今夜は久し振りにKITTEにある『ドン・ピエール・ハート』で彼女と待ち合わせ。
東京中央郵便局が再開発され、巨大な複合ビル、KITTEに生まれ変わったのは2013年3月のこと。
KITTEは東京駅と地下でつながっているし、丸ノ内南口を出れば横断歩道一つを渡ればビルに到着するので便利なのだ。
だからお店の場所をなかなか覚えない彼女も、一人で来ることが出来る。
そしてその5階に、目的の店がある。
上から下を見下ろすと、今まで居た地上階のコンコースが遠く見える。
銀座の『ドン・ピエール』の姉妹店である。
案内されたのは、東京駅丸の内駅舎が目の前に見え、他の席からは隔離された特等席。
特別な配慮をしてくれた木本支配人にお礼を言うと、「だからもっと来てくださいね」、と切り返されてしまう。
ほどなく彼女が現れた。
テーブルの上には、バルサミコを加えたエクストラ・ヴェージン・オリーブオイルが置かれている。
ここでは普通はオリーブオイルだけなのだが、私の好みに合わせてバルサミコを加えてくれているのだ。
こんな配慮が嬉しい。
カジュアル・フレンチのお店なので、店に敬意を表し、最初はシャンパーニュ。
フィリップ・ゴネ、ブリュット、シナチュール、ブラン・ド・ブラン。
このシャンパーニュを飲むのは、この約1か月で三度目。
代理店が拡販努力をしているようだ。
フィリップ・ゴネは、1783年から6代にわたって家族経営を続けるメゾン。
ボトリング後、二年以上の熟成を経てリリース。
細かな泡立ち。
活き活きとした酸と、リンゴの甘い香り。
アフターにはナッツの香ばしさ。
そして爽快な辛口。
フィリップ・ゴネを飲むのはこの1か月で三度目と言ったが、今までミュズレを収集するのを忘れていた。
今夜はしっかり確保。
これでミュズレのコレクションがまたひとつ増えた。
丸ノ内KITTEの『ドン・ピエール・ハート』で彼女と過ごす楽しい夜の続きは、また明日。