外苑前(南青山)の人気のフレンチ、『プレヴナンス』で彼女と過ごす素敵なランチの続き。
ここではワインのペアリングが、3グラス、4グラス、5グラスの3コース設定されている。
でも私達は結構飲むので、ワインリストから選ぶことにする。
白ワインは、オーストラリアのスィ・ヴィントナーズが造る、スィ・ホワイト、マーガレット・リヴァー、2015年を選んだ。
エチケットにはワインの古木の絵。
自然と共生し、今までのワイン造りの概念を覆すような造りに挑戦するワイナリーなのだそうだ。
エチケットの裏には、自然と共生するワイン造りの信条が書かれている。
ぶどう栽培はビオディナミ、野生酵母を用い、清澄・濾過は行わない。
醸造には、コンクリートのエッグタンク、フレンチオークの古樽、開放式ステンレス・タンクの三種類の発酵槽を使っている。
色合いは濃い黄金色で、薄濁りがある。
グレープフルーツ、青リンゴ、パッションフルーツの香りを持ち、ハーブのヒントも。
とても複雑なストラクチャーを持つ素晴らしい辛口だ。
ぶどうはセミヨンとシャルドネで、セミヨンが主体のようだ。
前菜は、蕪のムースと蛍烏賊。
蕪は静井シェフの農園で栽培されたもので、ムースが滑らかで美味い。
蛍烏賊は軽く燻製がかけられている。
二皿目の前菜は、帆立のグリル、ブールブランソース、アスパラ添え。
茹でたアスパラと薄く削いだ生のアスパラの食感較べも面白い。
ソムリエの西塚さんがアスパラの産地を含め丁寧に説明してくれるが、美味しさを楽しむことに専念してしまい、情報は食べ終わる頃には記憶から抜け落ちてしまう。
魚料理は、真鯛。
干し海老の香りが心地良い。
なんと、蕗味噌が添えられている。
季節感があり、鯛の白身に彩りを加えてくれる。
皮が剥かれているのは珍しい。
ミキュイよりももう少ししっかり火入れがされている。
大きな切り身なので、お腹が結構いっぱいになってきた。
二種類目のパンはソースを拭き取るのに使いやすい。
大阪のパン工房から取り寄せているのだそうだ(名前は失念)。
私達のテーブルの横には、墨で描かれた大きな円。
力強い筆使いだ。
まだ料理は続くが、ここで静井弘貴(しずかいひろき)シェフに登場していただこう。
静井シェフ、この日はフレンチ・ラヴな友人のお薦めで初めて訪問しましたが、シェフの素晴らしい感性に触れることができ、本当に楽しませていただきました。
次回も楽しみにしています。
外苑前のフレンチ、『プレヴナンス』で彼女と過ごす素敵なランチは続きます。