通路を通ってステップ広場に出ることとする。
既に夕方となり、明かりが点り始めた。
ちぃさんと過ごす、八重洲と日比谷での楽しい休日の午後でした。