今夜は銀座の何時ものお店で彼女と待ち合わせ。
向かった先は、マロニエゲート1。
マロニエゲートには、夏の涼しげな飾りつけ。
10階でエレベーターを降りると、『ブラッセリー ポール・ボキューズ銀座』と書かれた床に歩を進める。
開店したばかりなので、広い店内に客はまばら。
1時間もすると、満席となる。
馴染みのスタッフが、何時もの席に案内してくれる。
ここで何度も繰り返す、ルーティン。
彼女が到着し、急いで立ち上がって椅子を引く。
彼女が腰を下ろし私も座ろうとすると、女性スタッフが私の椅子を引いてくれる。
結局女性スタッフの仕事を減らすことにはならず、彼女と目と目を合わせ笑ってしまう。
暑い時は、冷えたスパークリングが美味い。
ヴーヴ・アンバル、クレマン・ド・ブルゴーニュ、ブリュット・ミレジム、2014年。
ブルゴーニュで最大のクレマンの生産者で、シャンパーニュ方式による高品質のクレマン造りで定評がある。
撮影前に、ごくっと一口飲んでしまった。
美味しいとはいえ、立て続けに4杯は飲み過ぎ。
「飲み過ぎよ。ちゃんとお水も飲んでね」と彼女。
水に加え、バゲットを食べて酔いを防ぐことにする。
前菜は、胡桃入りパテ・ド・カンパーニュ、無花果と生ハムのサラダ仕立て。
ずっしりとした質感、滑らかな食感、これは美味い。
生ハムの中にはフレッシュな無花果。
生ハムの塩気と無花果の甘みのバランスが素晴らしい。
白ワインは、ロワール、サンセールのアルフォンス・メロが造る、サンセール・ブラン、ラ・ムシエール、2010年。
アルフォンス・メロは、サンセール最大の造り手で、19代続く名門。
強い火打石のミネラル感、ハーブや炒ったナッツのニュアンス。
ラ・ムシエールはメロ家が最も古くから所有する34haの畑で、サンセール最良の畑と言われている。
馴染みのフレンチ、『ブラッセリー ポール・ボキューズ銀座』で彼女と過ごす楽しい夜は続きます。