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テタンジェのフリーフローで遊歩さん、海の桜さん歓迎会、マリオットホテル東京、北品川

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三田の『カサ・デ・マチャ』でPEDROさんのペドロ・スパイスカレーを味わった後は、遊歩さん、KEiさん、しづちゃんと私の四人でディナーまでの時間を品川プリンスホテルで過ごすことにする。

 

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ホテルと言っても、向かった先はボウリングセンター。

お腹が空かないので、少し運動することにしたのだ。

 

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皆さんボウリングをするのは〇十年目。

私は18歳の頃はたまにプレーしても平均スコアが220~230くらいだったので、〇十年目でもそこそこのレベルは出せると思っていた。

が、甘かった。

過去に経験したことが無いくらいのボロボロのスコアで、完全に落ち込んでしまった。

 

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ボーリング場でタナーバさんと合流すると、早めにディナー会場のマリオットホテル東京に向かう。

 

IMG_20190414_234104.jpgホテルに入ると、いきなり「令和」の文字。

既に「令和」を迎える準備が出来ている。

 

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ディナーの予約時間までまだ一時間あるので、5人でお茶をすることにする。

 

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タナーバさんはビール、遊歩さん、KEiさん、しづちゃんは色とりどりのジュース。

トマトジュース、クランベリージュース、グァヴァジュース。

 

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そして私はカフェ・マッキアート。

コーヒー類はお代わり自由なのだそうだ。

 

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まだお腹が空かないので、私は一人で庭をお散歩。

ソメイヨシノは葉桜になっているが、八重桜は満開。

 

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灯篭越しに見る近代的なホテルも美しい。

 

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高低差を上手く利用した庭には、こんな滝もある。

 

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ずらりと並ぶ提灯を見ると、元号が書かれている。

お腹を空かすため、坂道をダッシュしてカロリー消費に努める。

 

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ホテルに戻り、名古屋の海の桜さんを迎えると、予約時間には少し早いがディナー会場の『ラウンジ&ダイニング G』に移る。

 

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テーブルに置かれた白い塊に水を掛けると、むくむくと膨らみお手拭きに。

これ、Tシャツとか色々あったよね、と盛り上がる。

 

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今夜はシャンパーニュのフリーフローの会。

メンバーは、主賓の遊歩さん、海の桜さん、そして東京サイドはKEiさん、しづちゃん、タナーバさんと私。

 

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飲んでいるシャンパーニュは、テタンジェ、ブリュット・レゼルヴ

テタンジェは思い出深い好きなブランド。

まだ若い時にテタンジェを初めて飲んだのは、フランクフルトに飛ぶルフトハンザ航空のビジネスクラスで、その美味しさに魅了された。

 

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テタンジェのミュズレは、馬にまたがる騎士。

左がブリュット・レゼルヴ、右がノクターン。

 

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勢いのある泡立ち。

美味しいので、三杯を立て続けに飲んでしまう。

セパージュは、シャルドネ40%、ピノ・ノワール35%、ピノ・ムニエ25%。

 

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アミューズ・ブッシュが届く。

海の桜さんとはブログでは長いお付き合いだが、お会いするのは初めて。

話しが面白い方で、沖縄やワイン・ブロガーさん達のお話しで盛り上がり、何を食べたか記憶にない。

 

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前菜と魚料理がまとめて届く。

まるでハイティーみたいな盛り付けだが、このプランの名前は”イヴニング・ハイティー”。

 

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次に飲んだのは、テタンジェ、ノクターン。

 

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フレッシュでありながら、深い熟成感。

ノクターンは好きだ。

セパージュは、シャルドネ40%、ピノ・ムニエ60%。

それにしても皆さん飲むスピードが早い。

お店のスタッフが注ぐのが間に合わず、バタバタするほどだ。

 

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蛍烏賊のマリネ、山葵風味。

 

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ミニロブスターとそら豆のトルティージャ、筍のグリルとコッパハム、山菜のフリット。

山菜は、こごみ、蕗の薹、タラの芽。

 

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軽く炙った桜鱒のマリネ。

浅蜊と春キャベツのソテー、バジル風味。

 

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先程お茶をしたステージの上では、テタンジェのシャンパーニュ造りのヴィデオが上映されている。

 

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ブリュット・レゼルヴとノクターンの飲み較べ。

「私はノクターンの方が好みですね」と言うと、タナーバさんは「コント・ド・シャンパーニュの方が好きですね」。

そりゃそうでしょうと大笑い。

 

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〆は、桜海老と菜の花のパスタ。

 

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ディナーとしては軽めだが、ランチのペドロ・スパイスカレーがヴォリュミーだったし、この後の予定もあるので丁度良い加減。

充分に飲んでほろ酔い加減の六人はマリオットホテル東京を出ると、品川駅に向かう。
ここでKEiさん、タナーバさんとお別れし、遊歩さん、しづちゃん、海の桜さん、そして私の四人は銀座へ。
遊歩さん、海の桜さん歓迎会の夜は続きます。

 

 

 

 

 

 

 

 


遊歩さん、海の桜さん歓迎会、北品川から銀座へ、ワイン・バー ジロンド、銀座

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北品川のマリオットホテル東京でテタンジェのフリーフロー・ディナーを楽しんだあとは、品川から銀座に移動。

向かった先は、ワイン・ラヴァーの聖地、『ワイン・バー ジロンド』。

 

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『ジロンド』に向かったメンバーは、遊歩さん、海の桜さん、そしてしづちゃんと私。

 

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そして嬉しいことに『ジロンド』で合流してくれたのは、ペドロ・スパイスカレーのランチ会でご一緒したmayuさんとvinさん、更にpoohcoco-papaさんも駆け付けてくれた。

もちろん『ジロンド』の武藤さん、そしてjasmineさんも迎えてくれた。

vinさんの音頭で、乾杯。

 

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乾杯のシャンパーニュは、マム、グラン・コルドン、ブリュット・ロゼ。

マリオットホテル東京でテタンジェのシャンパーニュをたっぷり飲んできているが、マム、グラン・コルドンのロゼはやはり美味い。

セパージュは、ピノ・ノワール60%、シャルドネ22%、ピノ・ムニエ18%。

 

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mayuさんから美味しいチーズの差し入れ。

これは、フェルミエのオリジナル・チーズ。

イタリア、ピエモンテ州のランゲでコーラ社が造る、山羊乳100%のロビオラ・チーズ、ラ・ロッサ。

ロビオラを包んでいるのは、西伊豆の塩漬けにした大島桜の葉。

 

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酸味と塩味、そして桜の葉の香りの素晴らしいハーモニー。

これをロゼのシャンパーニュに合わせるとはお洒落だ。

 

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素敵なチーズ盛り合わせも出された。

説明を受けたが、既にかなりの量のシャンパーニュを飲んでいる頭では覚えきれない。

 

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苺は、あまおう。

福岡から来られた遊歩さんに敬意を表したあまおうに感謝。

これもロゼに良く合う。

 

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続いてブルゴーニュのピノ・ノワールで乾杯。

 

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シャンパーニュのあとのブル・ピノはまさに王道。

素晴らしい香りにしばし浸る。

 

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嬉しいことに、武藤さんが選んでくれたブル・ピノは、ドメーヌ・アラン・ミシュロ、モレ・サン・ドニ、2014年。

アラン・ミシュロは、昨年11月にブルゴーニュを訪問した時に飲んで美味しかった、ニュイ・サン・ジョルジュ、オー・シャン・ペルドワの造り手なのだ。

彼女と楽しくフレンチ・ディナー、プッコワ・パ、ディジョン、フランス

 

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続いて出されたお酒はpoohcoco-papaさんの差し入れ、浦霞、純米酒。

 

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宮城県塩竈市の佐浦が造る浦霞。

若い頃は一時期、浦霞 禅ばかり飲んでいたことを思い出す。

 

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これは確か桃の若い実のピクルス。

浦霞によく合って酒が進む。

 

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『ジロンド』に来られていた武藤さんのお友達が造られているシードルをいただいた。

詳しくは『ジロンド』さんの記事で。

やっさんのシードル

 

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岩手県の平泉ワイナリーが造る、束稲山麓ワイン。

シードルはリンゴから造られるワインで、このシードルはアルコール度数が7%と高め。

 

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爽やかなリンゴの旨味をストレートに感じる美味しいシードルだ。

それにしても、今夜は色々な種類のお酒を飲み過ぎ。

 

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これは確か、トリュフ風味のポム・フリット。

 

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そして・・・、写真はあるのだが、記憶がない。

 

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ここでまた素晴らしいワインが抜栓された。

グラーヴ、ペサック・レオニャンの名門ワイナリーの白。

シャトー・オリヴィエ・ブラン、1994年。

グラーヴのグラン・クリュである。

 

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熟成が進み、色合いは淡い琥珀色。

果実の芳香に、熟成からくるエステル香が混じる。

これは素面の時に味わいたい素晴らしい古酒だ。

セパージュはヴィンテージによって異なるが、平均的にはソーヴィニヨン・ブラン75%、セミヨン23%、ミュスカデル2%。

 

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夜も更け、楽しい想い出と満ち足りた思いと共に店をあとにする。

お昼前から深夜まで、長いようであっという間の楽しい一日でした。

遊歩さん、相変わらずの酒量は驚異に値します。

またお会いできますことを楽しみにしています。

海の桜さん、初めてお会いしましたが、楽しいお話しに笑ったり驚いたりの連続でした。

こちらに来られるときは是非お知らせください。

遊歩さん、海の桜さんをお迎えするために集まっていただいたKEiさん、しづちゃん、mayuさん、タナーバさん、poohcoco-papaさん、vinさん、素敵な時間をご一緒させていただき、ありがとうございました。

武藤さん、jasmineさん、この日も寛ぎの時間と素晴らしいワインをありがとうございました。

また皆さんと過ごす機会を楽しみにしています。

 

 

 

 

 

 

 

ミュゼで彼女と素敵にディナー、ブラッスリー・ポール・ボキューズ ミュゼ、国立新美術館、六本木

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1月末のこと、彼女と六本木で待ち合わせ。

 

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二人で向かった先は、国立新美術館。

 

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この一度観たら忘れないフォルムは、黒川紀章氏の設計。

 

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美術館の閉館時間前30分の訪問。

18時の閉館後も、館内のレストラン、『ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ』だけは21時まで営業している。

 

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目指すお店は、この逆コーンの一番上。

 

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エレベーターで三階に上ると、空中に浮かぶレストランが迎えてくれる。

 

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ディナーの時間としては早いので、一番乗り。

松尾支配人に迎えられ、何時ものテーブルに案内される。

 

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店の入口の真反対側、ガラスの壁に面し、東京タワーと六本木ヒルズが見える特等席。

四人用のテーブルに二人のセッティングがされているので、広々と使うことが出来る。

 

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最初のワインは、ヴーヴ・アンバルが造る、クレマン・ド・ブルゴーニュ、グラン・キュヴェ、ブリュット・ロゼ。

 

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「今夜はヴーヴ・アンバルのロゼなのね。嬉しい」と彼女。

彼女はこのキュヴェが好きなのだ。

 

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同じポール・ボキューズでも、銀座とミュゼでは出されるパンが異なる。

銀座ではバゲットだが、ミュゼではフィセルなのだ。

 

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カレー風味の鶏のリエット。

これがパンに良く合って美味い。

 

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フランス産鴨フォアグラのソテー、ポトフ仕立て、色々な根菜とマッシュルームのフランと共に。

 

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真ん中にはソテーされた大きなフォアグラ。

ここは日本の『ブラッスリー ポール・ボキューズ』四店の中で、リヨンの『ポール・ボキューズ』本店の料理を一番忠実に再現している店なのでフォアグラが使われることが多い。

 

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フォアグラの下にフランが隠れていた。

フォアグラは濃厚だが、ポトフ仕立てなので脂を気にすることなく食べることが出来る。

 

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白ワインも彼女が好きな銘柄。

ボルドー、ソーテルヌの、クロ・デ・リュンヌ、キュヴェ・リュンヌ・ダルジャン、2012年。

ペサック・レオニャンの銘醸、ドメーヌ・ド・シュヴァリエのベルナール家がソーテルヌで造る辛口の白。

 

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このワインは2012年がファースト・ヴィンテージ。

重厚で奥の深いストラクチャーを持つ、とても美味しい白だ。

随分多くの2012年VTを飲んだが、どうやらこれが最後だったようで、この次飲んだ時は2013年と2014年になっていた。

セパージュはセミヨン70%、ソーヴィニヨン・ブラン30%で、貴腐葡萄が少量ブレンドされている。

 

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鱸のスフレと有頭海老のポワレ、香草風味のソース・ブールブラン、縮緬きゃべつとベーコンのエチュベ。

 

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スフレ、ポワレ、エチュベの三つの料理法が一つの皿で融合し、素晴らしいバランスを生み出している。

特に塩加減が絶妙で、フランスで食べるフレンチより日本のフレンチの方が繊細で美味いと思う。

国立新美術館の『ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ』で彼女と過ごす楽しい夜は続きます。

 

 

 

 

 

 

 

ミュゼで彼女と素敵にディナー、ブラッスリー・ポール・ボキューズ ミュゼ、国立新美術館、六本木 2

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六本木の国立新美術館にあるフレンチ、『ブラッスリーポール・ボキューズ ミュゼ』で彼女と過ごす素敵な夜の続き。

 

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赤ワインは、コート・デュ・ローヌのファミーユ・ペランが造る、クードレ・ド・ボーカステル、2010年。

ファミーユ・ペランはシャトー・ド・ボーカステルを擁する南ローヌ屈指の造り手。

このクードレ・ド・ボーカステルは、シャトー・ド・ボーカステルの弟分的な位置づけのワイン。

 

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色合いは濃く、口に含むと強い果実の凝縮感を持つ。

良いぶどうを使った、濃厚で洗練されたワインだ。

シャトー・ド・ボーカステルはとても強いので料理と合わせる時に気を使うが、このクードレの方が料理に合わせ易いので好きだ。

ぶどうは、シャトー・ド・ボーカステルの畑の道を隔てた東側の畑のものが使われている。

セパージュは、ムールヴェードル30%、グルナッシュ30%、シラー20%、サンソー20%。

 

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牛ヒレ肉のソテー、マデラソース、季節の野菜とじゃがいものドフィノワ添え。

 

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肉の厚みが半端ではない。

 

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サイドディッシュとして、じゃがいものドフィノワが付けられている。

ドフィノワは、ドフィネ風グラタンのことで、フランス南東部、ドフィネ地方の郷土料理。

ヴォリュームもたっぷりで美味い。

 

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大好きなレアー。

とろける程美味しく、どんどん食べ進む。

 

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窓の外には、左手に東京タワー。

そして右手には六本木ヒルズ。

 

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デセールは、温かいヴァローナチョコレートのフォンダン、ヴァニラ風味のアイスクリーム、フランボワーズのクーリー。

 

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フォンダンショコラは大好物。

早めに頼んでおかないと、調理に時間がかかるデセール。

 

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このヴァニラのアイスクリーム、とても円やかで美味しい。

 

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中から流れ出す熱々のチョコレートがたまらない。

 

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「やっぱりミュゼのお料理は美味しいわね」と彼女。

「ここにはもっと来ることにしよう」と私。

松尾支配人に今夜のお礼を述べ、店をあとにする。

 

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店の店名を書いた横断幕には、ポール・ボキューズさん直筆のサイン。

 

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このお店は、日本のポール・ボキューズの一号店。

ポール・ボキューズさんに関する色々な品が展示されている。

 

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店には一番乗りしたが、ゆっくり食事をしワインを飲んだので、客でいっぱいだったお店にも空いたテーブルが目立つようになった。

 

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エレベーターに乗り込む前にもう一度レストランを見ると、最後の客達が食事を楽しんでいる。

席についていると感じないが、横から見ると崖の先端で食事をしているような感じだ。

 

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エレベーターを降り、上を見上げる。

逆コーンになっているので、下からレストランは見えない。

 

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正面玄関は既に閉鎖されているので、建物の横手にある小さな出入り口から外に出る。

右手には六本木ヒルズ。

スマホの望遠で撮ると心霊写真のようになってしまった。

 

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左手には東京ミッドタウン六本木。

 

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外苑東通りに出て、地下に下る。

 

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向かった先は、プレッセ・プレミアム。

ここは夜遅くなってもサラダが豊富なのだ。

 

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何時ものとおり、彼女の朝食用のサラダを幾つか購入。

 

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時間は既に遅く、東京ミッドタウン六本木にも行き交う人が少なくなった。

彼女と過ごす六本木の夜は素敵に更けていきました。

 

 

 

 

 

 

 

ガルガンチュアのボンボンショコラ & 今夜のお家ワイン、セニョリオ・デ・グアディアネハ、スペイン

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友人からプレゼントをいただいた。

 

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帝国ホテルの紙袋。

中身は何だろうと期待が膨らむ。

 

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中身は、ガルガンチュアのボンボンショコラ。

ガルガンチュアは、1971年開業の、帝国ホテルのグルメショップ。

ガルガンチュアの名前は、フランソワ・ラブレーの小説に出てくる美食家の名前に由来する。

 

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ビター、キャラメル、プラリネノワゼット、カフェ、パッションの五種類。

 

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五個入りかと思ったら、ビターとキャラメルとカフェが二個ずつ入っているので八個入りだった。

口に含むと、禁断の美味しさ。

友人に感謝のボンボンショコラでした。

 

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今夜はセラーの片隅に眠っていたワインを引っ張り出し、抜栓。

スペイン、カスティーリャ・ラ・マンチャ州のラ・マンチャで造られる、セニョリオ・デ・グアディアネハ、テンプラニーリョ、グラン・レゼルヴァ、1996年。

 

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造り手は、ヴィニコラ・デ・カスティーリャ社。

1976年設立の新しいボデガだが、ラ・マンチャを代表する造り手の一角を占めている。

 

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ボトルの裏には、DOラ・マンチャのシール。

 

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ぶどうの収穫から22年を経ているが、ボトリングされてから7年余りしか経っていないので、コルクの状態は良く、香りも問題ない。

 

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濃厚で不透明なガーネット。

熟成が進み、強い果実味と円やかなタンニンが綺麗に融合している。

熟したカシス、プルーン、ブラックベリー、そしてコーヒーやなめし皮、更に樽由来のバニラのニュアンスが続く。

 

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ぶどうはテンプラニーリョ100%。

このワイン、タンクで10年、オーク樽で5年、瓶内で5年の熟成を経てリリースされている。

22年熟成の素晴らしいテンプラニーリョを楽しんだ、今夜のお家ワインでした。

 

 

 

 

 

 

 

友人と楽しく丸の内ランチ、バンクシア、新丸ビル

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先日のこと、新丸ビルで茶目子さんと待ち合わせ。

 

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地下一階で落ち合うと、エスカレーターを乗り継いでレストラン階に向かう。

 

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エスカレーターで6階に上ると、『ワトル・トーキョー』がある。

ここは開業した時は『ソルト・バイ・ルーク・マンガン』という名前で、オーストラリア料理の名店である。


ワトルはアカシアのことで、オーストラリアでは春になると色々な種類のアカシアが咲くことから、9月1日に春の始まりを告げるワトル・デーというお祝いが行われる。

この花は、ゴールデン・ワトル。

 

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『ワトル・トーキョー』も好きなお店だが、今日のランチはそのお隣、姉妹店の『バンクシア』。

ここも開業した時は『W.W ワールド・ワイン』という店名だった。

 

バンクシアはオーストラリアの乾燥地帯に生える樹木で、庭木としてもポピュラー。


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店に入ると、真ん中に大きなカウンター。

カウンターの頭上にもワインが並び、店の右奥には大きなワインセラー。

 

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今日は、窓際のカウンター席。

左手には東京駅丸の内駅舎、右手にはKITTE、写真には写っていないが、その右側には丸ビルが見える。

 

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まずはスパークリング・ワインで茶目子さんと乾杯。

 

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茶目子さんが斜めにボトルの写真を撮っていたので、私も真似をしてみることに。

でもさすがにこれは傾斜が強すぎ。

アンゴーヴ・ファミリー・ワインメーカーズが造る、チョークヒル・ブルー、バブルズ。

アンゴーヴは、医者が病院運営の傍ら、健康のために始めたワイナリーで、130年の歴史を持ち、現オーナーは五代目。

フレッシュな香りを持つ爽快なスパークリングで、ぶどうはコロンバール、シャルドネ。

 

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パンが届く。

 

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パンのお供は、E.V.オリーブオイル。

 

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最初は、オーガニック・サラダ。

グリーンルーフや水菜の上には、パルメザンチーズ。

 

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中には、ひよこ豆、キャロットラペ、スイートコーン。

 

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スパークリングのあとは、白ワイン。

同じくアンゴーヴ・ファミリー・ワインメーカーズが造る、チョークヒル・ブルー、セミヨン/ソーヴィニヨン・ブラン、2018年。

 

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フレッシュな青草の香り。

最初は温度が低すぎて苦みを感じたが、温度が上がるにつれて柑橘系の爽やかなニュアンスが現れた。

 

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私が選んだメインは、和牛とオージービーフのプレミアム・チーズバーガー、フレンチフライ添え。

 

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小振りに見えたが、パテは厚みがありかなりのヴォリューム。

トマトも厚みがあって美味しそうだ。

 

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茶目子さんのメイン料理は、大山どり胸肉のグリル。

これも小さく見えるが、実際にはかなりの大きさ。

 

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メイン料理には、赤ワイン。

同じくアンゴーヴが造る、チョークヒル・ブルー、シラーズ/カベルネ、2016年。

 

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オーストラリアならではのブレンド。

綺麗な果実味を持ち、タンニンは控え目。

バランスの良いミディアム・ボディだ。

 

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デザートは、二種のアイスクリームとソルベ。

 

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次の予定までまだ時間があるので、スパークリング・ワインをもう一杯。

たまにはのんびり飲んで過ごす平日のランチも良いものだ。

 

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〆はコーヒー。

前回の茶目子さんとのランチの時は、汐留の『バビーズ』で大きなハンバーガーに大きなパイを食べ、ワインを一本飲んだ。

ハンバーガー&スパークリング・ワインでランチ、バビース、汐留

今回は食事量はそれほど多くなかったが、ワインは一本以上を飲んでしまった。

ほろ酔い加減の二人は新丸ビルを出て、次の目的地に向かうことに。

茶目子さんと過ごす楽しい午後は続きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

映画「バイス」鑑賞のあとはブラジル料理、カフェ・ド・セントロ、丸の内

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新丸ビルの『バンクシア』でのランチの続き。

お店を出たあと、茶目子さんと向かったのは、東京ミッドタウン日比谷。

 

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今日はここのTOHOシネマズ日比谷で映画鑑賞。


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時間に余裕をもって移動していたつもりだったが、スクリーンに着くと既に予告編が始まっていた。

席は発売開始と同時に、足元の広い中央の席を確保しておいた。

ランチでワインをいっぱい飲んだので、眠くならないようにと茶目子さんが買ってくれたコーヒーを飲みながら鑑賞。

お陰で私は全く寝なかったが、当の本人は少し寝落ちした模様。

 

観た映画は、「バイス」。

シュールでシニカルでブラックで、国家的な大スキャンダル、政治の恥部を実録ノンフィクション・スタイルで描くまさかの内容。

上映が終わった後は館内は静寂に包まれ、観客も今観た内容をどう消化すれば良いのか戸惑っている様子。

こんな映画を作ることができるとは、アメリカは自由の国であることはわかる。

でも、自由の国だから政治が浄化されるかというと、現政権を見る限りそうではないようだ。

 

圧巻の役作り、演技は、クリスチャン・ベール。

今回も体型まで含め、ディック・チェイニーの完全な役作りをしている。

 

そしてジュージ・W・ブッシュ大統領役はサム・ロックウェル。

この映画では存在感は薄かったが、ブッシュ大統領の雰囲気をよく出していた。

最近の作品では、アカデミー賞の助演男優賞を受賞した「スリー・ビルボード」が良かった。

 

出番は少なかったが、コリン・パウエル役のタイラー・ペリーはとても似ていた。

悪人揃いのジョージ・W・ブッシュ政権の中で、コリン・パウエルだけはまともな人間として描かれている。

 

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映画を観た後は、今夜のディナーの店に移動する。

東京ミッドタウン日比谷から日比谷通りに出て、目指すは帝国劇場。

 

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帝国劇場では、4月19日から5月28日まで、「レ・ミゼラブル」が上演されている。

トレンディエンジェルの斎藤司さんがテナルディエ役で出演していることでも評判となっている。

 

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今夜のお店は、ブラジル料理の『カフェ・ド・セントロ』。

現役だった頃は、ブラジル担当の部下達に案内されて、何度か来たことがある。

そしてここは、ショーコさんのお気に入りでもある。

 

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時間が早いので、店内に客はまばら。

でも人気店なので、すぐに客でいっぱいになる。

 

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まずはビールで乾杯。

 

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ここのビールはプレモル。

お腹はまだ空いていないが、映画を観たあとの冷えたビールは美味い。

 

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前菜の盛り合わせ。

これはビールに合いそうだ。

 

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モルタデラ、パルミット(椰子の新芽)、フリッタータ(ミニオムレツ)、ミナスチーズ、ベテハバ(ビーツ)、オリーブ。

モルタデラはイタリア、ボローニャの伝統的ソーセージ。

ミナスチーズとは懐かしい。

ブラジルのミナスジェライス州には何度か行ったことがある。

 

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早速茶目子さんと乾杯。

茶目子さんはブルガルレモンサワー、私はスパークリング・ワイン。

ブルガルは、カリブ海のドミニカ共和国で造られているラム。

 

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小海老ときのこのバルサミコサラダ。

海老がプリプリで美味しそう。

 

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二人に分けてもしっかりした量がある。

 

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ポンデケージョ(チーズパン)とエンパジーニャ(パルミットのミニパイ)。

ポンデケージョは私の好物。

 

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二杯目でも乾杯。

私はバチーダココナッツなのだが、茶目子さんのはバチーダマンゴーなのだろうか。


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このカクテルは、正式にはバチーダ・デ・ココ。

カシャッサ(サトウキビの蒸留酒)をココナッツミルクで割ったカクテル。

 

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続く料理はサウガジーニョ、パステウ、タピオカ芋のフライ。

サウガジーニョは、小麦粉の生地で挽き肉などの具材を包んで揚げたコロッケのようなもの。

形によって中身がわかるようになっている、

先が尖っているのは、鶏肉が入ったコシーニャ。

でも後の二つは真ん丸なのでわからない。

真ん丸はチーズが入ったボリンニャ・ジ・ケージョだが、ここでは干し鱈と牛ひき肉。

ブラジルでは牛ひき肉が入ったサウガジーニョは半月型でヒゾーリ。

パステウは小麦粉の薄い生地で具材を包んで揚げたり茹でたり焼いたりする料理。

 

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薬味は二種。

サウガジーニョを二つに割り、それぞれ異なる薬味で食べると美味い。

帝劇ビルにあるブラジル料理のお店、『カフェ・ド・セントロ』で茶目子さんと過ごす楽しい夜は続きます。

 

 

 

 

 

 

 

カフェ・ド・セントロでブラジル料理、丸の内、そしてまんぷく食堂、有楽町

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丸の内のブラジル料理のお店、『カフェ・ド・セントロ』で茶目子さんと過ごす楽しい夜の続き。

 

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三杯目のお酒は、カイピリーニャで乾杯。

ブラジル料理のお店ではこれを飲まない訳にはいかない。

ブラジルに行けば、こればかり飲んでいる。

 

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カシャッサに小口切りにしたライムと砂糖を加え、ライムを潰して作ったカクテル。

このカイピリーニャは砂糖を減らして作ってもらった。

カイピリーニャとは、ポルトガル語で”田舎の娘さん”という意味。

 

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カルネセッカとブロッコリーのソテー。

 

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カルネセッカは、塩漬けした牛肉。

 

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四杯目もカイピリーニャで乾杯。

 

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今夜のメインは、アルカトラ・グリル。

 

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薬味は二種。

 

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肉を半分に分けても、かなりのヴォリューム。

アルカトラは、牛ランプ肉。

 

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〆は、フェイジョアーダ。

黒インゲン豆と肉類の煮込みで、元々は奴隷料理。

農場主が肉を取った後の豚の残り、耳、鼻、足、尾、皮などを煮込んで作った料理とされている。

「ブラジルのレストランでは水曜日と土曜日に出される料理ですよ」と説明すると、茶目子さんは「あ、今日はちょうど水曜日だから食べることができるのですね」。

でも、日本では年中食べることができるのです。

 

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二人に分けて盛り付けるのは私の役目。

でも、茶目子さんの皿から私の皿へ、ご飯が大量移動。

 

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食後はソフトドリンク。

茶目子さんはガラナ、私はウーロン茶、だったと思う。

 

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デザートはコーヒーゼリー。

満腹になり、店を出る。

軽く一杯飲んで帰りましょうということで、有楽町の『ローズ&クラウン』に行くが、満席。

 

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そこで選んだのは、昔懐かしいガード下のトリスバー、『まんぷく食堂』。

 

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昭和レトロな店内は満席。運よく丁度空いた二席のテーブルに通される。

奥に”ゆ”と書かれた暖簾の向こうには化粧室。

天井はビニール板なので、JRの高架の下面が見えている。

 

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昭和レトロなお店には、外国人客の姿もちらほら。

ガイドブックにディープなお店として紹介されているのだろうか。

 

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壁のデザインは斬新な江戸情緒。

 

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もうお腹はいっぱいなので、ナイトキャップを飲むことに。

茶目子さんはレモンサワー、私はデュアーズのオン・ザ・ロックスをダブルで。

 

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メニューを見ると、US$でも支払えるようになっている。

でも換算レートは88円~92円/US$とかなり悪い。

 

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有楽町の『まんぷく食堂』を出ると、外堀通りをぶらぶらと散策。

まるごと高知まで来た。

 

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この酒の数々を見ると、かずみさんと一緒に飲みたくなる。

 

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銀座で茶目子さんとおやすみなさいを交わすと、私は酔い覚ましと腹ごなしのため、そのまま東京駅まで歩を進める。

 

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外堀通りの東京駅側(西側)は再開発が進み、高層ビルが立ち並ぶ。手前はグラントーキョー・サウスタワー、向こう側はグラントーキョー・ノースタワーで、間をつなぐのはグランルーフ。

 

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東京駅に到着。

外堀通りの東側はまさに再開発が始まったばかり。

今後は丸の内側に負けない高層ビルが立ち並ぶエリアに生まれ変わる。

八重洲側には昭和の情緒が残っていたので、寂しくもあるが、これからは令和の時代。

茶目子さんと過ごした、丸の内、日比谷、有楽町、銀座の楽しい半日でした。

 

 

 

 

 

 

 


フランソワーズ・モレシャンさんとディネ・グルマン、ランベリー、広尾

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先月のこと、在日フランス商工会議所が主催する、”ボンジュール・フランス、ディネ・グルマン”の会が広尾の『ランベリー』で開催され、彼女と共に参加した。

 

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広尾駅で待ち合わせると、ちょっと寄り道。

『カフェ・デ・プレ』がどうなっているのか見たかったのだ。

この時点ではまだ工事中で、店名もそのまま。

でも4月7日には、『カフェ・ミケランジェロ』として生まれ変わっている。

そして『キャーヴ・ド・ひらまつ』が閉店して以降、長く閉じていた地下一階には『トラットリア・ミケランジェロ』がオープン。

どちらも代官山の『リストランテASO』系列のお店である。

 

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これが開店直後の『カフェ・ミケランジェロ』。

 

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そして『トラットリア・ミケランジェロ』。

 

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外苑西通りを西麻布方面に向かう。

ここは、サフランさんがお好きなランボルギーニのお店。

 

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続いて、マクラーレンのお店。

フォーミュラ1で活躍するマクラーレンが作る、スペシャルなスポーツカーだ。

 

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その次は、マセラッティ。

昔、マセラッティのクワトロ・ポルテを買いたいと思ったことがある。

しかし、マセラッティを持っている友人が、雨の日は雨漏れするので、雨の日に乗るためにもう一台国産車を買ったとの話を聞き、諦めたことがある。

もちろん昔の話で、今のマセラッティはそんなことはない。

 

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ここは『キャプテン・クック』。

珍しいイギリス料理のお店だ。

近衛兵のコンちゃんがお店をガードしている。

 

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そして二人が好きなプーリア料理のお店、『アンティキ・サポーリ』。

「ねぇ、ここにもまた来ましょうよ」と彼女。

「うん、次回はワインを飲み過ぎないようにして、最後のリモンチェッロまで楽しみたいね」と私。

前回、彼女は飲み過ぎて気分が悪くなってしまったのだ。

 

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ようやく今夜のフレンチ、『ランベリー』に到着。

ここは岸本直人シェフのお店。

2008年のミシュランガイド東京の初版から連続して星を維持し続けている名店である。

 

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2017年11月に南青山から広尾に移転し、ここには初めての訪問。

外階段を二階に上り白亜のアーチをくぐると、お店のエントランスに至る。

 

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店内はスタイリッシュで洗練された雰囲気。

ダイニングルームには14席、そして6人用の個室がある。

 

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今夜は12人限定の会。

開宴時間の20分前に到着したが、既に10人が着席されている。

 

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テーブルには、可愛いお花。

 

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主催者の在日フランス商工会議所の方の挨拶で会が始まる。

奥に居らっしゃるのは、フランソワーズ・モレシャンさん。

そう、今夜はモレシャンさんをゲストに迎えての会なのだ。

 

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まずは、ロゼのシャンパーニュで乾杯。

素晴らしいサーモンピンク。

ラズベリー、ストロベリー、そしてブラックベリーの華やかな香り。

 

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ニコラ・フィアット、レゼルヴ・エクスクルーシヴ・ロゼ、ファースト・ブルーム・オブ・サクラ。

この春の限定販売品で、セパージュはピノ・ノワール45%、ピノ・ムニエ45%、シャルドネ10%。

瓶内熟成期間は36ヶ月以上と長い。

 

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モレシャンさんのファッションに関するお話しは興味深く楽しい。

精力的な話し方は、とても82歳(今日現在は83歳)とは思えない。

帰りには、モレシャンさんを挟んで三人で記念撮影をさせていただいた。

 

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前菜は、タルトレット”サクラエビ”。

 

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山芋の上に、霜降平茸と桜海老。

桜海老の香りが食欲をそそる。

ロゼのシャンパーニュ、ファースト・ブルーム・オブ・サクラに合わせる前菜が桜海老とはお洒落だ。

広尾のフレンチの名店、『ランベリー』で彼女と過ごす素敵な夜は続きます。

 

 

 

 

 

 

 

フランソワーズ・モレシャンさんとディネ・グルマン、ランベリー、広尾 2

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広尾のフレンチ、『ランベリー』で開催された、在日フランス商工会議所主催の”ボンジュール・フランス、ディネ・グルマン”の会に彼女と共に参加した素敵な夜の続き。

 

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今夜は、フランソワーズ・モレシャンさんをゲストに迎えた、12人限定のディナー会。

モレシャンさんのファッションに関するお話しはとても楽しく興味深い。

 

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ポロ葱の温かいポタージュ、トリュフの薫り。

 

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クルトンやオリーブオイルがとても綺麗に並べられている。

トリュフの香りが素晴らしい。

 

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スープの底を探ってみると、中には黒トリュフがたっぷり入っている。

これは美味しい。

 

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テーブル上に並べられているカトラリーが面白い。

ナイフは、一番左がラギオール、一番右がクリストフル。

 

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ユニークな形状のナイフには、MEPRA INOX ITALYと書かれている。

メプラは、1947年創業のイタリアの調理器具、テーブルウェアのブランド。

ユニークなデザインと高い強度が特徴である。

 

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熱々の焼き立てパンが届く。

真ん丸のパンはふわふわで美味い。

 

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パンのお供は、無塩バターとスモークバター。

 

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白ワインは、ロワールのサンセール。

ドメーヌ・クロード・リフォーが造る、サンセール、レ・ブコー、2016年。

サンセールで5世代続く家族経営のドメーヌである。

 

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華やかなフルーツ香は控え目で、熟成された果実の香り。

果実の凝縮感と熟成感、そして活き活きとしたシャープな酸と強いミネラル感。

これは上質のソーヴィニヨン・ブランだ。

ぶどうは有機栽培されている。

 

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帆立貝とジャガイモのロゼット、海の幸を添えて。

春をイメージさせる、とても美しい一皿。

外周を彩るのは、バジルソースとバルサミコ。

 

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大きな帆立のソテーの上には、カリカリに焼かれたポテト。

この鱗状のポテトを見ると、『ポール・ボキューズ』のスペシャリティ、鯛の鱗焼きを思い出す。

 

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帆立の周りにアレンジされているのは野菜かと思ったら、蛍烏賊やムール貝も使われている。

 

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料理に合わせ、サンセールもどんどん進んでしまう。

裏ラベルの情報を見ると、イギリスのワイン商、ベリー・ブラザーズ&ラッドの取り扱いだ。

 

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ニコラ・フィアットのロゼは二杯で抑えたが、サンセールはもう三杯目。

 

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肉料理が出されるのに合わせ、二種類目のパンが出される。

これもほっかほか。

 

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赤ワインは、ラングドック・ルーションのドメーヌ・クードレが造る、シャトー・セスラ、ミネルヴォワ・ラ・リヴィニエール、2014年。

1840年から続く家族経営のドメーヌで、現当主は6代目。

このワインも、ベリー・ブラザーズ&ラッドの取り扱い。

 

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ブラック・ベリー、ラズベリーの香り。

口に含むと、素晴らしい果実の凝縮感。

スミレ、ハーブ、アーモンドのニュアンス。

重すぎず、洗練された綺麗なボディ。

セパージュは、シラー70%、カリニャン10%、グルナッシュ10%、ムールヴェードル10%。

広尾のフレンチの名店、『ランベリー』で彼女と過ごす素敵な夜は続きます。

 

 

 

 

 

 

 

フランソワーズ・モレシャンさんとディネ・グルマン、ランベリー、広尾 3

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広尾のフレンチ、『ランベリー』で彼女と過ごす素敵な夜の続き。

今夜はフランソワーズ・モレシャンさんをゲストに迎えての”ディネ・グルマン”の会。

12人限定の素敵な会なのだ。

 

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仔羊背肉のロティ、そのジュとエピス(スパイス)の薫り。

 

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この焼き色が素晴らしい。

柔らかくジューシーな仔羊は、ニュージーランド産。

 

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骨付きの部分は、こんがりと焼かれている。

 

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骨は手でつかんで食べるので、新しいお手拭きがありがたい。

お手拭きにも、『ランベリー』のイニシャル。

 

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仔羊に合わせて飲んでいるのは、ラングドック・ルーションのドメーヌ・クードレが造る、シャトー・セスラ、ミネルヴォワ・ラ・リヴィニエール、2014年。

 

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「このミネルヴォワは美味しいわね」と彼女も気に入った様子。

結局赤も三杯を飲んでしまう。

 

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デセールは、国産ブラッドオレンジ、抹茶とショコラ。

 

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和菓子のような色遣いが美しく、抹茶の香りが心地良い。

 

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コーヒーカップとソーサーは有田焼。

濃いコーヒーがいっぱいになった胃を癒してくれる。

 

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コーヒー用のお砂糖は四種類。

使わないが、見ていて美しい。

 

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四種のミニャルディーズ。

小さなケーキの一つ一つに丁寧な仕事がされていて、とても美味しい。

『ランベリー』には、スーシェフ兼パティシエの高橋菜津子さんと、シェフパティシエの小野佳弥さんのお二人のパティシエが在籍していらっしゃるのだ

 

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蓋つきの器が届いた。

何だろうと蓋を開けると、中にはホカホカのフィナンシェ。

バターの甘い香りがテーブルに漂う。

 

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フィナンシェの下には、熱く焼かれた石。

これは楽しいサプライズ。

 

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最後に、岸本直人オーナーシェフのご挨拶。

フランス修業時代について話されたが、とても面白い語り口で、皆さんの笑いが絶えない。

 

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温かいお人柄が表れた、とても楽しいお話し。

フランソワーズ・モレシャンさんも楽しそうに聞かれている。

会もお開きとなり、モレシャンさんを挟んで彼女と私と三人で記念撮影。

岸本シェフとも名刺交換をし、今夜の料理についてお話しを伺う。

料理にもワインにも満足し、フランス商工会議所からのお土産と、岸本シェフからのプレゼントをいただき、『ランベリー』をあとにする。

 

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広尾駅に戻ると、ファミマで彼女の翌朝用のサラダを幾つか購入。

ミシュランの星を初版から維持し続けるフレンチの名店、『ランベリー』で彼女と過ごす素敵な夜でした。

 

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これがフランス商工会議所からいただいたお土産。

 

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そしてこれは、岸本シェフからのプレゼント。

 

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中には、マカロンとフィナンシェ。

フランスの紅茶を合わせていただきました。

 

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そしてフランス商工会議所のお土産は、”ボンジュール・フランス”と書かれた小さなノート。

 

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なんと、フランスのノートは右開きなのですね。

ル・パングワンという名のノート、注記はフランス語だし、何に使おうかと思案。

ところで、フランス語のパングワンは北極ペンギンのことで、日本でいうところのペンギン=南極ペンギンは、フランス語ではマンショなのでややこしい。

 

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もう一つはフランスのブランドを紹介する小冊子。

これはなかなか面白い内容だが、私は既に持っているので、見たい方が居らっしゃいましたらお譲りします。

 

 

 

 

 

 

ベランダ菜園、そして今夜のお家ワイン、ファツィオ、アエガデス・グリッロ、シチリア

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今年もベランダ菜園を始めた。

昨年も書いたが、都会では使用済の土を捨てることが出来ない。

そこで、昨年冬に古い土を天日干しして消毒し、公園で集めた落ち葉と共に、60ℓほどの厚手のビニール袋に入れて腐葉土作りをしている。


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この袋は1年半経過した土で、良い具合に落ち葉が熟成している。

昨年秋に仕込んだ土は、来年には使えるだろう。
今年用に三袋、来年用に三袋がある。

 

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造った腐葉土に購入した培養土を加え、苦土石灰と固形肥料を混ぜ、苗の植え付け用の土を作る。

ベランダではミニトマト、ピーマン、唐辛子等を作っているが、これらの野菜には連作障害が出るので、土の再生には気を使うのだ。

 

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これは1カ月前に植えたグリーンリーフ。

数センチしかない小さな苗だったが、今では直径30数センチもある。

 

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数日に一度、葉を2枚ほど収穫しているが、数日後には元の大きさに復活している。

この成長力には何時もながら驚かされる。

 

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これはサニーレタスで、直径20cm強と少し小振り。

 

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この葉も数日に一度収穫しているが、すぐに原状復帰してしまう。

レタス類は4鉢あるので、ほぼ毎日2枚は収穫していることになる。

私は朝に大量のサラダを食べるので、もちろん少しの足しにしかならないが、それでも朝に自分が育てたレタスをベランダで収穫して食べるのは気持ちが良い。

 

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これは10日程前に植えた時のミニトマトの苗。

今はもっと大きくなっている。

 

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名前は、プヨぷよミニレッド。

これは二株植えた。

桃太郎などの普通のトマトの苗は100円で買えるが、ミニトマトの苗は200~300円する。

 

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これは同じ品種の色違い。

これも二株植えた。

 

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名前はプヨぷよミニイエロー。

 

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この苗は一番高価だった。

こんなに小さいのに、もう花芽が付いている。

 

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名前は、アイコ。

プラム型のミニトマトなのだそうだ。

 

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今年はミニではない株も一つだけ買ってみた。

 

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ゴルフボール位の大きさの、中玉トマトなのだそうだ。

収穫が始まる二か月後が楽しみだ。

 

今夜はイタリアの白ワインを抜栓。

 

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シチリア州のファツィオが造る、アエガデス、グリッロ、2015年。

D.O.C.エリーチェのワイン。

神楽坂の『ドルチェ・ヴィータ』で購入したワインだ。

 

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ファツィオは、シチリア州のエリーチェで四世代にわたってワイン造りを行う醸造所。

ファツィオ家はエリーチェのD.O.C.認定に大きな役割を果たした造り手なのだそうだ。

 

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エリーチェはシチリア島最西端にある、標高751mの丘の上に築かれた古代都市。

エリーチェがあるトラーパニ県ではワイン造りが盛んで、特に白ワインとマルサラ酒で有名。

一度は訪問したい場所だ。

 

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コルクの状態は良く、香りも素晴らしい。

エチケットに加え、コルク、キャップシールにもファツィオの名前。

 

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色合いは明るい黄金色。

口に含むと、果実の凝縮感と深い熟成感。

樽もかなり効いている。

 

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カリン、洋梨、ライチ、パイナップルのニュアンスに、豊かなミネラル感。

ファツィオのワインは幾つか飲んでいるが、このアエガデス・グリッロはかなり美味い。

ぶどうはグリッロ100%。

シチリアの上質の白ワインを楽しんだ、今夜のお家ワインでした。

 

 

 

 

 

 

 

もうひとつの何時ものフレンチで素敵にディナー、レストランひらまつ レゼルヴ、西麻布

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「令和」最初の記事は、やはりフレンチ。

二月末のこと、彼女と六本木ヒルズで待ち合わせ。

車に乗ると、西麻布に向かう。

 

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今夜のディナーのお店は、もうひとつの何時ものレストラン、『レストランひらまつ レゼルヴ』。

ここは白亜の一軒家レストラン。

 

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店の前で車を降りたが、今夜の入り口は正面ではなく、横道に面したこちら側。

ということは、今夜は満席で二階のレセプション階もダイニングルームとして利用しているということだ。

 

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坂元支配人に迎えられ、一階のエントランスを入り、コートを預けて三階のメインダイニングに進む。

一階にも多くの絵画が飾られている。

 

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顔見知りのセルヴーズに案内され、三階のメイン・ダイニングに進む。

三階には、このレトロなエレベーターで昇る。

 

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メイン・ダイニングルームの中央には、いつものセッティング。

 

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そして何時ものテーブルに案内される。

今夜はどんな料理とワインに出会えるか楽しみだ。

 

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テーブルにはパリの小物が置かれている。

今夜は、エッフェル塔とバゲットと赤ワインのボトル。

 

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今夜のアペリティフは、シードル。

今夜のテーマは、ノルマンディなのだ。

 

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ラシャス、シードル・ドライ。

砂糖や香料などは一切添加されていない、リンゴ100%のお酒で、アルコール度数は4.5%。

 

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子持ちヤリイカとトリュフ風味のプチ野菜。

 

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ダイス状にカットされた色とりどりの野菜が美しく、トリュフの香りが食欲をそそる。

 

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白ワインは二人が好きな、レ・ペニタン、コート・ド・ラ・シャリテ、2009年。

サンセールの名門、アルフォンス・メロがコトー・シャリトワで造るシャルドネ。

 

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熟成が進み、果実香にエステル香が混じる。

2009年は残り少なく、もうワイン・リストにも掲載されていない。

でもこの2009年が好きで、セラーの残りを全て飲んでしまいたいくらいだ。

 

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焼き立てのバゲットが届く。

美味しいのであっと言う間に食べてしまい、お代わりをもらう。

 

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大アナゴのヴァプール、黒トリュフのリゾット。

このアナゴ、とても大きい。

 

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この大アナゴは島根県産。

聞き忘れたが、大アナゴとはクロアナゴのことだろうか。

クロアナゴは体長1.4m、体重10kgにもなる大型のアナゴで、東京湾にも生息している。

 

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黒トリュフの香りが素晴らしい。

フレンチでも、ポテトではなくリゾットが付け合わせで出されると、ちょっと嬉しくなる。

西麻布のもうひとつの何時ものフレンチ、『レストランひらまつ レゼルヴ』で彼女と過ごす素敵な夜は続きます。

 

 

 

 

 

 

 

もうひとつの何時ものフレンチで素敵にディナー、レストランひらまつ レゼルヴ 2

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西麻布の”もうひとつの何時ものフレンチ”、『レストランひらまつ レゼルヴ』で彼女と過ごす楽しい夜の続き。

 

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メイン料理が焼きあがったとのことで、テーブルに見せにきてくれた。

鮃のパイ包み焼き。

今夜はノルマンディーがテーマなので、メイン料理も魚なのだ。

 

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メインに合わせて出されたワインは、ロワールの名門、アルフォンス・メロが造る、サンセール・ルージュ、ラ・ムシエール、2010年。

アルフォンス・メロはサンセールで19代続く名門。

ラ・ムシエールは、サンセールの丘の頂上部にある南から南西向きの最良の畑。

 

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ブラックベリーやラズベリーの香り。

クリーンな果実味と活き活きとした酸、そして強いミネラル感。

果実味の後には、軽いなめし皮や腐葉土のニュアンス。

 

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不透明なので、あまり光を通さない。

アルフォンス・メロのピノ・ノワールは美味い。

ぶどう栽培は、ビオディナミ。

 

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鮃のパイ包み焼き、ソース・ショロン。

ソース・ショロンは、ソース・ベアルネーズにトマトピューレを加えたソース。

 

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これはリヨンの『ポール・ボキューズ』のステシャリティ、”鱸のパイ包み焼き、ソース・ショロン”の魚を鱸から鮃に代えた料理。

 

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パイ生地の内側には鮃のムース、そして鮃の身と三層になっている。

 

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ピノ・ノワールも美味しいが、シャルドネももう一度飲むことにする。

 

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飲んでいるシャルドネは、赤と同じくアルフォンス・メロが造る、レ・ペニタン、コート・ド・ラ・シャリテ、シャルドネ、2009年。

 

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少しフロマージュも切ってもらう。

シェーブルは、サントモール・ド・トゥーレーヌ。

ウォッシュタイプは、マンステール。

ブリーには柳原料理長が黒トリュフを挟んでくれた。

 

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ディジェスティフは、ノルマンディーとくれば、カルヴァドス。

ブラー、カルヴァドス、ペイ・ドージュ。

 

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カルヴァドスは私が好きなブランデー。

これはペイ・ドージュだが、一番好きなのはドンフロンテのもの。

詳細は省略するが、ドンフロンテは洋梨酒(ポワレ)の比率が高く、樽熟成期間が長いのだ。

 

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長野県産ピンクレディーと温製カマンベール、カルヴァドスのアイスクリーム。

ピンクレディーはリンゴの銘柄。

 

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リンゴにカルヴァドスのアイスクリームにカルヴァドス、今夜はリンゴ尽しだ。

 

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「今夜の料理もワインも素晴らしかったわね。料理はノルマンディーだけど、ワインは好きなサンセールのアルフォンス・メロで良かった」と彼女。

「ノルマンディーはぶどう栽培の北限の外だからね。代わりに、大好きなカルヴァドスを飲めたので嬉しいよ」と私。

 

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坂元支配人と田中ソムリエールに見送られて店を出ると、先程まで降っていた雨が止んでいた。

そこで六本木ヒルズまでのんびり歩いて戻ることにする。

 

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66プラザにも人影は少なくなっている。

遠くには東京タワー。

 

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成城石井に寄ると、彼女のためにサラダを幾つか購入。

この時間でもサラダが豊富にあるのが六本木の良いところ。

彼女と過ごす西麻布、六本木の夜は素敵に更けていきました。

 

 

 

 

 

 

 

彼女と楽しくシャンパーニュ・ディナー、レ・コパン・ドゥ・ドミニク・ブシェ、銀座

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三月中旬のこと、彼女と銀座のお店で待ち合わせ。

 

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その前に、新丸ビルでちょっとお買い物。

 

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ここの一階のショッピングアーケードはとても雰囲気が良い。

でも、何時も静かで客で混んでいることが無いのが少し心配。

 

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ここには美味しいチョコレート・ショップ、『ショコラティエ パレ ド オール』も入っている。

 

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新丸ビルから丸ビルを経由し、地下道を進み、東京国際フォーラムに至る。

この造形は何度見ても美しいと思う。

 

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地上に出ると、目の前には『シェイク・シャック』。

さすがにもう行列は無いが、店内は混みあっているようだ。

 

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さらに歩を進め、数寄屋橋公園に至る。

ここには岡本太郎氏の「若い時計台」がある。

 

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公園の向かい側の東急プラザ銀座には、大人のクレープ屋さん、『パーラ』が入っている。

表参道店もできたが、『パーラ』はやはり神宮前にある外苑前本店が一番美味しい。

 

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今夜のお店は、二つ星レストラン、『ドミニク・ブシェ』が開いたカジュアル・フレンチのお店、『レ・コパン・ドゥ・ドミニク・ブシェ』。

 

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お店の開店時間の5分前に入店すると、既に彼女が席についていた。

何故か彼女はこのお店に来るときは早めに到着するようだ。

 

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厨房では料理人たちが忙しく立ち働く。

中にはフランス人のコックも居て、今夜は彼が考案した料理が出されるそうだ。

 

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早速シャンパーニュで乾杯。

 

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飲んでいるシャンパーニュは、『ドミニク・ブシェ』ブランド。

ピエール・ミニョンが造る、レ・ビュル、ドミニク・ブシェ。

レ・ビュルは、”泡”という意味。

ピエール・ミニョンが造るシャンパーニュは、そのほとんどが高級ホテルや高級レストランで消費され、一般に出回ることはほとんどない。

このボトルは、そのピエール・ミニョンが『ドミニク・ブシェ』のために造る特別なキュヴェなのだ。

 

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二人で乾杯。

豊かな果実味と綺麗な酸のバランスが素晴らしい辛口。

セパージュは、ピノ・ムニエが90%で残りはシャルドネとピノ・ノワール。

乾杯で二人ともグイっと飲んでしまってから慌てて撮影したので、量が随分減っている。

でも今夜はシャンパーニュを含むワインのフリーフローのコースでお願いしているので、安心してガブガブ飲むことが出来る。

 

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アミューズはコンテのグジェール。

シャンパーニュの良き伴侶だ。

 

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前回はパン・ド・カンパーニュだったが、今夜はバタール。

撮影前に彼女が一つ取ったので奇数になっている。

 

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パンのお供は、E.V.オリーブオイルと粗塩。

 

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これがパンに合って美味い。

 

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カリフラワーのブランマンジェ、ブロッコリーのソース。

カリフラワーとブロッコリーを合わせるとは面白い。

 

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緑のブロッコリーのソースの下には、真っ白なカリフラワーのブランマンジェ。

添えられているのは、トビコとロマネスコ。

銀座のフレンチ、『レ・コパン・ドゥ・ドミニク・ブシェ』で彼女と過ごす楽しい夜は続きます。

 

 

 

 

 

 

 


彼女と楽しくシャンパーニュ・ディナー、レ・コパン・ドゥ・ドミニク・ブシェ、銀座 2

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三月中旬のこと、銀座のフレンチ、『レ・コパン・ドゥ・ドミニク・ブシェ』で彼女と過ごす素敵な夜の続き。

 

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野菜のテリーヌ。

上に乗っているのはフェタチーズのクリーム。

二種のソースは、バジルのソースとビーツのソース。

 

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春を感じる、見た目にも素晴らしいテリーヌだ。

 

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シャンパーニュを1本半ほど飲んだので、白に切り替える。

ル・クロ・デ・サントネールがラングドック・ルーションで造る、シュルポン、ヴィオニエ、ヴァン・ド・ペイ・ドック、2017年。

 

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SUR LE PONTと聞くと、Sur le pont d'Avignon=アヴィニョン橋の上で、を思い出す。

 

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ヴァン・ド・ペイだが、飲んでみるとなかなか美味い。

しっかりとした果実味、綺麗な酸を持つ。

ぶどうはヴィオニエ100%で、栽培はオーガニック。

 

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野菜のテリーヌとの相性も良い。

 

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バタールが美味しいので、お代わりを出してもらう。

こんなに食べているとパンでお腹がいっぱいになってしまいそうだ。

 

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真鱈のポワレ、ブランダード、黒オリーブのソース、トマトのピューレ。

和の雰囲気を持つ盛り付け。

 

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真鱈は薄塩で、全体にバランスが良い。

和のイメージだと思っていたので聞いて驚いたが、ここのフランス人シェフの新作料理とのこと。

 

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赤も、ル・クロ・デ・サントネールが造る、コート・デュ・ローヌ、リーヴ・ドロワット、2016年。

 

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白はヴァン・ド・ペイだったが、赤はAOCコート・デュ・ローヌ。

 

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しっかりとした黒果実のニュアンス。

この造り手のワイン、かなり美味い。

 

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アッシュ・パルマンティエ、ポルトのソース。

美味しいが、前回の訪問時と同じメニューになってしまった。

 

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皆川支配人にその旨を告げると、「前回は別の料理だったと勘違いをし、わざわざメインをこれに選んでしまいました」とのこと。

 

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デセールは、苺のムースとチーズ・シャーベット。

 

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ミニャルディーズは、ココナッツのギモーヴとフランボワーズのフィナンシェ。

これも写真を撮る前に彼女がフィナンシェを一つ食べてしまった。

 

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「今夜も美味しいシャンパーニュをいっぱい飲めて幸せ。ありがとう」と彼女。

「シャンパーニュだけでなく料理も美味しいので嬉しいフレンチだね。また来ようね」と私。

皆川支配人に今夜の礼を述べ、店をあとにする。

 

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今夜は銀座方向ではなく、日比谷側に散策。

お隣は泰明小学校。

 

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その前は『オー・バカナル』。

使い勝手の良いカフェ・レストランだ。

 

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そして昨年アメリカから進出した『クロニックタコス』。

小腹が空いた時や、テキーラを軽く飲みたい時に重宝している。

彼女と過ごす銀座の夜は楽しく更けていきました。

 

 

 

 

 

 

 

ジム仲間と居酒屋飲み、天狗デヴュー

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ジム通いの仲間にお誘いを受け、居酒屋で飲み会。

幹事が選んだお店は、『天狗』。

 

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『天狗』の名前は知っているし、みなさんのブログにも何度か登場している。

一度行ってみたかったので、嬉しい選択。

 

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広い店内は木が多用され、なかなか良い雰囲気。

各テーブルが仕切りで囲まれているので、寛いで飲むことが出来そうだ。

 

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遅れてくる一名を除いてメンバーが集合し、乾杯。

何時もの四人に加え、今回は男性一名、女性二名が参加し、合わせて七名での会。

 

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幹事が独断で注文した料理が届き始める。

同じ料理を二皿ずつ注文している。

枝豆と軟骨揚げ。

 

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焼き鳥。

串ではなく、網で焼かれているようだ。

 

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鶏皮焼き。

盛り付けがわりと雑。

 

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つくね。

あれ、写真はあるが食べた記憶がない。

 

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ジョッキ二杯目。

女性二人が初参加となり、七人に増えても、私が最年少とは・・・。

平均年齢を考えると恐ろしくなる。

でもジムで身体を鍛えている方々だけあって、皆さんとても元気。

 

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サイコロステーキ。

肉が柔らかく、美味い。

 

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ジョッキ三杯を飲んだあとは、焼酎。

天狗ブランドだが、中身は驚いたことに飫肥杉(おびすぎ)。

宮崎県日南市の井上酒造が造る芋焼酎だ。

飫肥杉は、江戸時代に飫肥藩が植林を進めた杉で、油脂を含んで吸水性が少なく軽量で強度が強いため、造船用材料として重宝された。

一昔前の焼酎ブームの時に人気となり、私も日南市に旅した時に買おうとしたが「全て東京に出荷され地元でも買えません」とのことだった。

その翌週日本橋三越に行ってみると、”飫肥杉入荷”と書かれて数十本が積まれていたことを思い出す。

 

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チジミ。

本場のチジミに較べ、具が少なく粉の比率がとても高い。

 

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焼酎を飲み干すと、スパークリングのにごり酒を飲むことに。

京都市伏見区の増田徳兵衛商店が醸す、月の桂 発泡活性本醸造 にごり酒。

ロックで飲んで下さいということで、氷が入ったグラスとライムが付いてきた。

 

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ピッツァ。

生地がとても薄くお腹に堪えないので、酒のつまみには良い。

 

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続く日本酒は、生々純米大吟醸。

天狗と山形県鶴岡市の大山(加藤嘉八郎酒造)の共同開発による純米大吟醸の生酒。

 

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出汁巻き玉子。

 

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牛蒡チップス。

これがなかなか美味い。

 

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純米大吟醸の二杯目。

 

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〆はざるそば。

酒を飲んだあとの蕎麦は美味い。

初めての『天狗』だったが、一番感じたことは、置いている酒の品質が良いこと。

ワインはブルネッロ・ディ・モンタルチーノやバローロもあり、とても居酒屋とは思えない。

大山の純米大吟醸も飫肥杉も美味しかった。

ジムの仲間たちと過ごす、『天狗』での楽しい夜でした。

 

 

 

 

 

 

 

何時ものフレンチで彼女と我儘ディナー、ブラッスリー ポール・ボキューズ銀座

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三月のこと、丸の内で用事を済ませると、今夜の彼女との待ち合わせ場所に向かう。

 

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用事があったのは、丸の内パークビル。

三菱一号館美術館やブリックスクエアがあるビルだ。

 

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ここには、『エシレ・メゾン デュ ブール』、『ラ ブティック デュ ジョエル・ロブション』、そして『A16』、『マルゴ』等の好きなお店が入っている。

 

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交差点を渡ると、丸の内で一番新しいビル、丸の内二重橋ビル。

ここには二重橋スクエアがあり、この商業施設の開業で、大手町、丸の内、二重橋、日比谷の人の流れが繋がった。

 

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二重橋スクエアの『ル・ブール・ノワゼット』はアペロに最適なので、時々立ち寄るお店だ。

もちろんここのビストロ料理も美味い。

 

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有楽町駅のガード下をくぐり、銀座側に出る。

夕方になり東京交通会館のイルミネーションに灯が点ったが、空は未だ明るい。

陽が長くなった。

 

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今はどこの街並みも樹々のイルミネーションが取り外されているが、ここだけはクリスマスと同じ状態が維持されている。

 

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彼女と待ち合せているのは、このマロニエゲートギンザ1。

 

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今夜のお店は10階の『ブラッスリー ポール・ボキューズ』。

銀座で買い物をした後や映画を観たあとについ脚が向いてしまう、”いつものフレンチ”なのだ。

 

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このナプキンを見ると、それだけで食欲が湧いてくる。

 

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メニューの表紙には、昨年1月に無くなられたポール・ボキューズさんの写真。

このニワトリを今から料理するところかと思うと、ちょっとかわいそうな気がする。

 

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彼女が到着し、泡のグラスで乾杯。

ヴーヴ・アンバルが造る、クレマン・ド・ブルゴーニュ、ブリュット、ミレジム、2016年。

フランス人のイゴールさんが私達のテーブルを担当してくれたので、彼女はフランス語の練習が出来て大喜び。

イゴールさんは広尾の『カフェ・デ・プレ』のスタッフだが、お店が改装中なのでその間はここで働いているのだ。

(イゴールさんは3月末までの在籍。『カフェ・デ・プレ』は『カフェ・ミケランジェロ』として4月7日に開店。)

 

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新しいボトルを開けたので、素晴らしい泡立ち。

ブルゴーニュのクレマンの元祖と言えるメゾンが『ひらまつ』のために造る特別なキュヴェ。

2016年は2015年よりも黒ぶどうの比率が高いようで、色合いは深い黄金色。

豊かな果実味の中にしっかりとした酸を持ち、とても美味い。

 

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パンのお供は、カレー風味の鶏のリエットとE.V.オリーブオイル。

 

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焼き立てのバゲットも届く。

今年になりバゲットの焼きが少し強くなり、一層美味しくなった。

 

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アミューズは、星野料理長からのプレゼント。

マッシュルームとアーモンドのケークサレ。

フロマージュソースが美味しいので、アミューズを食べた後もソースだけ残してバゲットにつけて食べる。

 

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白はボトルで。

彼女が好きなロワールのソーヴィニヨン・ブランを選ぶ。

アルフォンス・メロが造る、サンセール、ラ・ムシエール、2010年。

アルフォンス・メロはサンセールで19代続く名門で、ラ・ムシエールはサンセールの丘の頂上部にある南向きのシレックス土壌の最良の畑。

 

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豊かな果実味を持ちながら、クリアーな酸と活き活きとしたミネラル。

「やっぱりアルフォンスメロのサンセールは美味しいわね」と彼女。

 

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”美食家風”季節のサラダ、地黄卵のポーチド・エッグと生ハム。

このサラダを食べるのは初めて。

これは美味い。

 

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鴨とフォアグラのパテ・アン・クルート、プティ・サラダとドライフルーツのコンフィチュールを添えて。

パテ・アン・クルートは手間がかかり、料理人によって味も出来も異なるため、料理人の腕を試すにはもってこいの料理なのだ。

2009年からはフランスでパテ・アン・クルート世界選手権が毎年開催されており、日本人も上位入賞するなど活躍している。

星野料理長のパテ・アン・クルートは美味しいのだ。

 

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支配人の竹内さんの説明では、以前は長方形に作って薄切りにしていたが、今はフランスと同じく丸く作ってこの形に切り分けているのだそうだ。

そう言えば、ドメーヌ・クヘイジさんの記事に出ていたのもこの形だった。

さすがプロの料理人。

 

ここまでの料理はメニューから選んでいるが、この後は彼女の我儘に合わせた料理。

銀座の”いつものフレンチ”、『ブラッスリー ポール・ボキューズ』で彼女と過ごす楽しい夜は続きます。

 

 

 

 

 

 

 

何時ものフレンチで彼女と我儘ディナー、ブラッスリー・ポール・ボキューズ銀座 2

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銀座の何時ものフレンチ、『ブラッスリー ポール・ボキューズ』で彼女と過ごす楽しい夜の続き。

 

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白ワインを飲み干すと、ここのセラーにキープしている赤ワインを抜栓。

モンジャール・ミュニュレが造る、ヴォーヌ・ロマネ、2006年。

 

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このヴォーヌ・ロマネは、ここのセラーに5本キープしておいたが、とうとうこれが最後の一本になってしまった。

 

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コルクの状態はとても良い。

 

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フランボワーズやチェリーの香り。

薔薇、スミレ、紅茶、そして腐葉土や鉄のニュアンス。

果実味、酸、そしてこなれたタンニンのバランスが素晴らしい。

やはりモンジャール・ミュニュレのヴォーヌ・ロマネは美味い。

 

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彼女はサーモンが好きなので、メニューにあるノルウェー産サーモンのエスカロップ、オゼイユ風味、リコッタチーズとほうれん草のラビオリを注文。

「この料理はもう何度か食べたので、サーモンを使った違う料理を食べたいわ」と彼女。

すると彼女の希望を叶え、星野料理長がサーモンの別の料理を作ってくれたのだ。

 

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サーモンのミキュイ、ブールブランソース。

サーモンの下には、ほうれん草。

黒オリーブが良いアクセントになっている。

 

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肉料理は何にしようかと考えていると、「マグレ鴨も用意してあります」との料理長からのメッセージ。

マグレ鴨のロースト、茄子のグラタン添え。

 

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星野料理長によると、私達の予約が入るとマグレ鴨を仕入れておき、注文があっても対応できるようにしてくれているのだそうだ。

 

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茄子のグラタンもとても美味い。

 

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最後の一杯になってしまった。

ピノ・ノワールは赤ワインでも光を通すので、綺麗な像が浮かび上がる。

 

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キープしていた5本の内、2本は友人達と飲み、3本は彼女と一緒に飲んだ。

また良いワインを探し、ここにキープしてもらうことにしよう。

 

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今夜は料理のヴォリュームがあったので、二人ともデセールはパス。

「今夜はお魚料理もお肉料理も、そしてワインも特別だったわね。ありがとう」と彼女。

「君の我儘を聞いてくれるお店は貴重だよ」と私。

星野料理長にお礼を述べ、竹内支配人に見送られて店をあとにする。

 

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マロニエゲートギンザ1を出ると、何時ものように有楽町駅のファミマに行き、彼女の朝食用のサラダを幾つか購入。

 

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今の季節は東京交通会館のイルミネーションが一際目立つ。

 

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マロニエゲートギンザ1まで戻り、マロニエ通りに入る。

 

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モンソーフルールの店頭には、夜になっても色とりどりの花が並ぶ。

 

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こんな時間でも花を買い求める人が居るのは、いかにも銀座らしい。

 

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今夜は銀座通りにも人出が多いようだ。

 

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銀座四丁目交差点まで来た。

銀座プレイスには素敵なお店が幾つも入っている。

 

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銀座のビルがどんどん近代化される中で、銀座和光にだけは何時までもこの姿を守ってもらいたいものだ。

彼女と過ごす銀座の夜は素敵に更けていきました。

 

 

 

 

 

 

ウサイン・ボルトがメゾン・マムのCEOに就任&今夜のお家ワイン、オックスフォード・ランディング

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先日、人間ドックを受診した時、待ち時間に「ボンジュール・フランス」の小冊子を読んでみた。

この本は、在日フランス商工会議所のパーティーのお土産でいただいたもの。

 

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中には、ファッション、ビューティー、ガストロノミーの情報が満載されている。

 

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その中で、面白い記事を見付けた。

シャンパーニュのメゾン・マムの記事の中に、「2017年、ウサイン・ボルト氏がマムのCEOに就任」と書かれているのだ。

CEOと言えば、チーフ・エグゼクティブ・オフィサー=経営最高責任者のこと。

俊足ランナーのボルト氏がマムの社長とはと驚いてよく読むと、ここで言うCEOとは、チーフ・エンターテイメント・オフィサーのことなのだそうだ。

確かにCEOには違いないと、病院の待合室で声を上げて笑ってしまった。

 

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よく使っている角砂糖の紹介もあった。

この角砂糖は『ブラッスリー ポール・ボキューズ』で何時も出されるもの。

インド洋に浮かぶ島、フランス領レユニオン島でサトウキビ100%で作られる特別なものなのだそうだ。

私も家で使っているが、この角砂糖は自然な味で甘すぎず、とても気に入っている。

 

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今夜は、オーストラリアの好きな造り手のワインを開栓。

オックスフォード・ランディング・エステーツ、ヴィオニエ、2015年。

これは三本購入した内の三本目。

ヴィオニエについては二本目を飲んだ時の記事で詳しく取り上げているので、こちらを参照願いたい。

今夜のお家ワイン、オックスフォード・ランディング、ヴィオニエ

 

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オックスフォード・ランディング・エステーツは、ヤルンバ創業者のひ孫が1958年に、オーストラリア最長のマレー川流域に開いたワイナリー。

ヤルンバは、1849年創業のオーストラリア最古の家族経営のワイナリー。

オックスフォード・ランディングの名前は、マレー川に沈没した運搬船、オックスフォード・シティ号の名を記した銘板がこの地で発見されたことから名付けられたもの。

 

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ヴィオニエ特有の華やかな香りは控え目。

まだ2015年だが熟成からくるエステル香も感じる。

 

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熟したメロン、パイナップル、その後にビターオレンジのニュアンス。

柑橘や黄桃、マスカットの華やかな香りを持つ若いヴィオニエも楽しいが、綺麗に熟成が進んだものもなかなか美味い。

熟成感のあるヴィオニエを楽しんだ、今夜のお家ワインでした。

 

 

 

 

 

 

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