今日は彼女と銀座のお店で待ち合わせ。
場所は、マロニエゲートにある、『ジム・トンプソンズ・テーブル』。
よく行くフレンチ、『ブラッセリー ポール・ボキューズ銀座』と同じフロアーにあるお店なので、彼女も一人で迷わずに来ることができる。
ランチは、メイン料理を一品選び、サラダ、前菜、デザートはブッフェとなっている。
お店が混む12時台は避けて遅めの時間に入店したので、お店は空いていてのんびりランチを楽しむことが出来る。
彼女が到着すると、白ワインで乾杯。
選んだワインは、イタリア、ヴェネト州のボッラが造る、ソアーヴェ、クラッシコ、2015年。
ボッラは、1883年創設の、ヴェネトの有名ワイナリー。
グレープフルーツ等の柑橘系の香り。
キリリと冷えた辛口が美味い。
ぶどうは、ガルガネガが主体で、トレッビアーノ・ディ・ソアーヴェが加えられている。
数種の野菜に豚肉のミンチをたっぷり盛り込み、ナンプラーが入ったドレッシングを掛ける。
ドレッシングが複数あるので、色々味を変えて楽しむことが出来る。
温かい料理は、4種類。
鶏料理、豚料理、野菜の餡かけ、青梗菜の煮物。
私が選んだメインは、鶏のココナッツ・グリーンカレー。
ココナッツの甘みが効いて美味しいが、とても辛い。
カレーもライスも量が多い。
お米は長粒種だがタイのもち米を使っているので、綺麗にボール状にまとまっている。
タピオカミルクにアズキをたっぷり入れてみた。
これが美味い。
彼女は杏仁豆腐が美味しいと言って、二度もお代わり。
お昼から食べ過ぎたので、しばらく銀座を散策し、のんびり新橋演舞場に向かう。
歌舞伎は幕間に夕食(幕の内弁当)を食べる時間構成になっているので、開演時間は午後4時。(歌舞伎座は午後4時半開演)
そこで少し遅めのランチを食べてきたのだ。
十月花形歌舞伎は、片岡愛之助主演のGOEMON。
石川五右衛門は、実はスペイン人宣教師と日本人女性の間に生まれたハーフだったとの設定で、歌舞伎とフラメンコの競演が一つの見どころとなっている。
歌舞伎の様々な伝統的な演技に加え、日本舞踊とフラメンコ・ダンスの競演、長唄とフラメンコの歌との競演等、見どころ満載。
さらに、愛之助の宙乗りつづら抜けや、出演者が客席内を走り回って殺陣を繰り広げるなど、サービス満点の演出。
一番驚いたのは、私の席のすぐ横に五右衛門、つまり愛之助が現れて演技をしたこと。
演技の後の瞬間、私と目が合ったので、「おめでとう」と言うと、五右衛門の化粧の奥から、まさに愛之助のあの目で微笑んで、軽く会釈をして走り去った。
貴重な体験をした、本当に楽しい、彼女と過ごす銀座の一日でした。