今夜は彼女と銀座のフレンチで待ち合わせ。
有楽町駅を出ると、交通会館がネオンで美しく輝いている。
有楽町から銀座二丁目方面にに向かう。
正面に見えるのが、マロニエゲート1。
プランタン銀座が昨年末で閉店しマロニエゲート2&3となったので、オリジナルのマロニエゲートの名前がマロニエゲート1と変わったのだ。
目的のお店は、『アイコニック』。
店に着くとスタッフがさっと来て、「お連れ様がお待ちです」と告げる。
慌てて時計を見ると、待ち合わせ時間にはまだ間がある。
バーコーナーに行くと、彼女が手持無沙汰気に座っている。
私の姿を認めると、「今夜を楽しみにしてたから、早く着いちゃった」と微笑む。
そんな彼女を見て、愛おしく思う。
メインダイニングルームに案内され、席に着く。
元々はイタリアンのリストランテだったが、1年半ほど前にフレンチのレストランに変わった。
店はそのままだが、シェフが変わったためなのだそうだ。
ガラス張りの窓越しに、ティファニーのサインが明るく見える。
早目に着いたので来客が着席しているテーブルは少ないが、10分後には満席となった。
テーブルの上には、今夜の料理とワインのメニューがセットされている。
カトラリーは、クリストフル。
副支配人でシェフソムリエの岡田さんがテーブルに現れ、スパークリングワインを注いでくれる。
ヴーヴ・アンバル、クレマン・ド・ブルゴーニュ、ブリュット・ロゼ。
ブルゴーニュ最大のクレマン専門のメゾンが造る、高品質のロゼ。
勢いのある泡立ち。
ふくよかな果実味を持ちながら、キリリと引き締まった辛口。
パーティが始まり料理が出される前に、三杯も飲んでしまった。
アミューズは、フォアグラのフレジエピスタージュ、フォアグラとピスタチオのムース、ラズベリーのジュレ。
フォアグラ、ピスタチオ、イチゴ、ラズベリーのジュレを層状に重ねて造った、ケーキ仕立て。
クレマンを勢いよく飲んでしまったので、パンも急いでお腹に入れることにする。
外はパリパリ、中はしっとりで美味い。
ホイップバターをたっぷり付けて食べる。
続いて白ワインが注がれる。
銀座のフレンチ、『アイコニック』で彼女と過ごす素敵な夜は続きます。