彼女と東京ミッドタウン六本木で待ち合わせ。
以前はミッドタウンと言えば事足りたが、日比谷が開業したのでミッドタウン六本木と言わなければ場所を特定できなくなった。
ミッドタウンの地下通路を7番出口に向かう。
通路の左右には、美術作品が展示されている。
3月16日から5月27日まで開催されるストリート・ミュージアムなのだそうだ。
遠藤有奈氏のアーバン・シェイドという作品。
向かった先は、国立新美術館。
久し振りに、六本木の国立新美術館の中にある『ブラッセリー ポール・ボキューズ ミュゼ』を訪問するのだ。
彼女がこのお店に行ったことが無いというので、それなら一緒に行こうということにしたのだ。
正面入り口を入ると、目の前にコーン型のコンクリートの造形。
この上に今夜のお店、『ブラッセリー ポール・ボキューズ ミュゼ』がある。
エレベーターでレストランのあるフロアに上がる。
横から見ると、テーブルが外にこぼれ落ちそうだ。
外から見ると、高所恐怖症の方には不向きなレストランに見えるが、中に入ってしまえば怖さは感じない。
私達のテーブルからは、六本木ヒルズが正面に見える。
”何時ものフレンチ”でお馴染みのナプキンが迎えてくれる。
最初は、スパークリング。
ヴーヴ・アンバルが造る、クレマン・ド・ブルゴーニュ、ブリュット、ロゼ。
何時も飲んでいる、彼女がお気に入りのクレマン。
ストロベリー、ラズベリー、フランボワーズの素敵な香り。
シャンパーニュ方式で造られたこのクレマンは、下手なシャンパーニュよりもよっぽど美味しい。
ぶどうは、ピノ・ノワールとガメイ。
鶏のリエットが届く。
これはバターの代わり。
フランス直輸入のバゲット。
生地が冷凍で届き、ここで焼き上げられている。
フランス産鴨フォアグラのソテー、ポルト酒のソースと栗かぼちゃのピューレ。
このフォアグラのヴォリューム感が嬉しい。
濃厚なフォアグラとさっぱり味のグリーンアスパラガスの組み合わせが心憎い。
パイ生地のサンドイッチの中身は、栗かぼちゃのピューレ。
デセール感覚で食べることができる。
六本木の国立新美術館にある、『ブラッセリー ポール・ボキューズ ミュゼ』で彼女と過ごす素敵な夜は続きます。