ワインはとうとう三本目に突入。
シルヴァー・ライニング、2003年。
カリフォルニア、セント・ヘレナにあるシルヴァー・ライニング・セラーズのワインである。
このワインは、ワイン輸入商であり友人でもあるデプトプランニングの長尾さんが手掛けており、日本橋高島屋で随分以前に購入したもの。
彼女と飲むために、数年間セラーで寝かせておいたのだ。
ナパ・ヴァレーにあるボルドー風のワイン造りを行っているワイナリーのようだ。
セパージュはメルロー84%、カベルネ・ソーヴィニヨン16%。
フレンチ・オークの樽で最低二年は熟成させているとのことだ。
飲んでみると驚くほどに滑らかで洗練されている。
馥郁とした果実味を持ち、熟成感も充分。
上質のポムロールといった感じ。
彼女もこのカリフォルニア・ワインは、「エレガントで重厚」で、好きとのこと。
レアーで焼いてもらう。
ここのステーキは美味いのだ。
このホテルは聖路加タワーの32階から上の部分にある。
最上階近くの部屋なので、32階までの吹き抜けを見下ろすと足がすくむ。
タワーの1階にあるコンビニで購入してきたのは、ハーゲンダッツのジャポネ<バニラ&きなこ黒蜜>。
ハーゲンダッツの和のテイスト・シリーズの新商品。
あれ、バニラじゃなかったの?
と怪訝に思いながらスプーンですくい取る。
きなこ黒蜜の下には、ちゃんとバニラ・アイスクリームがあった。
甘みを抑え、隠し味の塩味が効いている。
これは美味い。
もうお腹いっぱいなのだが、彼女はさらに数種類のケーキを購入している。
今夜はこの二個だけ、ということで妥協。
ホテルのコーヒーは、何故か美味しく感じる。
それにポットで持ってきてもらえば、二杯目も熱いままのコーヒーを味わうことができるのだ。
彼女も満足したようだ。
それにしても、何時も飲み過ぎ食べ過ぎ。
向こうのビルの方が高いのに、ここから見ているとこちらも方が高く感じるのが不思議だ。
さて、のんびり食後のマッサージを楽しむことにしよう。
彼女と過ごす『銀座クレストン』の夜は、素敵に更けていきました。