日本橋の肉料理専門店、『肉友』で開催した”ジビエとワインの会”の続き。
クレマン、ロワールの白に続き、赤を抜栓。
コート・デュ・ローヌのメゾン・アラン・パレが造る、ヴァン・ド・ペイ・ドック、メルロー、2013年。
メゾン・アラン・パレは、1973年創業の、サン・ジョセフのスター・ドメーヌ。
父のアラン・パレ、息子のトニー・パレ共に、ぶどう栽培、ワイン造りに傾注するあまり、奥さんに逃げられたという経歴を持つ異才。
甘いフルーツ香、ベルベットのようなボディを持つ濃いメルローである。
今夜集まったメンバーは、次の方々。
そして、私。
馬肉のカルパッチョ。
これは美味い。
馬肉は大好物なのだ。
トリッパのトマト煮。
これも大好物。
今夜の料理は好きなものが揃っていて、満足感が高い。
続いて、二種類目の赤を抜栓。
誰かがカベルネを飲みたいと言ったので、取り敢えず出された繋ぎのワイン。
チリのオッドフェル・ヴィニャードが造る、アンクラ・バイ・オッドフェル、2015年。
続く料理は、豚のロースト。
焼き加減が最高。
とてもジューシーで旨味が詰まっている。
更に肉料理が続く。
鴨のロースト。
豚が白身なのに対し、鴨は鳥だが赤身。
赤ワインに合って美味い。
鴨には、三種類目の赤。
シャトー・ダンテイヤン、オー・メドック、クリュ・ブルジョワ・シュペリュール、2012年。
オーナー、醸造長共に女性のシャトーであり、畑はシャトー・ラフィットやコス・デストゥルネルに近接し、67haと広い。
ブラック・ベリー、ダーク・チェリー、熟したプラムやトーストのニュアンスを持ち、タンニンはまろやかで果実味とのバランスが良い。
ぶどうはリュット・レゾネで栽培され、熟成期間はバリック(新樽50%)で14~16ヶ月。
セパージュは、カベルネ・ソーヴィニヨン50%、メルロー45%、プティ・ヴェルド5%。
続いて、牛のロースト。
色々な部位が使われていて、味の違いを較べるのも楽しい。
添えられているのは、柚子胡椒。
塩、黒胡椒、マスタード、柚子胡椒と代えて食べると旨味が広がる。
〆は、パスタ、ラグーソース。
何の肉だったかは忘れた。
お腹はいっぱいなのだが、美味しいのでペロッと食べてしまう。
デザートは、濃厚なプリン。
今夜は食べ過ぎ、飲み過ぎ。
店のオーナー・シェフの住友さんに聞くと、15本のワインが空になったとのこと。
仲の良いアメブロ仲間が集まった、日本橋の『肉友』での楽しい夜でした。