先日の事、お買い物に向かっていると、舗道脇の緑地帯に大きなキノコたちを発見。
三日前にここを通った時には、こんな目立つキノコは無かったはず。
このキノコの塊は、私の握りこぶしよりも遥かに大きい。
それがわずか三日間で成長したということか、と驚く。
今年は松茸は不作だが、他のキノコの成長は良いようだ。
以前、別荘を建てたときに切り開いた森のクヌギを榾木(ほだぎ)にして残った森の中に並べ、椎茸菌を植えたことを思い出した。
今夜はイタリア、ピエモンテ州のバローロを抜栓。
E.ソリア、バローロ、2011年。
バローロと言えば、イタリアを代表する高級な赤。
それが手頃な価格で販売されていたので、家飲み用に3本購入した内の3本目。
輸入業者が、昨年3月に倒産した食品輸入業者の日食となっているので、倒産後の在庫整理だったので安かったのではと思う。
エチケットにはE.ソリアと書かれており、EとSのイニシャルがエチケットのデザインとなっている。
調べてみると、カーサ・ヴィニコーラ・モランドが造り手のようで、モランドと言えばピエモンテのバルベーラやドルチェットのコスパ・ワインで有名。
カーサ・ヴィニコーラ・モランドが造ったバローロをE.ソリアが販売しているようだが、ネックにはDOCGバローロであることの証書がちゃんと貼られているので、問題は無さそうだ。
グラスに注ぐと、ダークチェリー色。
華やかなベリー系の香りが漂う。
口に含むと、プラム、ダークチェリー、ブルーベリー、ラズベリー、そして炒ったアーモンドやナッツのニュアンスも。
フルボディというほどではないが、熟成感もタンニンも充分。
しばらく時間が経つと、出汁系の旨味も出てきた。
充分に美味しいバローロだ。
オーク樽で24から30ヶ月熟成させているそうだ。
ブルゴーニュ・タイプのグラスを出すのが面倒で、手元にあったボルドー・タイプを使ってしまったことがちょっと心残り。
手頃なバローロを楽しんだ、今夜のお家ワインでした。