彼女と過ごす神楽坂の大好きなイタリアン、『しゅうご』で過ごす楽しい夜の続き。
赤ワインは、お薦めを7~8本出してもらったうえで、結局前回飲んで美味しかったネッビオーロを選択。
エレーナ・ジュゼッペが造る、バローロ、2011年。
コルクの質は良く、香りも素晴らしい。
濡れ具合は淡く、伝統的な造りのネッビオーロであることがわかる。
透明感のある淡いルビー色。
オークの大樽でマロラクティック発酵を行い、そのまま30ヶ月熟成。
濾過せずに瓶詰し、更に9~12ヶ月瓶内熟成。
ぶどうは有機栽培され、発酵には野生酵母が使われている。
熊本赤牛のレバー・グリル。
レバーにもブランド牛の名前が付いているのは驚き。
聞いてみると、赤牛を一頭買いしたので、間違いなく赤牛のレバーなのだそうだ。
このレバー、旨味が詰まっていて、豆の煮込みとも良く合う。
パスタは、北海道産仔牛の内臓ラグーと青唐辛子のキターラ。
内臓肉のラグーとは珍しい。
青唐辛子が効いていて、結構ピリ辛で美味い。
蝦夷鹿3歳オスもも肉のロースト。
こんなに大きな肉塊が一人にひとつ出されるとは思っていなかった。
焼き加減も抜群に良い。
前回は仔鹿を食べ美味しいと思ったが、仔鹿に較べ3歳の雄鹿は身が締まっていて旨味が強い。
今夜の料理は一皿一皿のヴォリュームがあったので、ドルチェは省略。
廣瀬オーナーシェフに見送られ、店をあとにする。
神楽坂を、のんびりと下る。
今夜も毘沙門天が輝いている。
コンビニを見付けると、彼女がアイスクリームを食べたいという。
ハーゲンダッツの期間限定商品は無く、ゴディバのチョコレートアイスも無い。
そこで、レディーボーデンを購入。
アイスクリームを食べながら、裏道を散策。
おや、行きたかったお店を発見。
ここも、のり奴姐さんお奨めのお店。
『ル・ブルターニュ バー・ア・シードル・レストラン』。
ガレットとシードルを楽しめるお店だ。
「ね、ここにも来ましょうよ」と彼女。
「それでは予約しておこう」とお店に入り、予約を入れる。
また神楽坂に来る楽しみが増えた。
神楽坂で彼女と過ごす楽しい夜は、素敵に更けて行きました。