神楽坂のニュージーランド料理とワインのお店、『ウルトラ・チョップ』で彼女と過ごす楽しい夜の続き。
エビとアボカドのタルタル。
アボカドもエビもたっぷり入っている。
カリカリに焼いたフルート(またはフィセル)に乗せて食べると美味い。
大海老のグリル。
これは白ワインが進む。
あっと言う間に白ワインのグラスを飲み干したので、ピノ・ノワールをグラスでもらう。
撮影を忘れ、ほとんど飲んでしまった。
チャコールの香り、プルーン、プラム、ダークチェリー、インク、トースト、湿った黒土のニュアンス。
これは上質のピノ・ノワールだ。
最初に飲んだソーヴィニヨン・ブランと同じく、インヴィーヴォのワイン。エイト・ポイント、セントラル・オタゴ、ピノ・ノワール、2014年。
セントラル・オタゴはニュージーランド南島のぶどう生産の南限で、私達が好きなピノ・ノワールの産地だ。
牛筋のピリ辛アヒージョ。
本日のアヒージョが三種類あり、その中からこれを選んだ。
ピリ辛と言ってもワインの味を害するほどではなく、とても美味い。
ここで、持ち込んだワインを抜栓。
これは新宿伊勢丹で開催された”世界を旅するワイン展”で、友人が経営するワイン輸入会社、デプトプランニングで購入したもの。
マシュー・フリッツ、カリフォルニア、カベルネ・ソーヴィニヨン、2014年。
マシュー・フリッツは、マット・ボナンノ氏とフリッツ・スティルミラー氏が共同で経営するソノマに本拠地を置くワイナリー。
高品質のワイン造りで定評がある。
コルクの状態は良い。
ブラックベリーやダークチェリーの香り。
口に含むと、圧倒的な果実の凝縮感に驚かされる。
熟したプラムやカシス、マッシュルームやスパイスのニュアンス。
タンニンも重厚だが、果実味とのバランスが良い。
フレンチオークの樽で16ヶ月熟成。
アルコール度数は14.2%と強め。
これは美味しいので、総店長の竹田さんとスタッフの篭崎さんにもグラスを持ってきてもらい、一緒に味わう。
いよいよメインのラムが届く。
ニュージーランド・ラムの背肉のロースト、フルラック。
肋骨8本分もある。
焼き上がりを見た後、切り分けてもらう。
素晴らしい火入れだ。
ここのラムは、ストレスフリーで安全牧草で育てられた、生後4~6ヶ月の仔羊を使っている。
何本食べても食べ飽きない、素晴らしいラムだ。
デザートは、レアチーズケーキ。
お腹はいっぱいだが、これがなかなか美味い。
「ここのラムは最高ね。今夜も美味しかったわ。ありがとう」と彼女。
「竹田さんに最高のラムをお願いしておいたからね」と私。
竹田総店長と篭崎さんは、4月にニュージーランドでワイナリー巡りと、小山浩平さんのグリーン・ソングスでぶどうの収穫をお手伝いしてこられたばかり。
現地からも写真を送ってもらったが、今夜はテーブルにニュージーランドのワイナリーの写真のフォト・ショウをセットしていただいている。
これはワイナリーでのBBQの肉の写真。
竹田さんと篭崎さんに今夜の礼を述べ、店を出る。
向かった先は、閉店間際の『ドルチェ・ヴィータ』。
急いで店に飛び込むと、冷凍ピッツァのマルゲリータを二枚購入。
パルミジャーノ・レッジャーノとスフォリアテッレも購入。
次に向かったのは、彼女が明日の朝のパンを買いたいというので、『ポール』。
ここのパンは美味い。
特にバゲットは最高だ。
バゲット・シャルマーニュ、クロワッサン・アマンド、アンシェン・ミックスを購入。
買い物袋と、いっぱいになった胃袋を抱え、神楽坂を下る。
彼女と過ごす神楽坂の夜は素敵に更けていきました。